2024/06/04 のログ
ご案内:「第三教室棟 ロビー」にジャスパーさんが現れました。
■ジャスパー > 「とこ…これ…!?」
配られていた常世学園のイベントチラシを見て
まだ人も多い放課のチャイム直後のロビーで戦慄く馬鹿一人
「それはつまり…!合法的に
『ちょっと恥ずかしいけど他薦されちゃったからがんばってみた』感が出てる子とか
『いつもは隠してるけど実はお洒落好き』だとか!
そういう女子を見れるってこと、か…!?」
「しかも男装女装ありということは…
『かっこいい王子様になってみた』女子なんかも来る…ってこと…だよな…、これは見逃せねえぜ…」
チラシを丁寧に折りたたむ
これは少年にとって宝の地図である
是非当日は最前列で見学しなければならない…!
新たな妄想、想像の種になるに違いない
また、単純にクラスメイトの頑張っている姿を見たいというのもあるが
今はただただ、不気味なことを呟く不審生徒である
ご案内:「第三教室棟 ロビー」にゼアさんが現れました。
■ゼア >
このところ、学園内がなんだか活気づいている。
なんでも、イベントをやるとかなんとか。辺りにちらほらと貼られたポスターを見れば、なんでもファッションショーだなんだ。
(なにはともあれ、皆楽しそうだしいいこといいこと~)
心なしか周囲の空気に当てられて、その少女もご機嫌に廊下をほっつき歩く。
(……お?)
そんな中目についたのは、何やら考え事をしているのかなんなのか、ぶつぶつと何かを呟いている少年の姿。
少女は思う。
――悪戯相手、発見。
こういう無防備な相手をびっくりさせるのが楽しいのです。
そろりそろりと、抜き足差し足忍び足。背後から身をかがめて近寄る。
■ジャスパー > 「ふぅ~、こういうイベントを考えてくれる学園には感謝しかないぜ…
はっ、もしかして…行事を盛り上げるためとかいって風紀委員とかも出たりするのか…?
ということは…」
チラシを折りたたんで、しまった後でも何かを思いついてわなわなしている少年
最近お知り合いになった(?)女子の綺麗な姿を妄想しているようだ
その場から動く気配はなく、周りも放課直後でがやがとしているから
後ろからこっそりこっそり近づいてくる影に気づく様子はない
■ゼア >
それなりに人がいる中、明らかに不審な動きをしているというのに、周囲からは何も言われる様子はない。
そうして少年の背中も、何かに夢中になっているのか動く気配はない。
これってチャンスだね。
そうだねチャンスだね。
とは、いえども。ノープランで近づいたので、なにをしようか。
悩む。悩む。うーんと、えーっと。
よし決めた。
少年の背中からちょっと離れて、小さくなる――今度は身をかがめる、ではなく、文字通り小さくなる。
全長30cmの姿に変身した少女は、そのまま少年の首筋辺りに飛び立って。
「ふーっ」
わっるい顔で耳元めがけて息を吹きかけた。
■ジャスパー > 周りに注意されないのは…
悪戯をしかけようとされている少年もまた奇行を繰り返す存在であるから
ある程度何があってもスルーされるのも原因であるだろう
「いやまて…、流石にそれは失礼か…。というかまだ謝れてないしわひゃあ!?」
妄想の続きを考えていたところ、急に耳に息が吹きかけられた
耳に入った空気に驚き、情けない声を上げて振り向く
またフレンドが悪戯でも仕掛けて来たのかと思ったが、後ろには誰も居ない
「――な、なにぃ…。誰も居ない…!?息を吹きかける異能なんて知らないぞ…!」
それとも透明人間か…!?と
慌てているためか、振り向いただけでは30cmの相手を見つけられず
戦闘ゲームのように妙な構えをしたまま、じぃ、と後ろを見ている
少女からしてみれば明らかに的外れな方向である
「ふっ、そういうことか。俺に悪戯しようなんて後悔させてやるぜ…?
男子だったらこちょこちょの刑、女子だったら…なんだろう。俺とお近づきの刑か」
良くわからないことを言いながら身構えているが、心臓はばくばくしており視野が狭い
位置的に隣にいるであろう相手を見つけられていないのは悪戯を仕掛けた側からすれば笑える状態だろう
未だ周りも(またあいつ変なことやってんな…)くらいのものである
■ゼア >
(わひゃあだってわひゃあ。いい反応するなー)
心の中で大爆笑。表情もにっこにこ。上手く決まると気持ちいいんだよねー。
意外だったのが。
(あれ、まだゼアのこと見つけられてないんだこの人。すぐそばにいるんだけどなー)
何やら仰々しい仕草で後ろを振り向く――が、残念そっちにはいないんだ。っていうか『息を吹きかける異能』って何なの。
このまま続けてもいいんだけど、本気で幽霊とか思われて怖がられても困る。
悪戯は、最終的に笑って済ませられなければいけないのだ。
それと。
(こちょこちょ……楽しそう。お近づきの刑ってのはよくわかんないけど)
つまりそういうわけで、この男の子には自分に気づいてもらわないといけないのだ。
というわけで、少年の頭上に浮いて移動。そして。
「――ばあー」
小人の状態のままひっくり返り、宙づりになるような形で、少年の目と鼻の先に上から顔を出した。
■ジャスパー > どちらかというと間抜け寄りである少年
セクシー本に関する嗅覚は鋭いのだがそれ以外にはちょっと鈍感である
そのため、悪戯はこれ以上ないほどうまくいって…
「…まだ出てこないのか?それとも逃げたのか…?
俺の方は準備できてるぜ
いつでも俺の二百二十五ある格闘術を食らわせうひゃあ!?」
変な構えをしていたところに、いきなり目の前に宙づりの女の子が現れた
それはそれは大層驚き、その場に尻もちをついた
「び、びびったあ…
何、妖精…?え、めっちゃかわいい…。魔法の国から来たのかな?」
浮遊する小さな姿は、パッと見たところで妖精に見えた
異邦人としてそのような種族も居る…とは聞いたことがあるが…と思っているようだ
とりあえず尻もちの姿勢からロビーに胡坐をかき
続いて手を差し出して妖精さん(仮称)の足場にしてみよう
悪戯に対する怒りはあっさり消えて、興味と可愛いという感情がたっぷりの笑顔になっている
■ゼア >
「ふふふふふふふ」
悪戯大成功。こんなに驚くとは思っていなかったので、いい意味で期待を裏切られました。
「面白かったー。いえーい」
身体の向きを元に戻してガッツポーズ。久しぶりに驚いた人の姿を見られてとってもとっても満足した。
まあでもちょっとやりすぎちゃったかなー、と少し反省。自重をするつもりはありませんが。
「はろー。ゼアはゼアだよ。お兄さん、大丈夫? 怪我してなーい?」
座り込んだ少年が手を差し出してきたので、とりあえずその上に着地。
怒ってはいなさそうで一安心。
■ジャスパー > 「いえーい。悪戯は良くするけどされるほうは久しぶりだったからな…
いきなり耳を狙うとはなかなかやるなあ」
正体が分かればビビることはない
片手でガッツポーズを見せて…
妖精さんを手に乗せた胡坐の姿勢からゆっくり立ち上がり、にんまり笑う
「ほうほう、ゼアちゃんって言うんだ。
ああ、大丈夫大丈夫。まーったく問題ないさ
むしろ君みたいな可愛らしい子に悪戯されるなんて逆に嬉しいくらいサ!」
び、っと親指を立てていい笑顔
「おっと、ごめんごめん。俺はジャスパー、ジャスパー・エヴァンズ
二学年のイケメン男子。よろしくぅ!」
自分でイケメンなんていうおどけた姿を見せる
「…そういえば、全然怒っては無いんだけどさ、なんで悪戯されたの?
俺のオーラに惹かれちゃった?」
自信過剰である
■ゼア >
「そっか。うん、よかったー。怪我させちゃうのはいけないから」
互いに笑って一安心。やっぱりこの形に落ち着くのが一番いい。そういう意味でも満足。
「じゃすぱ。ジャスパー。覚えたよ。ゼアはね、一年なんだー。後輩です。困ったことがあったら言ってね。力仕事には自信があるよ」
腰から上を曲げてお辞儀。丁寧とはとても言えないけれども。
「え、悪戯した理由ー? えーっと。なんていうか、すっごい隙だらけだったから。いけるかなって」
だってあまりにも無防備だったもの。遠くからでもわかるくらい。
■ジャスパー > 「軽くでもケガすると気まずくなるもんなあ…
お、一年なんだ。力仕事って…そのサイズ感で?」
お辞儀をしてくれる相手に首を傾げる
もしかしたらこのサイズでかなり力持ちなのだろうかと
勿論相手の能力については知らないため、?マークを頭に浮かべている
「そっかぁ…まあ、男は妄想中無防備になるものさ
そこを狙ったゼアは悪戯得意さんだなぁ」
妄想していたことを明らかにしつつ
再度いえーい、と人差し指の腹を差し出して小さなハイタッチを試みる
■ゼア >
「あー、えっと、流石にそういうお仕事の時はもうちょっとおっきくなるよ」
具体的には8m程に。
「いえーい」
人差し指に、右手でハイタッチ。サイズ感的には人形とハイタッチしているみたいなもので、微笑ましいとみるか痛々しいとみるか。
「ふうん、妄想。考え事してる人ほどびっくりするんだよねー、悪戯すると」
考えが全部吹っ飛んだって怒られたことも何度かある。
「――ってことは、何か考え事? 異能のイメトレ? 授業の話?」
邪なあれこれを思いつくまでには至らない。
そういう知識がないわけではないが、それに対して特別な感情を抱いているというわけでもない。ああそういうこと。人間ってそういうことするよねー、みたいな感じ。
人の形をすれども、思考はちょっとズレているのだ。
■ジャスパー > 「あ、でっかくもなれるんだ。便利だなあ…。っ!」
悪戯するときは小さく
仕事をする時は大きく、か…小さくなればスカートの中とかも…いかん!
ぱちんと頬を叩いた
こんなかわいいゼアの前で明け透けにだらしない顔をする訳に行かない
「い、いやあ、それはまああれだよ。
あの子かわいいな~、とかそっち系の妄想だ
もちろんゼアちゃんもかわいいぜ~」
実際はもう少し過激だったりするのだがそこはぼかして
小さな見た目に庇護欲を刺激されて同じく指の腹でなでなでも試みる
小心者の思春期男子には、実物大女子相手だととてもできないムーブである
「大きくなれるんなら、こういう…。
コンテストとかもゼアちゃんぜんぜんいけそうじゃない?
可愛い格好似合いそうだし…」
ポケットに折りたたんでいたとこコレのチラシを見せてみよう
■ゼア >
「なるほどー。この学校もかわいい子多いからねー。ゼアもかわいー? えへへ、ありがとー」
指の腹で撫でられてご満悦。小さくなって仲良くなるとこういうことが多い。よきかなよきかな。
「あー、最近よく見るチラシ。ファッションだかどうたらこうたらとか言ってるけど、ゼアはあんまり興味ないんだよねー、自分が出るのは」
色々な服で着飾る欲みたいなものもない。ひとまず現状で満足している。
「どっちかって言うと、人が出てるのを見てるほうが楽しいけど~……」
と、そこで手のひらからぴょんと降り立って、少し離れる。
そうして――。
「――うーん、どうだろ。人が着る衣装なら大体着れるとは思うけどー……あんまりおしゃれとかしないからわかんない」
普通の人間サイズに戻って、自分の着ている服を軽く眺める。
彼の前でこの姿を見せるのは地味に初めてだろうか。
■ジャスパー > 「おー、かわいいかわいい~」
どちらかというと小動物に向けるような視線ではある
嫌がられないなら少しの時間なでなでを続けよう
「ふむふむ、そうなんだー…
おっと?」
興味がないなら仕方ないか…と思っていたところで
ぴょんと飛び降りた相手が人間サイズになれば…カッと眼を見開く
もちろん人間サイズの相手を見るのは初めてである
「……ゆるふわ系…!
ほわほわした雰囲気とウェーブヘアーに垂れ眼がベストマッチ…!神が作り給うた造形…!でっかくなったら破壊力が数倍になってる…
今の服装も最高だけど、絶対ホワイトロリータとかも似合う…!
やっぱ嫌じゃないなら、とこコレ出てみないかー?
お祭りみたいなもんだし、いろんな人からかわい~って言ってもらえるぜ」
古今東西、可愛いと言われて喜ばない女子はいないだろう(ジャスパー調べ)
そして、こんな逸材が見るだけなんてもったいない…と再勧誘する
少年なりの評価が飛び出してしまったのはご愛敬だ
再度遠慮されたら、それはそれで諦めるだろう。無理強いのし過ぎは良くない
■ゼア >
「ふふん、どやぁ」
褒め言葉の嵐に気をよくする。
「ゼアはねー、嫌じゃないんだけどねー、おしゃれとかよくわかんないから」
別にどうしても出たくないわけじゃないのだ。知識のなさと興味のなさが強烈なネックになってしまっているだけで。
「でもいろんな人にかわいいって言ってもらえるのはー……」
その場面を想像してみる。かわいい服を着て、周囲からの視線を貰って、かわいいかわいいって言われる……。
「……いいねー」
瞳に輝きが灯る。
「お兄さんは出るの? なんかこうー、帽子とかベストとか似合いそうだけどー」
中身はともかく――自称するだけあって、整った顔立ち。さわやかな雰囲気。
全然アリなのではないか、と思う。
■ジャスパー > 「どや顔可愛いなおい。
ん、…だろ?俺も格好いいって言われるの好きだからさ~
…後…ま、まあ?俺の趣味でいいなら良さそうな衣装選ぶけど?」
若干ドもり、目を逸らしながらそう言ってみる
可愛い衣装を選ぶのは得意だ
伊達にゲームなどで可愛いアバターなんかで鍛錬していない
現実世界に反映できるかはともかく
「俺ぇ?あー、男子だと女装しなきゃだろ?それはちょっとなあ…
常世学園、帽子とベストが似合う男no.1なのはそりゃ認めるけどサ
女装となるとまた勝手が違うだろうし」
一応ミスコンの体であるから男子が出るなら女装する必要がある
おどけながら、それはちょっと回避したい、と話を誤魔化す
若干冷や汗をかいている
■ゼア >
「どやぁー」
どや顔可愛いといわれてさらにどや顔。永久機関かな?
「もしそういうことになったらー……頼んじゃうかも? まだわかんないけどー」
寝て起きたら気分が変わる可能性だって、なくはない。気まぐれなのは自分がよくわかってる。なのであえてはっきりした言い方はしない。
「え、女装しなきゃなの? 初耳」
ポスターをじっと見てみる。『してもいい』とは読み取れど『しなくてはならない』とは読み取れなかった。むむ、ゼアがおバカさんなのか。
まあでも。
「そうなったらそうなったで楽しそうじゃんねー。いいと思うよー」
何が。