2024/09/29 のログ
ご案内:「第一教室棟 教室」にDr.イーリスさんが現れました。
Dr.イーリス > この日は平日。休み時間、教室。
イーリスは、《フェイルド・スチューデント組》若頭のエメラルド田村、その他数名の組員達と話していた。イーリスと田村以外にも男女混ざっているけど、男性率高め。
《フェイルド・スチューデント組》組長という立場もあり、机に座って足を組んでいるイーリスはグループの中心感ある雰囲気。

「先日、『数ある事務所』のお仕事でエルピスさんと迷子の捜索をしていたのです。その迷子の子は違法部活に誘拐されてしまったのですが、助けに行ったエルピスさんの勇姿が可愛らしくて、かっこよくてとても素敵でした」

惚気話をしている。
魔法少女ツイン・メニーになって助けに行ったわけだけど、ツイン・メニーの話は暈している。

エメラルド田村 > 今や、エメラルド田村や元不良達も、エルピスさんの手続きのお陰で正規入学出来てまともに学園に通っていた。

エメラルド田村は椅子を逆向きにして座っていた。

「……恋する乙女になって変わりすぎだろ。彼氏と仲良く楽しんでいるならいいが」

田村は穏やかに笑ってみせる。

組員A「あの姐さんを落とすなんざ、エルピスの兄貴やるっすね。男気あるっすね!」
組員B「それで姐さん、エルピスの兄貴とはどこまで進んでるんっすか?」
組員C「披露宴はド派手にやりやしょう! ダイナマイトで演出するっす!」

今ここにいる組員に、エルピスさんの容姿についてあまり話されていなかった。

Dr.イーリス > 「ダイナマイトで演出って、どんな危険な披露宴ですか……。それはともかく今日の放課後、エルピスさんを《フェイルド・スチューデント組》の詰め所にお招きする事になりましたので、そのつもりでよろしくお願いしますね」

風紀委員会ゴミ処理係《フェイルド・スチューデント組》は元々、不良集団《常世フェイルド・スチューデント》だった。
元は、スラムや落第街にアジトが点在していた不良集団で、いくつものシマとなっている区域を持っていた。
《常世フェイルド・スチューデント》が風紀委員の《フェイルド・スチューデント組》に生まれ変わった事で、元のアジトは《フェイルド・スチューデント組》が管轄する風紀委員の詰め所になっている。
不良集団《常世フェイルド・スチューデント》が治めていたシマも、今や風紀委員の保護区域となり、《フェイルド・スチューデント組》が治安を維持したり、風紀委員の支援を受けていたりする。

学園に通い出して風紀委員になった《フェイルド・スチューデント組》面々は、今や表のアパートなどで暮らしている人も多い。
尤も、勤務などで落第街に赴いていたりはするが。

エメラルド田村 > 「唐突だな……!? だがてめぇの彼氏の面も見たかった事だし、連れてこい。エルピスには、こうして学園に通うための手続きをしてくれた大恩もある」

恩義あるエルピスさんに、まだまともにお礼すら言えていなかった。
そんな不義を働いていたら、仁義が廃るというもの。
人の世を歩んでいくならば、任侠を軽んじてはいけない。不良だろうが、風紀委員だろうがそれは変わらない。

Dr.イーリス > 「連れてこいって……一応、《フェイルド・スチューデント組》組長は私なので、詰め所の責任者は私になるのですが……。あと、面が見たいって物騒ですよ……」

ちょっと呆れ顔で溜息。

やがてチャイムが鳴り、授業が始まる事で《フェイルド・スチューデント組》は散り散りとなった。

ご案内:「第一教室棟 教室」からDr.イーリスさんが去りました。