2024/11/17 のログ
ご案内:「第一教室棟 教室」にDr.イーリスさんが現れました。
Dr.イーリス > 平日、放課後、夕日が照らされた教室。
イーリスは、エルピスさんと下校しようと教室で待っていた。
窓際の席に座り、スマホをいじる。

「今日も『不可思議通りの御伽噺』の物語朗読を聞きましょう」

お伽噺や英雄譚などを朗読するチャンネル『不可思議通りの御伽噺』。
聞いた内容を無意識に記憶させる軽度の精神作用がある朗読なのだが、イーリスはそれに気づかず、『不可思議通りの御伽噺』で流れている物語を変に強く記憶していた。

Dr.イーリス > 「今は、メタラグの二次創作を朗読しているのですね」

イーリスにイヤホンをしている様子はなく、体内コンピューターが『不可思議通りの御伽噺』の朗読を受信していた。
先日、エルピスさんと初めてメタラグを楽しんだ時のことを思い出しつつ、物語を拝聴。

物語が進むと、イーリスから、涙がぽたぽたと流れる。

「そんな……。アンベールが死にました……。うぅ……」

とても感情移入していた。

Dr.イーリス > 「……ひくっ…………」

物語が終わり、ハンカチで涙を拭いていた時、メールを受信してスマホをいじる。
イーリスの体内コンピューターの電脳世界に住まう超自我さんからだった。

超自我さんからのメール >  『系統が収束することよくあることなの。』
 『お人間さん呼び自体は最近ごく一部で流行っているらしいのなの。』
 『でも気になるからメタラグの家庭版とルナティック・グレイスのリマスター版をセットごと取り寄せさせて貰ったの。』
 『メタラグの方が過熱気味だから届くのは12月になるみたいなの。』
 『グレートフィルターを似たような感じで意識してるのは気になるのなの。』

Dr.イーリス > メールの内容は、先日エルピスさんとメタラグで遊んだ時に、イーリスがふと疑問に思ったことについて。
超自我さんにお返事。
イーリスの体内にある電脳世界、そこにいる超自我さんの眼前にレターセットが出現する。

内容は以下の通り。


『超自我さん、ごきげんよう。
 偶然、超自我さんとちょっと似た雰囲気のお声がメタラグに台詞デッキシステムにあったのですね。台詞デッキの幅がとても広いのだと感じます。
 お人間さん、ユニークな呼び方ですけど、一部で流行っていたのでございますか、初耳でございますよ。

 それでも、超自我さんも少し気になるところはあるのですね。
 私も家庭版のメタラグとルナティック・グレイスを取り寄せようと思いますので、今度一緒に遊びましょう』


家庭版のメタラグとルナティック・グレイスが届くのは、12月になるだろうか。

そうして、イーリスは次の『不可思議通りの御伽噺』のお話を聞きつつ、引き続き夕暮れの教室でエルピスさんを待っているのだった。

ご案内:「第一教室棟 教室」からDr.イーリスさんが去りました。