2024/09/11 のログ
伊都波 凛霞 >  
「まぁまぁ、今は魔術医療なんかもあるしね?」

なんて、下らないこともお話しながら。

「といってもSNSで見た、っていうような程度だけど。
 やった♪それじゃそのうちお邪魔するねっ」

クーポン券を受け取ればわぁ、と素直な喜びを口にする。
こういうのもらえるとなんかテンションあがっちゃうよね。

「ふふっ、それはそうかも」

なんだろう、初めて話のに肩ひじまったく張らずに話せる。
元々そういうタイプの自分ではあるけど、今日は特にそう感じる。
きっとそういう空気を作るのが上手い子なんだ。

田中 浩平 >  
「突然、変な声を出してたら魔術医療は受けられないですよ」
「間抜けならぬ魔抜けなんてね」

今のは喋っていると面白くないやつだった。
でも、文字に起こしてSNSに放流しても面白くないやつかも。

「色々やってますからねー、SNSで見たことがあるってのは良い時流に乗れてるのかな」

店内では料理撮影可。
それもイメージ戦略だけではないわけですね。

「今からすごく偏見に満ちたこと言いますけど」
「ドイツ語って常に難しい問題に取り組んでるイメージありません……?」

カルテ書いてたりしてそう。
……レポートで哲学について記述してたりしてそう。

伊都波 凛霞 >  
「あ、もしかして間抜けの間と魔をかけたってこと?」

くすくす、言葉の返しに必ず何か面白いことを混ぜてくる。
最近めずらしいかもしれないなあ、こんな男子生徒。
みんな異能の力と向き合ったり、過酷な運命に翻弄されていたり、生きる為に必死だったり、
大人顔負けの経験をして達観していたり、追われて余裕がない子が多い世界。
久しぶりに普通の子とお話をしている気分になっていた。

「なんだっけ…なんだかってラーメンの大会?みたいなイベントがあったでしょ?
 あれが結構話題になってたんじゃなかったかな……ふふ、俄然楽しみになってきた」

「うーん…Das ist überhaupt nicht der Fall, aber vielleicht ist das das Bild, das Sie haben?(全然そんなことないんだけど、確かにそういうイメージはあるかもね?)

実は文法なんかはそんなに難しくない、そこを覚えてしまえば後はいくつ単語を知っているかだ。
でも確かに、医療まわりの言葉はドイツ語由来が多かったり、病院のカルテもそういうイメージは確かにある。
なんとなく、ネイティブにドイツ語で返してみたけど聞きとってもらえるかな?

田中 浩平 >  
「正解」

ここで察してもらえるのは幸せなことだなぁ!!
地頭の良さを感じざるを得ない。
そういえば、風紀委員で察しが悪い人というのはなかなか見ないかも知れない。

「ラーメンバトルですね、夏に一度やりましたからねー」

あれから、なにかにつけてラーメンバトルを挑まれるけど。
そうそう誇りは賭けるものではない。

「ほわっつはっぷん!?」

カタカナ英語通り越してひらがな発音で返してしまった!!
いやドイツ語だわ。多分。

「すげぇな伊都波さん……そしてネイティブに喋れる人にドイツ語の勝手なイメージで語ったの」
「めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど……」

今のなんって言ったんです?とか聞いていたけど。

「あ、砂糖が甘いことが確定する時間だ」

そう言って辞書やらノートをカバンに詰め込み。

「第二外国語の試験いってきまーす、また!」

そう。中国語は後期、三回テストがあるのだった。

ああ、楽しい時間だった。
そんな余韻に浸りながら教室へ移動していった。

伊都波 凛霞 >  
察しの悪い風紀委員は色々と問題がありそうだ。
まぁ、今目の前にいる少女は肝心な部分で察しが悪いのを見せたばかりだけど。

「そうそれ!結構注目されてたみたいだよ?」

そういうイベントにも呼ばれるんだから、凄いお店。
それを自分と然程年齢の変わらない、むしろ年下にも見えるくらいの男の子が切り盛りしているんだから、この島は凄い。

「あはは、ううん。私もそういうイメージあるなあって思うよ。
 っていうか試験前だった?!復習しておかなくて大丈夫だったのかな…」

あくせくとノートをカバンに詰め込む彼に思わず苦笑い。

「いってらっしゃーい、頑張ってね!」

その背中に向けてエールを送る。振り返ってもらえたら応援のサムズアップも追加だ。

「さて…私も」

スクールバッグとアイスティーのコップを抱えて、椅子を立ち上がり、自分もまた教室棟へ向けて出発するのだった。

ご案内:「第三教室棟 ロビー」から田中 浩平さんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 ロビー」から伊都波 凛霞さんが去りました。