2024/06/19 のログ
ご案内:「第一教室棟 屋上」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 > 定期的に薬を打たないといけないというのは厄介な事この上ない、しかも注射という都合上誰かに見られると厄介すぎる。
 そういう訳で時間を見つけてここにやって来た。そして薬の準備。

「にしても……問題は山積みだな」

 思わずため息が漏れる。緩和剤に関しては何とかなる。金銭的には厳しいが難しい訳じゃない。
 だがそれ以外に問題が多すぎる。それ次第では緩和剤が間に合わなくなる可能性が見え始める。
 さらに言えば言わない可能性があるとはいえ風紀に自分が2級学生であると割れている。
 まぁこれに関しては誤魔化しようはいくつかあるが、もし追及されると面倒この上ない。嘘が通用するならともかく、前みたいに直接記憶を探られるならアウトだ。

「緩和剤っつって自決用の毒でも仕込むべきか?」

 いざというときには裏切りの黒の掟に準じる為にそれも必要かもしれないなんて変な事も考える。

照月奏詩 >  
 やはり風紀関連の襲撃事件が多いのが1番の不安材料だ。
 落第街への強制捜査に踏み込まれたら一気に厄介な事になる。正直、愉快犯と判断した現在の大物とされている機械腕の事件より自分達的には厄介な案件だ。
 風紀が踏み込むだけならよくある事。だが襲撃がここまで重なってるタイミングで踏み込まれると戦争になりかねない。
 その上……自分達の偽者らしき存在が現れているらしい。重なるとはこのことだ。

「はぁ、嫌になる」

 とつぶやいてアンプルが手から滑ってコロコロと花壇の下に。

「あーあ」

 流石に無駄には出来ない。しゃがんで奥を見る、手は届かない。
 枝を突っ込んでこっちに転がそうと。

照月奏詩 >  こつんと当たった枝でアンプルが転がってくる。
 それを使用方法の通りに使用し終了。

「色々と考えないとか」

 やる事だらけだ。
 キッチリと処分し痕跡は残さない。学校で注射など、風紀に事情聴取をしてくださいというような物だから。
 そうして彼は学校へと戻る。

ご案内:「第一教室棟 屋上」から照月奏詩さんが去りました。