2022/08/25 のログ
■黛 薫 >
挙動は人に近しく、しかし声は物として。
黛薫に想像できる『人らしい絶頂』とは異なって
いたかもしれない。だが快楽に明滅する視界の中、
その視線は絶頂するメロウに釘付けになっていた。
交わりによってメロウがその瞬間を迎えたことに
対する高揚か、刺激とは無関係に自分も気をやって
しまいそうなくらい、ぎゅうっとお腹の奥が強く
疼く感覚があった。
しかし、見惚れてしまったのが運の尽き。
「待っ……」
自重に傾ぐメロウに声は届かず、受け止めようにも
指が絡められた手は塞がっている。度重なる絶頂で
力が抜けきっているから回避することも出来ない。
人外の快楽器官と化した胎の上、しかもその胎と
繋がった紋が刻まれた下腹も挟んで……少女相応の
体重が、ずんと倒れ込んできた。
「か は っ゛♡♡♡」
絶頂の勢いで以ってもなお生地を通り抜けられない、
白く濁り粘ついた特濃の愛が大量に。よりによって
メロウが意識を途切れさせた直後、飲み干せない
タイミングでぐじゅりと音を立てた。
重過ぎる絶頂は容易く黛薫の意識を灼き、彼女の
身体もまた、メロウを追うように絶頂のこわばりが
解けていく。
……身体の弛緩に伴うような、水音。薄く色付いた
その液体はつんと鼻につく匂いを伴ってじんわりと
ベッドの染みを広げていく。床にまで滴るそれは
愛液と混じりあい、組み敷かれた黛薫の背どころか
髪にまで届いて。
黛薫の意識が戻るのと、メロウが再起動するのは
どちらが早かったか。どうあれ自分がぶち撒けた
愛の量と濃度を前に頬を染めて顔を隠す黛薫の姿を
メロウが堪能出来るのは間違いないだろう。
■メロウ > 彼女が再起動を果たした時、まず迫りくるのは『?』であった
首を傾げる動作を、ここまで真に迫った態度で繰り出す事が出来たのは初めてかもしれない
自分が自分でないような、そんな感覚。そして、お腹に溜まった愛の量
そしてベッドの惨状は自分の想定以上...次に見せた動作は全力での張り切り
時々表していよう、彼女は家事が大好きである
自分の衣装はさっさととっぱらって、裸のままで作業を開始したとして、『今』の彼女は気にしない
たぽんと、僅かに膨らんだまませっせと、頭を抱えるマスターをシャワー室に追いやって、
片付け、調香、普段のお店の姿を取り戻そうと奮起していました
「...あ。溜め込んだ分、体内の香りが影響されちゃうね?」
訂正。数日間はこのお部屋も封鎖になってしまうかもしれません
ご案内:「Wings Tickle」から黛 薫さんが去りました。
ご案内:「Wings Tickle」からメロウさんが去りました。