2024/06/03 のログ
ご案内:「第二教室棟 屋上」に落花彩晴さんが現れました。
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落花彩晴 > 放課後の補習授業も一段落し、ややズレ落ちた左目の片眼鏡を緩く押し上げて位置を直しながら屋上へ。
蒸し暑い季節になってきたけれど、ここはまだ涼しい風が吹き抜けて勉強疲れのクールダウンには悪くない。

「……留年だけは何とか避けないといけませんね、本当に。」

運動神経にはそこそこ自信があるけれど、学業や委員会業務は芳しくない。
平均ギリギリをキープするのも一苦労…やっぱり私は物覚えが悪いのか、と。
頑張りましょう、と呟くが声には覇気がない。補習授業が結構スパルタだったせいか。

ふらふら~と、覚束ない足取りで手頃なベンチに移動しつつ、倒れこむように腰を下ろした。
女子として少しはしたない気もするけれど、まぁおそらく誰も見てないでしょうし。

落花彩晴 > 倒れこむように座った弾みで、左目に掛けていた片眼鏡がズリ落ちてしまう。
緩慢な動作で眼鏡を押し上げて元の位置に戻しつつ、何か気分転換に楽しい事を考えようと思う、けれど。

「……おかしいですね、これといって楽しみが浮かばないですよ?」

勉強、補習、委員会で雑務、アルバイト、勉強、補習、委員会で雑務…
ちょっと待って、ある意味で充実してますけど青春になってないですよコレ。

「…あぁ、いけないけない頭を切り替えましょう。」

お疲れのせいか独り言も多い気がする。楽しい事が浮かばなくても何か…。

「…あ、そういえば何かカタログみたいなの貰ったような。」

少女が軽く手を振ると、何処からかカタログらしき物が。何処から取り出したのだろう。
改めて、そのカタログを繁々とオッドアイで流し読み程度に読み始めて。

「…『とこコレ!』…ですか。ファッションは興味はまぁありますけど…。」

パラパラとページを捲る。色々な制服やら常世渋谷で見かける流行ファッションなどもある。

ご案内:「第二教室棟 屋上」に桜 緋彩さんが現れました。