2022/03/03 のログ
メロウ > 「はぁ」

彼女の表情に、ここまで呆れの色が明確であるとは

「洗濯もするよ、色々するよ
 帰れるようにしないとね

 このお店、ここしか人の泊まれる場所ないんだからね」

すたと、ベッドを降りる
当然、至近にいた彼女の方も、
香りを纏う汗等で無事では無いのだが
ほんのちょっと重いだけの衣装、苦とはしまい

「それじゃ、はじめよっか」

ここからの彼女の働きは、『一家に一台』と言うに相応しいものだった
彼女が主人に従える家庭用であるが所以。存分に発揮しようではないか

『働ける』、そんな彼女の姿は普段よりも生き生きしていたとか、なんとか

黛 薫 >  
未だかつてないメロウの呆れ顔を前に
黛薫も流石にいたたまれない表情を見せる。

汚したのは自分だからと手伝いを申し出ようと
したものの……活き活きとしたメロウの表情を
眺めていると、ついずっと見ていたくなって。
気付けば全部任せてしまうことになったのだった。

もっとも意欲だけあっても魔力を殆ど使い切った
彼女が役に立てたかと問われれば疑問が残るが。
さておき黛薫は本来施術用のバスローブを借りて、
マッサージルームで一晩を明かしてから帰宅した。

得られた物はあったけれど行われた行為は自慰の
延長線。翌朝目覚めたとき、募り募った切なさの
お陰で酷い状態に逆戻りしていたベッドを前に、
メロウはどんな顔をしていたか。

さしもの黛薫も正面から顔を見られなかったが、
それはまた別のお話──。

ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」から黛 薫さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』/マッサージルーム」からメロウさんが去りました。