学園地区の校舎群の一つ。様々な教室や研究室などがこの建物の中に設置されている。
外観としては現代的なビルのようなもの。
※それぞれの教室などの詳しい情景などはある程度自由にしてくださって構いません。
参加者(0):ROM(1)
Time:08:15:19 更新
ご案内:「第一教室棟 食堂」から泳夢さんが去りました。
ご案内:「第一教室棟 食堂」から工藤陽介さんが去りました。
■工藤陽介 > 「ああ、動かなくても別に。」
動かしづらい車椅子を動かす姿に更に申し訳なさそうに眉を垂らすが、
相手がそれを望むならば止めはしない。止められはしない。
空いたスペースに歩を進めて貨幣をいれ適当な食券を手にして。
「ありがとね。それじゃ」
ひらひら、と買った食券ごと手を振りながらその場を後にするのだった。
■泳夢 >
「だから悩んじゃってるんだけどねぇ」
くつくつと、苦笑を返す。
とはいえ、指摘は実にごもっと。
義手を車椅子の肘掛けに移し、軽く指先で車椅子を操作する。
「あはは…後ろからだと、確かにそうかも」
ゆっくりと反時計回りに回転させ、彼とは反対側の側面へと方向転換。
そのままゆっくりと前進させて列を譲る。
「と、そうだった。私は時間かかりそうだし、お先にどうぞ」
■工藤陽介 > 「ないもの強請りしちゃダメだよ。
あるもので満足しないと」
苦笑いを浮かべるのは一瞬。
指の指摘に対しては。
「素敵な手だね。後ろからじゃ義手だとわからなかった」
はんなりと微笑みを浮かべてその手を見るのだったが。
「おっと、そろそろ俺も飯を食べて教室に戻らないと。
決まらないんだったら先に買ってもいいかな?」
申し訳無さそうに軽く手を合掌させた。
■泳夢 >
「売り切れというか未販売というかぁ~」
期間限定で見た覚えはあるんだけど…なんて愚痴りつつも。
「どうせなら、おいしいもの食べたくて……うん? そうだけど…?」
如何にもな球体関節の目立つ義手を指摘されれば、あっけらかんと少女は頷く。
少女にとってはそれは割と当たり前な、普通ではないけれど特別なものという訳でもない事。
当然のように指摘されることでもある為、至って平静な世間話のように答えるのだ。
■工藤陽介 > 「好物が売り切れなのかな?
そりゃ辛いね。」
共感で少しだけ眉を下げ。
「悩みは尽きなくて券売機の前にいたんだ。
俺は腹が膨れれば良いんだけどね。」
指差す先は量と値段も安い定食……ふとその指が止まって。
「その手、もしかして義手なの?」
■泳夢 >
驚きは一瞬で、顔が引いていけば頬の赤味も引いていき、頭も直ぐに冷えて行った。
中々ギザっぽい台詞を言えちゃう人なのかなぁ?と。
狼のマネのような仕草と共に告げられた言葉に、少女はどこか冷静に思案できるくらいには。
「そうだなぁ、やっぱり一番は担々麺なんだけど此処だと無いし。
じゃあ中華が食べたいのか?って感じでもないから、選択肢が多くて」
つらつらと悩みを語りながら、メニューをなぞり。時折、義肢の指を止めたり。
真っ先に出てくるのが担々麺な辺り、言うまでもなく一番の好物はそれなのだろう。
■工藤陽介 > 「おっと、驚かせちゃった。
大丈夫。赤ずきんの狼みたいに食べたりしないから。」
驚く様子に弓月に絞る唇は、狼より幾分か小さく開いて、がおー、と小さく無く。
それからゆっくりと顔を離して券売機に向き直り。
「あらら、お腹が減ってるのに食べたいものが見つからないのは辛いね。
君はどんなものが食べたいの?和食、洋食、中華……なんてバリエーション、この食堂にはないけれど。」
緊張する相手に対して扱く暢気に券売機に並ぶメニューに指馳せる。
■泳夢 >
うんうんと唸ること数分、隣から聞こえてきた声に少女はビクと跳ねる。
間近に寄られて、少女の白磁の肌は少し紅潮し、吐息が漏れた。
「わ、そ、そんな感じかな?」
流石にこんな間近に顔があるとは思わず、ちょっと慌ててしまう。
言葉を躓かせながら、少女はぎこちなく少年へと顔を向けた。
「これが食べたいって感じのが今なくて」
それから数呼吸、息を整え緊張を霧散させるようにして言葉を続けた。
■工藤陽介 > 昼休みも中頃が過ぎて券売機の前に屯する生徒も少なくなってきた頃合い。
遅れて入ってきた少年は空腹を満たさんと券売機の前に並んでいた。
その前に佇む西洋人形じみた車椅子の少女の姿にほぅ、とため息を零して待っていたが
「……」
中々決まらないようだ。機械的にも見えるその指の動かし方に薄く小首を傾げつつ。
「大丈夫?買うものを悩んでいるのかな?」
券売機に肘を預けて悩む少女の顔を気遣わしげに覗き込んだ。
ご案内:「第一教室棟 食堂」に工藤陽介さんが現れました。
■泳夢 >
券売機の前でちょっとレトロな車椅子を止めて、うんうんと唸る少女。
ゴシックロリィタのドレスと白髪の、どこか箱入り娘的な雰囲気を漂わせる容姿。
それと比較すると、券売機を前にしている少女の姿はあまりに庶民派だった。
「担々麺……が、無いのは仕方ないとして、どうしようかな。
みそラーメン…よりはやっぱりとんこつ……」
ブツブツと独り言を呟きながら、作り物の指を右へ左へと動かす。
どこか人形じみた姿の彼女は、けれどその表情は、その挙動は、実に人間的だった。
ご案内:「第一教室棟 食堂」に泳夢さんが現れました。
ご案内:「第一教室棟 教室」から伊都波 凛霞さんが去りました。