学園地区の校舎群の一つ。様々な教室や研究室などがこの建物の中に設置されている。
外観としては現代的なビルのようなもの。
※それぞれの教室などの詳しい情景などはある程度自由にしてくださって構いません。
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Time:08:10:48 更新
ご案内:「第二教室棟 ロビー」から蒼空 奏さんが去りました。
■蒼空 奏 >
──やがてチャイムが鳴って、はっと顔をあげる。
うっかり、本の世界に集中してしまっていた。
「いけない、急がなきゃ…っ」
わたわた、慌てるように本に栞を挟み、バッグへ。
立ち上がって時計を確認すれば、小走りに少女はロビーを去るのだった。
■蒼空 奏 >
最近読み始めた小説。
少年と少女の淡い恋模様を描いたラブロマンス。
読み込んでいると、少し気恥ずかしさを感じたりもするけれど、ついつい引き込まれてしまう。
──異能なんかに目覚めず、普通の人として過ごせていたら、自分にもこういうことがあったのかな。
読み始めた頃は、そんな仄暗い感情がふつりと湧くこともあった。
けれど今は、異能の力なんて此処ではあるのが当たり前で、普通のこと。
そう割り切れるようになっていた。
そう、純粋に空想の物語を楽しめるように──。
そんな、空色の髪と瞳の少女が一人、読書に勤しむ姿はちょっとだけ、絵にもなるというもの。…たぶん。
■蒼空 奏 >
「ええと……次の講義は──」
第ニ教室棟のロビーにて。
大きな壁掛け時計を見上げる、空色の髪の少女。
夏季休暇を終えて、本格的に学科なども始まった頃。
タイムスケジュールを確認すると、次の講義まで少し時間があることが理解って。
どうしようかな。と、とりあえず近くのソファへと腰掛ける。
友達と一緒なら、合間の時間にお茶なりといったことにもなったりするけれど、生憎の一人。
脇においたスクールバッグから手のひらサイズの文庫本を取り出し、栞を挟んだページを開いて視線を落とす。
読書の秋、ともいう季節。
空調の効いたロビー、少しばかり読書に興じて時間を有効に使うのもまた良し、である。
ご案内:「第二教室棟 ロビー」に蒼空 奏さんが現れました。
ご案内:「第二教室棟 教室」から東雲アリスさんが去りました。
ご案内:「第二教室棟 教室」からスノウさんが去りました。
■東雲アリス >
「ガチ」が通じないと言うことは異世界人っぽい感じだな、と今までの情報も含めて判断。
ますます大変そうだ。
「いやぁー、水着とか裸とかは流石ちょっと……」
風紀が乱れる。
あんまり仕事熱心ではない風紀委員である自分ですら見て見ぬふりは出来ない。
流石にちょっとひきつった表情。
「野宿、うんまぁ、そっか。
じゃあうん、とりあえず学生街行こっか。
――っと、その前に連絡先交換しとこ。
困ったことあったらなんでも聞いてくれていいし」
とりあえずチョコは食べても平気そう。
改めて渡しておく。
オモイカネ8をしまう――前に連絡先の交換を提案。
慣れていないのなら頼れる先は多い方が良いだろう。
「じゃ、いこ。
こないだ美味しいラーメン屋さん見付けてさ、奢ってあげるからそこも行こうよ。
冷やしラーメンもあったよ」
などと雑談しながら共に教室を後にしようか。
食事も付き合ってくれたならば、そこで提供されている全種のラーメンを次々と平らげる小さなフードファイターの姿を目撃することになるだろう。
勿論本来の目的の呪術屋さんも忘れずに――
■スノウ > 「ガチ...?ああ、本当って意味ですね?」
ちょっと聞きなれない単語だったが。
「水着とか...服を脱いだりとかした方がいいんでしょうけど...
そんなお札があるんですね...。知らなかった。
氷ばっかり使ってると消費が...そうですね、お願いします。」
お札か...私の方の世界でもあったけど、似たようなものかな。
ここは広いから...先輩に任せた方がいいだろう。
スマートフォンで調べているあたり、これは便利....。
「...聞きなれない単語ばっかりです。
すみません...でも、基本的に何食べても大丈夫だと思います。」
こんなのでも野宿してたので...と続いて喋りながら。
「私この後時間あるので...もしよかったら案内お願いします...。」
地理に全く詳しくない私が一人で行っても迷子になるだろう。
迷惑をかけるだろうけど、先輩にお願いしてみる事にする。
■東雲アリス >
「じゃあ割とガチ目に新入生だ」
割とガチ目に新入生だった。
「夏なー、私は嫌いじゃないけど、暑いの苦手だとホントきついと思う。
周囲冷やしたり温度遮ったりするお札、売ってたりするからそう言うの使うと良いんじゃないかな。
あ、売ってる場所わかる?
教えようか?」
呪術屋とかで売ってる。
こう言うのも本土にはなかったから、最初見た時はびっくりした。
入ったばっかりじゃ地理とかも詳しくないだろうし、オモイカネ8を取り出してマップアプリを立ち上げて。
「えー、とカカオ豆を使った甘いお菓子。
カフェインがダメなんだっけな。
ココアとかコーヒーとか飲んだことある?」
オモイカネ8を高速でたぷたぷしながらうろ覚えの知識で喋る。
ココアやコーヒーが飲めるなら多分大丈夫だと思うけれど。
■スノウ > 「学生になったのも数日前くらいなので...」
やっぱり先輩だ、という認識はあっているようだ。
そうなるとこれからお世話になるかもしれない...。
「冷気纏ったり氷使ってみたりで何とかしてます...。
ただやっぱり...心配ですね...夏が...。」
絶対溶ける...間違いない...。
もう少し練習して周囲凍らせるくらいには...冷やしたい。
「チョコ...?なんでしょうかそれ...。
私キューブ以外の食べ物ほとんど知らなくて...。」
恐らく私が獣耳生えてるから...心配しているのかな?
■東雲アリス >
「あ、そんな長くなかった」
一か月だった。
相手の方が先輩かもって思ったけど自分の方が全然先輩だった。
「そう言う体質だと大変だね。
これからもっと暑くなるけどだいじょぶそ?」
気温四十度とかになるけど。
溶けてなくなっちゃわないかな。
ちょっと心配になる。
「――そう言えばチョコとか大丈夫?
一緒にされると嫌かもだけど、イヌとかネコとかチョコ食べると死ぬって言うし……」
ケモミミをじっと見る。
迂闊に食べない方が良いのかもしれない。
チョコを渡すのは保留することにする。
■スノウ > 「おそらくは...1ヶ月程度はいるとは思います...。」
野宿から...助けてもらうまでは短かったけど。
それからいろんな人に会って、経験もした。
「...はい。暑いの本当に苦手でして。
あ、たべます...この食べ物わかりませんけど...。」
ここまで真逆な体質も珍しいんじゃないか...なんて思った。
良く分からない食べ物ではあるが、頂いてみる事にする。
「よろしくお願いいたします...先輩。」
こちらも笑顔で対応する。
■東雲アリス >
「あぁそうなの?
てことは街自体は割と長い?」
入学より前にもしばらく暮らしていたのだろうか。
だったら自分よりも街に詳しいのだろうか?
「あぁー、そう言うタイプ。
私は単純に寒いのが苦手ってだけだからまだマシかな。
――あ、食べる?」
寒いと身体が動かなくなる、と言っても普通の人と同じレベルだ。
温めればどうとでもなるけど、それはそれでお腹が減るし。
ちょっとお腹空いてきたのでコートの袂からチョコを取り出して口に放り込んだ。
もう一個取り出し、彼女に差し出してみる。
「ん、よろしく。
――おお、二人目の後輩だ」
先輩と呼んでくる人二人目。
思わず変な笑顔になる。
■スノウ > 何だろうこの音楽...?
「一年生です...保護環境から何とか入学出来まして。
そうなんですね...私は驚きの連続で疲れそうです...。」
上級生の方を見た事は無い...私からしたら全員先輩なのだけど。
「なるほど...私はその、こっちの腕の影響で。
基本的に冷却していないと...体調が整わないんです。」
おかげで食欲もそこまでないような気がする。
「風紀委員の方だったんですね、よろしくお願いします...。
えっと、その...アリス先輩...?」
安心したのか、異形の方の手も解いてもう一度一礼する。