2022/03/01 のログ
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」にメロウさんが現れました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に黛 薫さんが現れました。
■メロウ > 「薫様。『触ってもらう』ってどういう気持ちなのかなって」
ふと浮かんだままの疑問を、彼女は囁きかけた
その言葉に、貴女はどれ程の予想を寄せていたものか
定かではない。ただ、以前から決めていた事
言葉足らずである様で、しかしこれは同じ『お願い』
意図するものも、きっと同じ
■黛 薫 >
「……それ、は」
「あーしが以前した『お願ぃ』と、同じ意図
……って、受け取っても……イィ、のかな」
言葉通りに受け取るなら、その『お願い』は
些細なもの。しかしそれは人前で口に出来ない
『お願い』であり、自分が以前口にしたものと
同じ『お願い』でもある。
黛薫の性格からして、全く予期していなかったなら
狼狽えていただろう。頰を桜色に染め、俯きがちに
考え込むような所作は『人前で言えないお願い』の
解答として思い至ったことがあるから。
それでいて、やっぱりそうだったと得心しないのは
そうかもしれないと思考に上らせることさえ疚しく
感じていたからだろう。
「『あーしが』触るのって……用途外になる、よな。
そーゆー場合でも、あーたは反応とか、出来る?
いぁ、そもそも反応する機能、あんのかな」
■メロウ > 「そうだね、用途外だね。だから全く分からない
反応もあんまり期待できないね。抵抗する気持ちはないけれど」
返答には、貴女の予想通りというべきか
疑問として出した以上、元々思い至っていたのだろう
「『だからこそ』、なんだよね
薫様は女の人。なのに私に『触って欲しい』って
触ったよ、でも理解はしてないよ
どうして私だったのかなって、ずっと考えてた
だから。あなたが私に触った時、思う事はあるのかなって
自分で触ったら何か分かるのか、考えもしたけれど
...そっちの方は、あんまりだった?」
首を傾けるはさて、少女の形と心をしただけの機械
その提案は好奇に近い。『お願い』として、果たして適切かどうか
■黛 薫 >
「……あーしの勝手な想像になっけぉ、あーたが
異性を『楽しませる』想定なら。反応するコト、
感じるコトは……『機能』の中に含まれてると
思ぅ、のよな」
推察の根拠は、彼女自身慰み者の『道具』として
使われた経験があるから。気を失えば頰を張られ、
心を殺せば薬物を打ち込まれた。快楽への反応は
『道具』を使う側が求める『機能』のひとつ。
「んでも、あーしが『触る』のは用途の外で。
それに反応するかってなると、どーなんだろな。
あーしがあーたを所有して使ぅ『主人』として、
或いはあーたに触れたぃって思う使用者として
『感じて欲しぃ』って思ったら……その機能が
ONになったり、すんのかなぁ」
心のままに居てほしいと『お願い』はしたけれど、
自分は彼女の所有者。ならば再度の『お願い』や
『命令』で反応を呼び起こせないか、と。
■メロウ > 「確かに。それが『マスター』の言葉なら
私は感じられるかもしれないけれど、
性交は『出来る事』、順序に従えば反応も『出来る事』
でもそれが、私の言葉と近いかというと...」
指先を近づけたり、遠ざけたり
その内容は、近いようで彼女の『心』からは遠い
「言葉に出来ないから、触れて欲しいなって思ったの
私が感じたいのは、薫様の心だからね
それとも。薫様は私に感じて欲しいって願うなら
いいよ、きっと決められる。あなたの仮説なら、証明も出来る」
■黛 薫 >
「んん……あーたが『分からなぃ』って思ったのは
あーしの『反応』じゃなくて、キモチ?なのかな。
いぁ、言葉に出来ねーって言ってんだもんな。
あーたがそーなのに、あーしがアレコレ考ぇて
捏ね回すのも良くねーか」
小さな齟齬の擦り合わせ。黛薫は理屈や理論から
答えに近付きたがるが、それだけで割り切れない
心があることも知っている。だからこそ、貴女に
『触れてもらいたい』と思ったのだし。
「ん。じゃ、考ぇんのは一旦後回しにしよ。
メロウからのお願ぃ、確かに聞き届けました。
とりゃえず、店頭で出来るよーな行為じゃねーし、
移動……シャワールームとマッサージルームなら
どっちがイィんだろ?」
■メロウ > 「考えるより、感じろという訳だね
見て聞いて、嗅いで触って。私達が知りたい事
場所はマッサージルームかな?
気持ちを寄せる雰囲気というものは、
ベッドがあると良いらしいよ」
余り重要でもなさそうな知識、内容としては実験に近いのだが
『お願い』として満たされるものなら、折角ならばベストな環境を整えたいものなのだ
彼女はあなたの後ろにまわって、車椅子を押す構えを見せようとして、
ふと。一度立ち止まる。貴女の表情を窺う様子
「薫様。このお願いって、本当に大丈夫?」
彼女が『なんでも』とは言わなくなったように、
貴女にも嫌な部分があるのなら、後戻りは出来るんだよとの目線
■黛 薫 >
「あーしらの関係、変わったり変わんなかったり
するけぉ……んひ、そこはやっぱブレねーのな」
首を後ろに倒して、貴女の顔を見上げる。
「イヤじゃないよ。メロウがあーしに『お願ぃ』
してくれて嬉しぃのがたくさんと、ちょっぴり
恥ずかしぃのと……少し、ドキドキしてる。
触れ合ったら伝わったりすんのかな、なんて」
マッサージルームに続く道、メロウの良く知る
暗がりに入ってから、黛薫は視線を前へと戻す。
ベッドの前に到着すれば、キャンドルを灯さずとも
貴女の行動を伺っている気配が感じ取れるだろう。
■メロウ > 「伝えようとしてくれる
...んふふ。そういうのだけ、精いっぱい伝わっちゃうのかも」
この暗闇の中で、ベッドからぽすっと軽い音がする
乗って、見下ろして。そして手を差し伸べて
貴女の登る介助の為。そういえば、身体が不自由になってからマッサージはした事無かったっけ
二回。貴女がここまで運んできてくれた。じゃあこうして乗せてあげるのは初めて?
「んしょ」
彼女が機械とは言え、力が特別勝る訳でもない
或いは人間らしく、声が小さく零れながら
暗闇の中で向かい合っている。確かに、ここまで来るとちょっとドキドキも分かる...のかも?
■黛 薫 >
微かに汗ばむような体温。鼓動は少しだけ早くて、
でも緊張で痛むほどではなく。高揚と定義するには
穏やかで、安穏と定義するには熱が強い。
「あーしがも少し器用に動けるよーになったら、
って言ってたからさ。ちゃんと用意してきてる」
地道に節約したり、身体が不調を来さない程度に
摂取したり。指先を精密に動かせるだけの魔力を
蓄えてきている。細かく説明まではしないけれど、
『お願い』を聞く為、叶える為の姿勢を伝えて。
「……どこから、触ってほしぃ?」
■メロウ > 「最初は...ううん。最初から?
一番感じた場所を、反応があった所を
一番欲しそうにしてた場所を、かな」
布擦れの音。どのような暗闇であっても、
読み取ってくれるならばいいのだけれど
「女性器に当たる箇所。触れて欲しいな
私の指じゃ、なんの意味もなかったからね
ただ触れるだけ、気持ちには届かなかった」
人間でいえば、それは自慰だ。貴女を知りたくて、形だけ真似た事
感覚が伴わずとも、理解を求める仕草にどのような意味を見出すか
彼女自身は、何も思ってはいないけれども
聞き届ける側の想いの受容は如何程か
フリルスカートを手繰り、彼女は脚を広げている
以降の沈黙が、指先を招く合図
■黛 薫 >
「……ん」
短い了承の返事。介助の際に触れた体温の印象より
緊張の強い声。彩る熱は恥じらいと……ほんの少し、
『触れてもらった』あの日に近い熱も。
応じるような衣擦れの音。姿勢を変え、ベッドから
滑り降りて床に膝をつく。貴女と同じ高さにあった
目線は、触れられることを望んだ秘部の側に。
「触るよ」
メロウに心の準備を促すためか、寧ろ黛薫自身が
心を決めるためだったのか。囁くような声がして。
貴女の秘部、女性器を模したそこに唇が触れた。
感触だけを思うなら柔らかく温かく、少し湿った
唇の感触。生まれた香りを祝福するために重ねた
それと同じ感触でしかない。
けれど触れる前の囁きを、ゆっくりと近づいてくる
体温を、柔らかく重なる触覚を全て併せて思うなら。
触れることを待ち遠しく感じる熱、大切な物を扱い
優しくしようとする心、一欠片の恥じらいと期待が
溶け合って、じんわりと染み込むような感覚がある。
『メロウ』という存在を大切に思う主人の気持ち。
『道具』であれ『個人』であれ、大切に慈しむ心は
たったそれだけの所作から貴女へ伝播する。
飾らない言葉で表すなら『愛』と呼ぶのかも。
そんな温かさ、柔らかさが触れて、重なって。
離れ側に、悪戯っぽく舌の先が割れ目をなぞり
優しく舐め上げる感触があった。
■メロウ > そこは黒いタイツ、一枚隔てた向こう側の裂け目
意地悪だった訳ではない。衆前の目に、容易く人肌を晒してはならないと、
その状況も解除できない位に、『女性』との交わりこそがイレギュラーな状況
脱いでいない事を意識し忘れながら、しかしあなたの舌は僅かな抵抗を感じながらも、届く
向こう側も凝らせば見えてしまうくらいに頼りない繊維一枚なのだから
そんな状況を違和感ともせず、店で過ごし、街を歩き、買い物をして、学校を歩いた
貴女だけが知った。彼女に『下着』の意識を持ち合わせては居なかったのだと
「ふぃ......ん」
唇を当てられた時に、漏れる呼吸が1つあった
舐められた時に、すぼまるように肉の動きを見せた花弁があった
触れる距離でなければ知りもしない、小さな変化
「自分でとは、確かに違うね」
そう確信するに足る、十分すぎる変化
彼女の事を知るには、やはり香りが最も顕著となろう
この肉壺の向こう側では、今日『愛』したばかりの香りが満ちていく
■黛 薫 >
「触ったよ」
告げた言葉は事実確認。『お願い』を叶える時間が
終わったことを意味するものではない。ただ貴女に
触れてもらった日をなぞるように。
立ち上がり、ベッドに手をついて姿勢を変える。
産声を上げたばかりの香りとすれ違うかのように
青く透き通った香り、黛薫の纏う香りがメロウを
抱き止めるように取り巻いた。
「お節介かもだけぉ、タイツだけじゃなくて下着も
着けとぃた方がイィと思ぅ。たぶん、タイツよか
そっちのが大事だし」
背に触れる温もり、身体の前に回される手。
抱き止めるような姿勢で黛薫は小さく呟いた。
一度、貴女が馬乗りになった日も薄布の先に
あるべき布地の感触はなかった。
2人しか居ないこの空間でも、女の子の下着の話は
少しだけ声を潜めて。密やかな囁きはメロウの背後、
耳元から。
「続き、するよ」
とく、とくと背中越しに鼓動の音が感じられる。
緊張や羞恥に乱れた音ではなく、穏やかで温かく
少しだけ早い脈動。密着する感触はどこまでも
近くで貴女を感じたいから。柔く抱きしめる腕は
貴女から離れるのを惜しむように。
中指の先が優しくメロウの秘部の上部分に触れる。
感じ方が同じかは分からないけれど、人で言えば
特に敏感な肉の芽がある場所。
とん、とん、赤子をあやすような優しさで触れては
離れてを数度繰り返し。窄まった秘裂を撫で下ろし、
なぞりあげて。入口をほぐすように指先でつついて、
また小さな突起に優しく指を添える。貴女の反応に
気を遣いながら、柔く押し込んで、離れて。