2024/12/12 のログ
ご案内:「第一教室棟 教室」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
とある、学校の日。
その日は、小テスト。
冬休み前の復習のテスト。
ひとりひとり、呼ばれていく。
結果をみて、喜ぶもの。
落胆するもの人、それぞれだ。
ーーその中で。
『いとわー』
名前を呼ばれる。
一際喜んでいる、一人の女生徒。
称賛される。喜びを友人が分かち合う。
自分も少し嬉しくなる。
なんせ、クラスメイトが『満点』をとるなんて。
自分のを、受けとる。
「…………え?」
『気を付けろよー、いとわ。ボケてたのか?』
ーーそんな、はず。
『クラスから、満点は一人だけだった。みんなも、がんばれよー』
ーーそんな、はず。
■伊都波 悠薇 >
なにを言っているか、全く、覚えてない。
そう、これは偶然だ。
偶然だ。
偶然に、決まっているのだ。
ーーそう。
『ほら、いとわ。席に戻れー』
それからは覚えていない。
記憶がハッキリしない。
でもどうやら、ちゃんと家には帰っていたらしい。
そう。
ーー念のため。
これは念のため。そんなはずないけれど。
調べてもらうだけ。きっと。
そんなはず、ないんだから。
休みの日、電話で予約する。
異能の相談。研究の場所。
名刺を貰っていた、その場所に。
■伊都波 悠薇 >
答案用紙。
その点数の場所はーー
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頭が痛くて。
ぎぃという、音と。
言葉にしてはいけない罵倒が。
脳内に過った気が、した。
ご案内:「第一教室棟 教室」から伊都波 悠薇さんが去りました。