2024/06/16 のログ
ご案内:「異能測定場」に久能 やえさんが現れました。
久能 やえ > ――そこまで。

測定を中止する声に動きを止め、一気に空気を吐き出す。
心臓がバクバクと動きを早め、目の前はチカチカと明滅し、背中を丸めて倒れそうな体を支える。

「あ、ありがと~ございました~…」

よろよろと動きながら測定結果を受け取り、皆の邪魔にならないところでゆっくりと座り込んでから

地面に寝そべる。

「はひっ、はひっ、はふ、ひゅ~…!」

久能 やえ > 定期的な異能レベルの試験――ではなく、本人が希望した際に受けられる異能レベル試験。
最近調子が良かったので「お、レベル上がっちゃう?あげちゃう?」と調子にのって受けに来たところにこのザマである。
異能の酷使は、自分にとってなかなかに大変なのだ。

床に転がる真っ白な雑巾になった状態で、ゆっくりと休みを取っている。

久能 やえ > 試験内容
・〇m離れた場所からの召喚
・箱の中の物の召喚
・動的物体の召喚
やらなんやらと試された結果

「……んぃ~ぅ」

ちらりとみた紙には、無慈悲にもレベルの向上はなかった。
まぁ異能が強くなったところで何というわけでもないのだが。

久能 やえ > 床に転がる雑巾はほかの測定者たちを見る。
あれってどういう異能なんだろうとか、わ~きれ~と思える異能とか。
多種多様な異能を見学。

(みんなも異能が強くなりたいとかあるのかなー。
それとも自分がどこまでできるか試したいだけなのかなぁ)

久能 やえ > よいしょ、よいしょと動きながらスマートフォンを置いていた場所まで戻り、監視カメラと接続。
冷蔵庫内に置いてある監視カメラが少し動き、お目当ての物を映し出した後

「ん~……んしょっと」

その映像を元に異能を発動。
自分の元にドーナツを召喚する。

久能 やえ > パムリ、と呼んだドーナツを咥え。
冷蔵庫に常備しているのはもちもちしているドーナツ。
定番かつ飽きがないので休日に何個も買って一週間いつでも食べられるように買いだめをしている。

(炎を出す異能……いいよねー、便利そう。
キャンプの時とかに使えそう。
早く動ける……おうちに帰るときとか楽そ~。
あ、瞬間移動。
もっと楽そ~。事故らなければ)

久能 やえ > んぐんぐ、とドーナツを飲み込む。
カロリー摂取ヨシ!
いつまでも寝傍っているわけにはいかない。
帰りの支度をするため、震える足に鞭を入れてゆっくりと立ち上がる。

(また今度も受けにきましょ。
次はレベル上げられるといいなぁ)

ご案内:「異能測定場」から久能 やえさんが去りました。