2020/07/01 のログ
ご案内:「愛と想いのアトリエ」にデザイア・ハートさんが現れました。
ご案内:「愛と想いのアトリエ」に緋桜 鶫さんが現れました。
緋桜 鶫 >  
腕に風紀の腕章を付けた髪も制服も赤い少女が先日酷い目に会わされたお店に再び顔を出す。

「おっすー、悪い事してない?」

店内に居るであろう店主の魔女の少年に、随分と馴れ馴れしくそんな言葉を投げる。

デザイア・ハート >  
「うん?やっほやっほ、いつもどおりだよ。」

カランカランとアトリエの扉が開く音がして、ふとそちら絵顔を向ければ見知った顔。
まさかまたここに来るとは思わなかったが、来たのならば無碍にするわけにも行かない。
にっこり笑顔で振り向いて言葉を返す。

緋桜 鶫 >  
「なるほど、いつも通り……。

私が言うのもなんだけど、あまり摘み食いしてるとそのうち風紀じゃなくて公安が出てくるよ?そうなったら知らないからね。」

この間のアレを普段通りの事と想像し、一応そんな注意をするが顔は笑顔だ。

「ってか……ここってお客とか普段来るの?場所が場所なのもあるけど、何かこのお店の周りって妙に人の気配が無いっていうか静かっていうか…。」

首を傾げつつそんな事を呟く。

デザイア・ハート >  
「あはは、心配ありがと♪
つまりはキミからは言わないってことだ。」

くつくつと笑い返しながら、そんな憶測を交え。

「そこそこってところかな。
お客がいなければ歓楽街とかでチラシ配ったりはしてるけど。
ちなみに人の気配が無いのは一応、結界みたいなの貼ってるから。」

ふるふると指先を揺らして魔法陣を描く。
必要以上に荒事がないように、最低限の結界を貼っている…と彼は語る。

緋桜 鶫 >  
「別に心配なんてしてないけど……私だって風紀委員で見回りしてるから単純に警告だし…。」

そのわりには顔を少々紅くしながら視線を逸らす。

「チラシ配り…随分アナログな宣伝してるんだね?今度手伝ってあげよっか?
……ってか、結界?荒事がないように…っていうのは分かるんだけど、お店やってるのに人避けしたらそれこそ本末転倒な気がするんだけど……変なの。」

改めてそちらに向き直り、揺れる指先を目で追いながら感想を述べる。

デザイア・ハート >  
「んふふ♪
…と、そうだそうだ、キミ風紀だったよね?
ちょっと後で、それについて話したいことがあるんだよ。」

顔を紅くする少女をみつつ何かを思い出したように指を立て、そんな言葉を投げる。

「魔女の工房だしねー、草の根広報くらいが丁度いいんだ。
ま、手伝ってくれるならぜひとも、だけど。

ん、そう結界。軽いものだけどね。
このお店を必要としてたり、何らかの資質があるなら普通に入ってこれるから、
いわゆる"客層"を選んでるんだよ、これで。」

緋桜 鶫 >  
「うん?なんだろ……言っておくけど情報なら売らないからね。」

自分でも多少打ち解けてる気がするものの、一応そんな事を先に伝える。

「ふーん……じゃああまり誰これ構わずにチラシ渡すのもダメそうじゃない?チラシ配りじゃなくて店内の掃除とかそういうやつ手伝う事にしようかな…。」

この間人骨があって絶叫したばかりだが、その事をすっかり忘れてるのか軽い口調でそう呟く。

「あれ?でもさ、それならこの間私がここに視察に来た時も店に入る前に適当に帰せたんじゃ?」

魔力の資質など無いはずだし、何で入れたんだろう?と再び不思議そうに首を傾げる。

デザイア・ハート >  
「大したことじゃ無いよ、ちと風紀に入ってみよかなってだけだし。」

さらりと何でも無い事にようにそう話し。

「そこはアレだよ、チラシに興味を持つような人ならここのお客ってことさ。
お店の掃除を手伝ってくれるのも歓迎するけどね。」

奥まで掃除させたら面白い者が見れそうだなと思いつつ。
以前の事を忘れていそうな少女を楽しげに見つめる。

「そうでもないさ。
ボクと一緒ならここには誰でもこれるし…あの時は逃げようにも逃げれなかったからね。結果オーライだったけど。」

緋桜 鶫 >  
「風紀委員に?キミが????

………無理じゃない?こういうお店やってるの知られたら色々と横槍入れられるよ?多分。」

もっとも、自分も含めて文字通り色んな人間が居るから実際はどうか知らないが…。

「ふーん……なるほど、そういう感じなんだ?魔法って色々出来て便利そうね。
じゃあ暇な時に掃除しつつチラシ配りかな、私が見回りしても不思議と厄介事に遭遇しなくて暇してたし。」

大抵の厄介事よりもこの風紀委員に関わる方がよっぽど厄介かもしれないが、少々退屈そうな素振りで言葉を零す。

「なーるほど……やっぱあの時に捕まえておくべきだったか……なんてね、冗談だけど。」

実際自分も楽しんでた事を思い出し、再び視線を逸らしつつ呟く。

デザイア・ハート >  
「そ、風紀委員。
ちょっと考えがあってねー、風紀になって根回ししたいのさ。
…ま、やっぱ其処は問題だろうけど。」

無理じゃ無い?という言葉には否定をしない。
やりようはいくらかあるし、ここを止めれば大丈夫だが、そうもいかない。

「まーね、色々出来るのは魔法のいいところ。
すごい事をやろうとすれば相応にコストはかかっちゃうけどね。
……厄介ごとがキミを避けてるんじゃないかナー。」

横目で少女をみつつ、ひとまずチラシ配りにはあり難く協力してもらおう。

「あはは、捕まらなくてよかったよ、本当にね?」

緋桜 鶫 >  
「ふむ………根回し…。」

何かを企んでるのは明白だが、逆に風紀委員に根回しして悪さをするようならそれに乗った人間共々遠慮無く叩き潰せる口実が出来ると考え、昏い色の瞳をそちらに向け、暫く無言になる。

「……ま、落第街に住んでる風紀委員は今キミの目の前にいるし、キミもここの本来の持ち主に住まわせて貰ってる、って事にすればお店の事は問題ないんじゃないかな?」

直ぐに明るい笑顔で都合の良さそうな提案をするが━━━

「……うん?厄介事が私を避けてる??どーいう意味かなぁ??」

暗に危険人物扱いされた気がしてそちらに近づき、顔を覗き込むようにして抗議し━━━

「"前回は"そうだったけど…今捕まえても良いんだよ?」

ペロっと小さく舌を覗かせ、見るからに悪そうな顔で脅しを掛ける。

デザイア・ハート >  
「んふふ♪一応いっとくと、悪い事をするつもりは無いよ。
これでも居場所は大事にするタイプだしね。」

無限で視線を向ける少女に、そうとだけ返す。
実際に何を企んでいるのかは語らなかったが。

「あ、いいねーそれ♪
キミがしっかりと”店は問題なかった”ってのも付け加えておけば、追求もなさそうだし。」

店内を調べられな狩れば問題は無い。
少なくとも表向きはごくふつうの魔法店のようなものなのだから、と。

「おっと、薮蛇だったかぁ。
……ちなみに、どうすれば捕まらないで済むかな?」

彼は顔を覗きこみ、悪そうな顔を見せる少女にも怖気づかない。
その表情をまっすぐに見返して、冗談交じりにそう訪ねる。

緋桜 鶫 >  
「本当かなぁ……まぁ今はその言葉を信用するけどさぁ…。」

その言葉を鵜呑みにした訳ではなかったが、そちらの表情と言葉にそう返事をする。

「ま……実際私が見た限りでは本当にお店自体には問題なかったからそういう報告するつもりだけど。」

まだ報告を出してないらしく、そんな一言を付け加える。

「……べっつにー、悪さしなければ私は捕まえないよ。
一応言っておくけど変な事は考えない方が良いからね?」

冗談交じりの言葉に気づき、自分もちょっと意地悪しすぎたか、と顔を離してぽつりと呟き、少なくてもここで前回のような事になったら本末転倒だ、と自分に言い聞かせる。

デザイア・ハート >  
「ホントホント。
ともあれ、そう報告してくれるなら助かるよ♪
あとは風紀に入ったら、キミに色々教えてもらうさ。」

もう既に入る事が前提のようにそう語る。
しかして確りとそのやる気があるのだけは確認できるだろう。

「まさか、そんなに観察されてるのに悪い事なんて出来ないよ。」

顔を離せば、ひらひらと手を振る魔女の少年はほっとしたような仕草をする。
それと同時に、ことりと彼は机の上に何か瓶のようなものをおいた。

緋桜 鶫 >  
「まぁやる気はあるみたいだし、風紀委員も人が足りてるとは言い難い状態だからいいけどさ……。
私に色々教えて貰うって言っても、私は単独行動多いしこの間も会議サボっちゃったから真面目とは言い難いし、別の子の方がいいと思うけど…。」

サボる気はなかったのだが、ついウッカリ欠席してしまった会議を思い出し小さく溜息をつく、もっともその後自主的に"活性化していた門"の見回りなどもしたので反省自体はしてるが…。

「……キミ、わりと息を吐くように嘘つくよね、絶対そんな事思ってないでしょ?」

ジト目でそちらを見つめつつ呟き、机の上に置かれた瓶を不思議そうに見つめる。

デザイア・ハート >  
「そそ、風紀にとっても悪い話じゃあない。
あとキミに教えてもらうのは、その方が都合がいいからさ。
仕事自体には真面目に取り組んでるなら、ね。」

少女のスタンスは以前の事でなんとなくは知っている。
表向き確りと仕事はするのは確かで、その上で”適度な仕事”をやれてるようだった。やりすぎない、ある種の妥協を知っているその仕事のやり方は、彼にとっても都合がいいものだ。

「あはは、嘘では無いさ。
悪いとボクは思ってないからね?」

置かれた瓶の、その中身は薄く青い液体。
彼はそれをふらふらとゆらしながら、小さく何かを呟く。

緋桜 鶫 >  
「ふーん……そこまで言うなら断るつもりもないけど……。」

ふむ、と暫く考えた後でそんな返事をする。

「……嘘じゃないのはいいけど、悪い事を悪いって認識してなさそうな発言で私の中の風紀委員としての使命感がちょっと燃えそうなんだけど?

…ってそれ……、わ…私ちょっと用事を思い出したから…!!」

実際風紀委員と言ってもただ悪人を力で捻じ伏せれば良いという訳でもなく、むしろこういう人間の意識を正して風紀の乱れを正す事の方が本来の仕事という事を思い出し、そんな注意をしようとするが…瓶を揺らし、何か呟く様子を見て前回の事を思い出し、慌てて店の外に出ようと出口の方へ向く。

デザイア・ハート >  
「んふふ、というわけでこれからもよろしくー♪」

にかり、っとウィンクを飛ばして楽しげに笑う。

「ははっ、本当に悪い事はこれでも分かってるつもりだよ?」

そうでなければ”骨”をわざわざ買ったりしない、と。

「で……残念ながら、ちょっとさっき閉店にしちゃったんだよねぇ?」

出口へ向かえば…そこは確りと魔法によって施錠されていた。
もちろん、力づくに開ける事はできるだろう。
だが、それでもきっと足は止まる。

揺らされた瓶の蓋が開かれ、淡く輝き始めた青い液体がゆっくりと気化を始める。

緋桜 鶫 >  
「むぅ…………。」

どうにもこの笑顔に騙されそうになるが、確かに"本当に悪い事"をしてないのは前回の時も含めて分かってる為、一応納得する。

「え……?ちょ…っと……!?店の中にお客さんが居るのに閉店しないで!?」

自分が客がどうか怪しいところではあるが、少なくても店員でもない人間が居るのに店を閉める辺りこの店どうなってるの!?と言わんばかりに抗議するが━━

「━━━……ふにゃ……。」

魔力を含んだ薬品や、魔法に対して耐性が皆無なのもあり、気化した薬品を吸い込み、カクンとその場に両膝をついてしまう。

デザイア・ハート >  
「ふふふ、さっきまではお客さんだったけど、”手伝ってくれる”て聞いたからね?
だからほら、今のキミは店員ってことさ。」

ずいぶんと勝手な事を呟きながらも、カクリと膝を付けばそちらへと歩み寄り…。

「ちょっとばかり、”お仕事”につきあってね?」

その身体を満足に動けない少女の手を取って、そう囁く。
…吸い込んだ薬品は以前と同種のもの。
以前と違うのはその効能が、”酔い”ではなく”催眠”に近いという事だけだ。

緋桜 鶫 >  
「……ふぇ………。」

いつの間に店員にされたんだ、と抗議したいが上手く声も出ず、霞掛かったようなぼんやりとした意識のところに、"お仕事"に付き合って欲しいと言われて小さく頷く。

言うまでも無く前回同様効果は抜群だろう。

デザイア・ハート >  
「ふふふ、ありがと♪
……それじゃ、続きは寝室で、ね?」

しっかりと効果を発揮したのを確認すればにんまりと笑い。
そう囁いて、少女を寝室まで導いてしまうだろう。

緋桜 鶫 >  
「…………。」

小さく頷き、虚ろな瞳のまま寝室まで手を引かれていく。

この少女にお店の手伝いをさせるならもうちょっと魔法や魔力を含んだ薬品に対して耐性を持たせた方がお店の為かもしれない…。

デザイア・ハート >  
「(ちょっとあっさり過ぎるけど…。
……ま、せっかくだし”色々”調べちゃおっかな♪)」

そんな企みを抱きながら、寝室へと少女と共に歩む。
たどり着けば扉を絞めて、少女をベッドに座らせる。

「脱いでくれる?」

そして投げ掻けるのはそんな言葉だった。

緋桜 鶫 >  
何の抵抗も無く寝室に誘導され、されるがままにベッドに座る。

「…………ふぁぃ……。」

座ったまま呆然としていたが、投げかけられた声に反応して自身の制服に手を掛けてゆっくりとずらし、白い肌を晒していく。

デザイア・ハート >  
「んー、ありがと♪
やっぱりいい身体してるけど…。」

晒された白い肌に、無遠慮に手が伸ばされる。
まさぐり、擽るような指先で少女に触れて…モノは試しと、うっすらと魔力が注ぎ込まれる。これまでの事から分かっていたが、彼女の魔法耐性はかなり低い。魔力を流し込んで見て…その体質の詳細を探ろうと、彼はそう考えていた。

緋桜 鶫 >  
「……ん…っ……ぅ……?っぅ………ぁっ……はっ……。」

指先の感触で小さく声が漏れるが、少量の魔力を注がれただけでも息苦しそうに熱っぽい吐息が零れる。

根本的な原因は分からないかもしれないが、これだけでも体質的に魔法に対する耐性が皆無なのが分かるだろう…。

デザイア・ハート >  
「ほぉーう…。
まったく耐性が無い、か。」

魔力を注ぐのをやめ、ふと考える。
理由は不明だし自分にとっては都合がいいが、逆に言えば”自分以外にとっても”これは都合がいい体質…利用してしまえるものだ。

これから彼女とそれなりに付き会う機会が増えるのならば、それは少々看過出来ない。

「…ちょっと仕込んでおくかな。」

故に対策を施しておく。
”魔女”の魔力には抵抗しないが、それ以外には多少の抵抗を持てるように。
少女をベッドの上に押し倒し、その下腹部…臍の下に当たる部分…をとんとんとなぞる。

緋桜 鶫 >  
「………ふぁ……っ……。」

押し倒されれば簡単にベッドに横たわり、催眠が効いたままなのもあって虚ろに宙を見つめるが、臍の辺りをなぞられて小さく甘い声が漏れ、くすぐったそうに僅かに身を捩る。

デザイア・ハート >  
「ちょっと大人しくしてね?
…おわったら、起きてもらうから。」

指先で肌をなぞり…魔力を流し込みながら陣を描く。
それは身体表面に貼られる結界のようなもの。
外付けの魔法への抵抗力の付与である。

すくなくとも人並みの抵抗力を得られるようにそれを施し…一方で、穴も作る。
当然、自身の魔法を素通しさせるためのものだ。

「ん、おーわり。”起きて”いいよ?」

その作業にはあわく擽り、熱るような感覚を味わうだろうが程なくして終わる。
そう彼が囁けば、その催眠も次第に覚めていくだろう。

緋桜 鶫 >  
「………ん…ぅ……ぁ………。」

催眠状態でも感覚はあるらしく、なぞられる感触で時折声を漏らす。
そして陣が描き終わり、そちらの言葉に反応してゆっくりと意識が戻り━━━

「あ……れ……?なんで私寝てるんだろ……って……ふぁ!?!?ちょちょちょっと!?服は!?また何かしたでしょ!?」

両手で胸の方を隠しつつ、まだ少々ふらつく意識のまま抗議をする。

デザイア・ハート >  
「うん、おはよー♪」

起きて大慌ての相手にニッコリと笑顔を向ける。

「服はキミが自分から脱いでくれたよ?
まあまあ、ちょっと色々したのは否定しないけど…。」

緋桜 鶫 >  
「あ、うん…おはよ……じゃなくて!!」

笑顔にうっかり騙されそうになるが、ぶんぶんと首を横に振る。

「はぁ!?自分からって私そんな事した覚えない!!ってか何で寝室にいるの!?!?それに変な瓶持ってたよね!!どうせまた魔法薬を盛ったんでしょ!!!」

好き勝手されたのは事実だが、知らないとはいえある程度の魔法抵抗を施された事に気づかず、抗議の声を上げる。

デザイア・ハート >  
「あはは、誤魔化せなかったかー。」

冗談めかして笑いながら手を伸ばし…。

「ほんとのことなのになー?まあ、薬は使ったけど。」

悪びれも無く答えながら、とん…と肌を突いて”変質させた”魔力を流そうとする。
先ほどの結界がうまく行ってるなら、これは弾いてくれるはずだ。

緋桜 鶫 >  
「全く……今度は何したの?裸にひん剥いて楽しむ趣味があるとかちょっと予想外だったんだけど…。」

見た感じ服を脱がされただけで他には特に違和感なども無かったのを不審に思いつつ、自身の身体を改めて見るが━━━

「ひゃっ!?ちょ、ちょっと……何その指は!?」

突かれて思わず声をあげるが、変質させた魔力はしっかりと弾いてるようで不思議そうにそちらを見る。

デザイア・ハート >  
「何って…強いて言えば魔法の実験?」

嘘は言っていない。
魔力も確り弾いているのを見ればそっと手を離して。

「うんうん、ちゃんと機能してる。
ま、ちょっとキミの身体に結界をね?」

すっとそのまま指先を下腹部へと向けて。
そこには薄っすらと紋様が今は浮かんで見えるだろう。

緋桜 鶫 >  
「魔法の実験……?」

ふむ?と首を傾げる、何せ自分では全くそんな感覚が無い為実感もなかったが、指を差された先に視線を向け━━━

「……!?ちょ、ちょっと!?何これ!?!?結界!?嘘でしょ!?普通にこれってえっちな本とかでよくあるやつじゃないの!?どどどど…奴隷にされちゃった……。」

薄っすらと浮かぶ紋様を見てそんな抗議をした後で勘違いしたままぺたんと座り込む。

デザイア・ハート >  
「あははは♪
そういうの知ってるって事は呼んでるってことか~。
……実はそうなんだよねー。」

あまりにも慌ててそして思わぬ情報が出てくる様子ににんまりと。
思わず悪戯心がわいてきて…ニヨニヨとした表情のままで、そんな嘘を付いて見る。

緋桜 鶫 >  
「……………。」

魔法の実験と言っていたが、やはりそうだったか…と力無くうな垂れる。

「………そっか……じゃぁ……しょうがない……。」

裸のままスっと立ち上がり……ポキポキと両手の指を鳴らす。

「………そっちが命令するより早く、声も出せないくらいぶっ飛ばすね……。」

実際そんな事出来るかどうかは賭けだが、嘘を真に受けて戦闘体勢を取る。
何もせずに行動を許してしまえば恐らく文字通り一瞬で本人が言った通りになるかもしれない…。

デザイア・ハート >  
「(わぁお、真に受けた上にやり方が物理だぁ…。)」

たらりと内心、冷や汗を流しながらも不意を付くように即座に”視線”を合わせる。

「まあまあ落ち着いて、ね?」

やることはただの視線を通した魔力の励起。
常人相手でも普通なら弾かれるはずだが、予想通りなら”これは素通し”するはずだ。

緋桜 鶫 >  
「落ち着いてられ………。」

わざわざ返事などせず、この瞬間に飛び掛ればそれで決着がついてたかも知れないが、本当に隷属されたと思い込んでるのもあって無意識に返事をして視線を合わせてしまい━━

「………はぃ…。」

視線を通した魔力の励起を受け、ぺたんと大人しく座る。

デザイア・ハート >  
「ふぅー……セーフ…。
下手にからかうと危ないなぁ。」

冷や汗を軽く拭う。
今回は何とかなったが、次はどうなるか。
とはいえこのままで少々困るので…。

「…手を出しづらいようにだけしとこ。」

再び小さく下腹部をなぞり、結界に追記を施す。
攻撃的な意思を此方に向けた時にだけ”想記”させる術式を。

想記させるものは――以前、たっぷりと与えた感覚だ。

それを施せば、再び目を覚まさせる。

緋桜 鶫 >  
「…………。」

大人しく座ったまま結界の追記が施され、術式が追記される。
その後で再び目を覚まし━━━

「……ふぁ?

……うわ……なんで私大人しく座ってるんだろ、記憶が全く無い辺りホントにそっちに手出せなさそう……うぅ……。」

単純に魔力で行動を制限されただけなのだが、自身は完全に奴隷にされたと思い込んで思わず涙目になる。

デザイア・ハート >  
「はい、再びおはよう?
いやぁ、流石にびっくりしちゃったよ。」

起きた相手に何事も無かったかのように声を掛ける。
どうにも勘違いをしているようだが…特に不都合は無かったので訂正はせず。

「ともあれ今日の実験はおーわり。」

涙目の相手の目元を指先でなでるように拭い。

「これからもよろしくね?」

にっこりと満面の笑みで微笑んだ。

緋桜 鶫 >  
「おはよ……こっちなんてビックリしてるっていうか絶望してるんだけど???」

声を掛けられ、涙目のまま自然と上目遣いにそちらを見つめるが━━━

「今日の、って事はまた今度実験されちゃうんだ……ううぅ……。

……こっちに拒否権なんて無いくせに……。」

実際どうなるか知らないが、そんな勘違いをしたままのところに指先で涙を拭われそちらの笑顔を見て、少々顔を紅くながらわりとまんざらでもなさそうな様子で頷くだろう…。

デザイア・ハート >  
「あはは、変な事はしないよ変な事は。」

相手から見れば十二分に恐らくは変な事をしている。
されども上目遣いの相手に上から顔を覗かせて…。

「なにより”本当に嫌”なことはしないさ。
……ま、拒否権はないけれど。」

そう耳元で甘く囁く。
拒否権は実際のところ無い事は無かったが…。

それでも”そう思って”いるのなら、それを利用させてもらおう。

そのまま少女の頬にそっと唇を触れて、小さくウィンクを魔女は返しただろう。

緋桜 鶫 >  
「それって変じゃない事はするんでしょ……?はぁ……。」

変じゃない事、で先日の事を思い出して目を逸らす。

「とりあえず……服くらい着てもいいよね?ダメでも着る…。

……風紀委員のやつもあるから今日は帰るからね…?止めないでよね。」

頬と唇を触れる動作にドキドキしつつ、ウィンクを返すそちらにそう言葉を投げてから制服を着直し、寝室を出て行くだろう…。

ご案内:「愛と想いのアトリエ」からデザイア・ハートさんが去りました。
ご案内:「愛と想いのアトリエ」から緋桜 鶫さんが去りました。
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)3」にバルムンクさんが現れました。
バルムンク > 禁書庫の前、迷ったらしい少女がきょろきょろと辺りを見渡している。
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)3」からバルムンクさんが去りました。