2024/06/19 のログ
ご案内:「第三教室棟 廊下」に宇賀野 実さんが現れました。
宇賀野 実 > 『常世学園に入学する。 異能の制御をしないといけなくなって』
『服を送る』
『もうある。この前送ってくれたじゃん
 ねえって
 既読ついてるってことは読んでるじゃん 返事してって
 怖い こういうときだいたいロクなことがない!!!!!
 もしもし!!!!電話でて!!!!RSVP!!!!!!
 もうやだからね!!!送られても着ないから!!!ぜっっっったい!!!!
 38歳男性の精神をこれ以上苛まないでもらえますかね!!!』

普段の3倍ぐらいフリルに彩られた衣服は、
たしかに抜群に着心地がよかった。
素材が、そして仕立てが良いのだろう。

「は~~~~~~~~~~~」
クソデカため息をつきながら廊下を歩く。
入学願書を出すためにおめかしを決め込む必要がどこにあるのか。
入学式じゃないんだぞ。 いや、入学式でもここまで着ないが。

「それにしても広いな…」
廊下を進み、壁にある地図を見ては移動するの繰り返し。
学園に足を踏み入れるのは初めてだった。
なるべくよそ見をしないようにしても、目的地にはたどり着かないのである。

宇賀野 実 > 「この前はお客さんに舐め回されたしな~…。
 お店としてもあんまり格好がつかない…。」
《神饌》…相手の食べたいものを”おいしそうに”見せる力。
その対象は人間にとどまらず、人ならざるものにも作用しうる。
例えば…精や血を糧にする相手にも。
この前のことを思い出してうんうんとうなりながら歩く。
T字路に差し掛かり、壁を見やった。

「じゃあー、左。 なんだかゲームしているみたいで楽しいね。
 方眼用紙でも持ってくるべきだったかな…。」
地図を作りながらダンジョンを攻略するゲームは楽しい。
歩いているうちにだんだんと調子が出てきたのか、足取りは軽くなる。

「ここはまっすぐで……さっきのところを右に曲がったってことは…。
 ああ、あった。 この自販機のところに戻ってこれるわけだ。
 フーム…」
ダークゾーンや回転床、ワープがないだけ攻略はしやすい。
きちんと覚えておけばいいのだから。
それにしても…受付は遠い。