2024/08/30 のログ
ご案内:「第二教室棟 保健室」に来島 さいこさんが現れました。
来島 さいこ >  
 保健室の一室。
 黒い髪の幼い教師が、白黒の仮面を片手に持った男子生徒と会話している。

「うんうん。最近ギフトを得て異能を使えるようになったけど、だんだん不安になってきたんだねぇ。
 ギフトってお話は聞いてるよぉ。大丈夫、私に見せてねぇ……そーっとねぇ……。」
 

来島 さいこ >  
 生徒の手首を握る。脈と共に、何かを計るような素振り。
 生徒の視線がある一点()に向いても、気にしない素振り。

「そうだねぇ。外付けの力だけど、半分はキミの素地みたい。
 うん。1日3回必ず異能を使う。それ以上は異能を使わない。
 そうするときっと、馴染んで来ると思うからねぇ……。」

 来島さいこは、異能を調整・修繕する異能を持つと公言してる。
 その技術と知識を以って、異能の不調や不安を訴える生徒のケアを行うのも彼女の仕事だ。
 

来島 さいこ >  
 大人しく頷いた生徒を見て、満足そうに笑う。

「じゃ、これでおしまい。お大事にしてねぇ。」

 生徒が保健室を去ってから、ほっと一息。
 
「予約のあった生徒さんはこれで最後かなぁ。
 後はいつもどおりだから、皆が健康で居られるように待機だねぇ。」
 
 とは言え、夏休み期間の期間。
 部活などで訪れている生徒ぐらいしかいないので、
 実質的には雑務を片付ける時間。
 
 言葉とは裏腹に備品のコンピューターに向き合えば、打鍵を始めた。
 彼女にとって、待機時間は雑務仕事のお時間。
 

ご案内:「第二教室棟 保健室」から来島 さいこさんが去りました。