2024/09/06 のログ
ご案内:「第一教室棟 教室」にリョーガ・パレコルタさんが現れました。
リョーガ・パレコルタ > 『…』

昼間の教室の片隅。
リョーガは席につきながらまた片手でペンを回しながら思案していた。

────自身の”異能”について。
影踏み(シャドウ・ポイント)
影さえ踏んでしまえば異能や魔術に制約を課す事が出来る異特な異能。
その由来は影踏み鬼のそれになぞらえての命名である。

だが未だにそのメカニズムは不明、及び研究中とされていた。
何故”影”を踏むと異能が使えなくなるのか。
何故そんな事が起きるのか。
リョーガ自身も”知らない”。

『…不思議な力だよねい。』

リョーガ・パレコルタ > またこの”異能”が持つその性質上、一部委員会以外には知らされていない。
噂になるとしても”そんな異能がどこかに存在する”ぐらいのものだ。

まあリョーガ自身が聞かれたりすると答える節はあるのだが。

『…異能の研究所の方でまた調べてもらうかねぇ。
検査は面倒なんだけどもよい。』

1人ごちた。

リョーガ・パレコルタ > 『…”影”…か。
もしも、人の心の”影”でも踏めたら良かったかもしれないねい。』

まあそんなことはないんだけどよい、とボヤいてから立ち上がって。

『さーて、行くかねい…場所は…と。』

右手で端末を操作しながら立ち上がり。
教室を後にした。

彼に影を踏まれた捕縛者の1人ははこう語る。

───彼に”影”を踏まれたら、踏み返せば良かった───

と。

ご案内:「第一教室棟 教室」からリョーガ・パレコルタさんが去りました。