2022/01/22 のログ
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に『調香師』さんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から『調香師』さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に『調香師』さんが現れました。
『調香師』 > 歓楽街に漂う香りの行先。調合された芳香に休みは無くとも、
そこに居る店主・調香師。メロウには暇な時間が存在する

一日に一度、訪れる程度のお客様。長くても一時間程度か
それ以外の時間は、こうして作業机の前に座って過ごすことになる
注文をこなしたり新たな調合を試してみたり、時に図鑑を読んで
最近は猫を誘って香りの研究をする時間もあるか


今日の彼女はそのどれでもない。ただそこに在る
焦点を何処にも定めず、空を見つめたまま光を返す瞳

『調香師』 > (薫さま。あなたが感じていたのは、多分そう
 私に触れる事を願って。ちょっと満たされたのは、多分そう
 理解できない事。想定されていない事。女の形、『出来ない事』)

「なのにあなたは満たされた?うん。男の人じゃなくって、私にらしい」

待ちわびて満たされて、雄弁に語る『口』の形を目が覚えている
終えた事であり始まりである記憶を、一人の間に時々思い返す

私は貴女のモノではあるけれど、そこの心は自由に泳がせて
だから今、その『不可解さ』を胸に抱く。自らの設計である、『性』の意味


男と女の一つである人とも出会った。その人はその人
交流は経験は例外を生み出す。ここ暫く、特に濃密に

ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に八坂 良彦さんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から八坂 良彦さんが去りました。
『調香師』 > (私が、私も触れてみれば。あなたの満足の端っこでも、
 理解できるのかな。女の人の想いというもの)

前提・設定。そのどちらもなされていない
経験・学習。事を経る、一縷にて手繰る道

膝の上で所在なく添えられていた指先。それが一番『答え』に近い
微睡む様に瞼を薄め、見えずとも最も容易い工程を辿る
スカートの裾を僅かに捲り、潜らせる動きを淡々とこなせば辿り着こう

細かい繊維質を纏った脚を付け根目指して沿う。私は何かを知れるのだろうか、


ちりん、と。鈴を鳴らした音が彼女を現実へと呼び戻す
ぱちりと目覚めて正面を見て。収めるべき相手の顔を探して...誰も居ない

「いらっしゃい...ま、せ?」

今日のお客様は、少し強く吹き抜けた風

『調香師』 > 「ふぅむ」

香りが抜ける隙間があれば、時々風がこの空間をかき回すのは道理
いかがしたものか。私はともかく、お客様に我慢を強いる?


彼女の迷いはここに移ろい、そうして今日は通り過ぎる

ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から『調香師』さんが去りました。