2025/05/05 のログ
ご案内:「【常世島の現在】」に五月の常世島さんが現れました。
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第三報道部「常世島ニュース」

 5月X日正午、第三報道部による「常世島ニュース」の放送――

【5月X日 天気:はれ 転移荒野「門」顕現注意報:発令中。転移荒野の時空に微少の歪みあり。】

「こんにちは。常世島第三報道部「常世島ニュース」の時間です。
 五月に入り気温も上昇して参りました。授業も本格的に開始し、教室棟には毎日多くの学生・教職員が詰めかけています。
 さて、五月といえば異能学会・魔術学会・異世界学会の春季学術大会が行われる時期ですが、今年はこの三学会の合同学術大会が開催されます。
 《大変容》に関するシンポジウムも同時開催されるとのことで、島外からも注目が集まっています。
 現在も学生・教職員による個人発表の受付は続けられていますので、ご興味がある方は三学会に連絡を行い――



 それでは次のコーナーです。
 常世島の霊障・災異・怪異・神祟に関する情報をお伝えする「霊的島防ニュース」をお伝えします。
 このコーナーは《祭祀局》および《風紀委員会》の協力・提供でお送りします――

 ……復古的藝術部《詩女神(ミューズ)の笛》所属の部員の多くが連続で衰弱し、同部部長が行方不明となっている事件についての続報です。
 《祭祀局》/《保健委員会》の妖精学者(フェアリー・ドクター)たちによる調査の結果、妖精の恋人(リャナン・シー)に取り憑かれた可能性が高いことが判明しました。同部活では、連続で部員たちが非常に美しい恋人を持ったと称していたことが聴取の結果わかり……
 部長を除いた部員は全員保護され、《保健委員会》の妖精学者(フェアリー・ドクター)による治療が続けられていますが、予断を許さない状態が続いています。
 行方不明となっている部長については既に遠き世界へと連れ去られた可能性が高いとのことですが、今なお調査が続けられており……。

 この事件は、妖精の恋人(リャナン・シー)の虜となった部員たちが、強い詩的霊感や詩才を得る代わりに妖精の恋人(リャナン・シー)に命を吸われた事件であることが公式に発表されました。
 ……特に文芸・芸術を専攻する学生や、芸術関連部活所属の部員たちに対し、突如自らの前に現れ、恋人となろうとする「最も美しい女性」には注意するようにとの声明が《祭祀局》と《風紀委員会》の連名で発表されました。
 ……突如神憑り的な詩才が芽生えたと思われる者が周囲にいた場合は、《祭祀局》や《風紀委員会》に相談を行って欲しいと……
 また、本事件と関連し、《祭祀局》および《生活委員会》では、「人」として生きることを望む「妖精」の保護を呼びかけており……こういった妖精の特性についてどのように対応するかは委員会内・学会内でも意見が分かれており、《怪異》と判定するか否かという判断は……――


【PL向け】

 常世島ニュースの形を取った「五月の常世島」になります。
 異能学会・魔術学会・異世界学会の三学会合同学術大会・シンポジウムについては、何かしらのイベントとして行うかどうかは現在のところ未定です。
 後半の妖精の恋人(リャナン・シー)事件は、霊的事件の一例として挙げたフレーバー的事件になりますが、言及やこれに絡めた事件などの発生についてはご自由にどうぞ。

 また、世界観に異世界学会の設定を追加いたしました。
https://guest-land.sakura.ne.jp/tokoyo/academy/organization/#%E3%80%8C%E7%95%B0%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%80%8D

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