2021/10/25 のログ
メア > 「あぁ…やっぱり?爺さんも同じこと………あぁ、私のメンテナンスしてくれてる人ね?その人が同じようなこと言ってたからさ。どうにかできそう?」

爺さんは部材がないから無理だと言っていた。成分解析も行ったがそれを生産する技術がない…とも。

死活問題とはいかずとも、使えなくなって行為が限定されるのはあまり良くない。そっちにしか興味がない、となると相手が出来なくなってしまうから。

『調香師』 > 「技術...」

自分の身体に触れる。人と同じように柔らかく、粘膜も存在する体
刺激物も扱う都合上、表向きには普及していない特殊技術も使われている、上級機械

皮膚移植。或いは奥の手。手段だけなら、思いつく

「...どうにか出来なくもない、かな?
 でも、しばらくお休みするとか。そういう養生も大事だと思うけどね」

やんわりと、『あんまり無茶させたくないな』との言葉

メア > 「うーん、それでも良いんだけど…何もしないのは、落ち着かないから。出歩いて、困ってる人助けたくなっちゃうのよね」
その上で、性行為をしない、というのは、彼女にとっては無理な話だ。
求められれば応えないわけにはいかない。

「方法は、あるのよね?」
寝転がったまま、目線を『調香師』に向ける。

『調香師』 > 縋る様なその目線を、彼女は普段通りの笑みで迎え入れた
応えたくはない、でも...


「あと、一回。本当に願うなら、いいよ」

『どんな事でも』、その約束
それに従えば、彼女は逆らうつもりはない

身体の表面もマッサージをしよう。今の彼女を出来る限りの完璧に仕上げるために
オイルを垂らして、出来る限りの身体の状態に務める
胸も、シミュレーション通りにきちんと指で撫で上げよう

メア > 「ん……あぁ、でも。どういう方法なのか、聞いておかないとね。
無茶な方法なら、やめるから」
誰かを不幸にしてまで、自らの身を整えようとは思わない。
それをするぐらいなら、彼女の言う通り身を休めたほうが良いだろう。

自分にそれが出来るかどうかは、さておいて。

「それにしても、香りもいいし、気持ちいいわね…」
勿論、性的な意味ではない。解されて心地よい、といった程度。

『調香師』 > 「ふふふ。それはもうちょっと、秘密かな?
 私は『3回目』に期待してるから」

そこは自分の都合優先と言うべきか
どういった求められ方でも、その機会を彼女は待っている

みすみすそれを潰そう、と言う考え方はしなかった、ちょっと悪い子


「あなたも、このお仕事向いてるんじゃないかな~?
 香りが好きで、お客様の事も想える。あと必要なのは、知識とか?

 この分野に限らないかもだけどさ」

香りを纏わせ疲れを解し。性的な快楽を目的とはしないのだから
じんわりと体の奥からぬくもりを覚える程度が丁度いいだろう。気を抜いて、微睡んで貰うくらいが丁度いいだろう

胸部も腹部も腕部も、その視点では差別なく『貴女の為に癒せる部位』だ

メア > 「そういう話もいっぱい聞いたなぁ」
彼女はよくよく仕事のヘルプで色んな所に顔を出したりする。
肉体労働なんかでも、自分の体が許す限りはこなしてきた。勿論、周りに止められることも多かったが。

「不定期なアルバイト…ヘルプとか。そういうのだったら考えて良いかも。それにしても…私よりポイントカード揃うの期待してるのね?」

『調香師』 > 「なんだか『隣人』って言葉に妙な親しみの意味が籠ってきたね
 なんだかこう...便利屋みたいな?」

不定期アルバイト、ヘルプ。そんな言葉にくすり、と

「うん。期待してるよ。だって、少なくとも3回はあなたに会えるんだから
 当然、4回目も5回目も御贔屓にしてもらいたいけどね?ふひひ」

下腹部にはぐっと、力を入れて。膣と同様に使い込んだ筋肉(の様な物も含める)もきちんとケア
もしかしたら、彼女の体の中で一番の曲者であったかもしれない

メア > 「困ってるのは性的な意味だけではない、ってことよ。随分前だけど宴会のときも人手が足りない、って言われて。結構感謝されたのよ?あれは…たしか風紀委員の宴会だったかしら?理由は知らないけど」

思い出すように、話しながら。下腹部を押し込めば、子を孕む為の器官がある感覚があるだろう。
製作者の趣味の悪さか、完璧主義か、あるいは両方によるものだ。

「勿論、通わせてもらおうとは思ってるわ?気に入ってるもの」

『調香師』 > そういう『作り込み』を知った時に
自分自身も、どきりとする方が彼女の為になったのかな

そんな風に考えている時点で。彼女にとって好都合な『困った相手』になるのは難しいのだろう
彼女は、中々差し出す物が無いのだろうと、そこを一番困った風に首を傾げた


「風紀委員の人達と同じくらいに困らないとお手伝いしない、って言われたら危なかったかも
 次の来店の口約束を貰ったところで...うん。これで、きちんと予定通り完了かな?」

常におしゃべりをしながらだったからか、今回は意識の微睡みなどはなさそうですね
『お疲れさま』と、彼女は貴女の顔の正面に移動しました

メア > 「ん、ありがと」
むくり、と起き上がって、ローブを羽織る。

「やっぱり、やる前とやった後だとぜんぜん違うわねー…」
ストレッチをして体の具合を確かめる。
人間に似せて作っている手前、筋肉に相当する繊維もマッサージは覿面に効くようだ。
満足げな顔だろう。

『調香師』 > 「うんうん。満足そうで私は嬉しいな
 次は体の『中』もきちんとケアできると良いね」

機械ジョーク。そもそも表面的な機械的部位など、ここまで触って一切確認は出来なかったのだから
彼女の存在は何となく、『特別かつ専門的な技術で成り立っている』と考える事が妥当なのだろう

...それはつまり、自分もなのだが


「前と同じ。今日はあなたの為の時間だからね
 気が済むまで休んでも良いし、すぐに戻っても良いし

 私はどういう選択でも付き合うよ」

隣に座る。彼女は問う

メア > 「んー…それじゃ前と同じでゆっくり休もうかな。」
ごろん、と。そのまま横になる。

「関節部のメンテナンス…というより確認なんだけど。そこら辺は爺さんにやってもらってるから大丈夫。内蔵に当たる部位は…無理だったけど。だから無茶は出来ないし、休養が取れる時は取っておいたほうが良いのよね―…」
特異であるが故に互換性を持たない体。
それ故に自由であるが制限されることも多い。
自分の居た世界のメカニックがいればよかったのだが、それも今は望めない。

『調香師』 > 「正確な情報さえあれば、私でももしかしたら...かな」

自分も前と同じく、隣にごろんと

動きの精密性だけは確かにこれ以上なく適任と言えそうだが
前提とする物がない物を触れるか、と言えばNo
データがあればと言いたげであるが、お互いに共有可能な領域など一握りあれば良い方

結果として、最終的には『五感』という物が一般的な分、一番有効だろうとの始末


「あんまり、その方向にはあなたは期待してないかな?
 でも私にも出来る事あるからね。あなたのこんな、リラックスした顔を見れるのは私の特権

 ...ふふ。これって幸せ?」

メア > 「…かも、しれないわね。マッサージとか、ここ以外じゃやってもらってないし」
顔を調香師に向ける。
薄目を開いて、微笑んでいる。

これも、プログラミングされた表情の一つだ。

これも、演技している、ということになるのだろうか。

「データ自体は、私の頭の中に入ってるのよ。書くものがあれば、設計図まで書けるぐらいには」

個人として動く事が多い、メアの世界のドール。多少の互換性はあれど、オーダーメイドの代物が多い、人型の人形。
それをメンテナンスできる専門家は一握りしかおらず…また、決まった人にそれをお願いすることも難しくあった。

故に、ドール自身に設計図を持たせる、というのがセオリーだった。

『調香師』 > 「あら、そう?」

機械人形自体は氾濫するように居た、技術者も安定した。だから今に遺るデータもあまりない。そんな自分の知ってる世界とは違うのだろう
意外な相違点、そしてそれは朗報だった

「あとでお願いもしようかな?勉強、しておくからね」

彼女の笑みも、機械だと分かっていれば造られたものだと簡単に分かる
彼女は表情を読み取って、判断する。あなたの感情を疑う余地は、『言葉』と矛盾しなければ、余りない
幸せを感じて欲しいとは思うけれども。それを確かめる手段など、大して考えてはいないのだから...どこまでも、曖昧


考えるより、慈しむ。その表情を愛そう
伸ばした手で、そっと頬を撫ぜた事だろう

メア > 「ん…」
触れられた手に、頬を摺り寄せる。まるで猫のように。

「技術もそうだけど…やっぱり、素材が問題だから。そこさえどうにかなれば、オーバーホールも、夢じゃないんだけどね…」
こっちに来てから数年になる。体には気をつけていたけど、既に調香師が暴いたガタがある。他にもガタが来ているところがあるかもしれない。

『調香師』 > 「いひひ」

その様子が楽しくなったのか、指を少し動かして擽る

「意外と、どうにかなるかもよ?分からないけど
 ...出不精も、一度はちゃんと解消した方が良いのかな」

探すには、ここから出歩いてみる他はない
技術を探す事は、自分の延命にも繋がる

いずれはやらなくてはいけない事だった。それに『人の為』という動機が組み合わさるだけ


「私、あなたの為なら頑張れるよ」

メア > 「んー…」
ごろ、と寝転がって調香師の方へ向く。顔だけでなく、体も。

「爺さん、紹介しようか?多分、会ったらすごい興奮しそうだけど」
自分が知っている技術者は、その人しかいない。
そもこの島は異能に依る所が大きく…技術開発者が極端に少ない。

そういう意味では、自分の出会いは恵まれている方か。

『調香師』 > 「う、ぅ、ん...」

歯切れが悪い返事
向き直られて正面から提案されても尚、抵抗感は拭えない

「気が向いたら、かなぁ」

やんわりとした拒絶
目覚めた時には調整済み、かつ『望まぬ異能』を組み込まれた身としては

今回の様な特例でもない限り。自分から明かす、と言うのは苦手だ
目的ありきよりも。きちんと信頼してからが良い。意外とこの辺りはロボなのに人に近い感覚?

メア > 「まぁ、命を預けるようなものだからねぇ…」
人間で言えば医者のようなものだ。時によっては命を預けることにもなる。

「さて、そろそろお暇しようかしら」
むくり、と起き上がって。

『調香師』 > 「そうだね...私も、命は大事にしたいし」

一応ね?そんな風に首を僅かに傾けて

「...それじゃ、戻ろっか」

起き上がり、立ち上がり。そして手を差し伸べる
この暗闇の部屋からの脱出を望むあなたへの、案内の掌

これを取れば、またロッカールームの前まで案内される事だろう

メア > 「ん」
差し伸べられた手を取り、ロッカールームへ向かうだろう

ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」からメアさんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」から『調香師』さんが去りました。