2024/10/01 のログ
アーヴァリティ > 「う、うん。そう、だからボクと重高さんでもね、いいんだよっ」

何故かちょっと必死。

「わかる?重高さんはね、凄くかっこいいんだよ!器用だしご飯はおいしいし、優しくて!
これ(髪飾り)もね、重高さんが作ってくれたんだ!」

大事な大事な髪飾り。
優しく髪留め部分に触れてにっこり。

「エルピスさん?会った事あるよ!
エルピスさんもいい人だよね~わかる~!」

分かる、分かるよ。ボクの秘密を黙っててくれてるもん。
イーリスさんの命も救ってるんだな~。かっこいいね!

Dr.イーリス > 「そうですね。素敵な愛を育んでください。お二人で幸せになってください。アーヴァリティさんと重高さんの恋仲に幸があるよう願っておりますね」

微笑みながら、アーヴァリティさんにこくこく頷いてみせた。
重高さんの事を語るアーヴァリティさんに、イーリスは目を細めながら耳を傾けている。

「分かります。不良さんを追い払って、ねこちゃんになった私を助けてくださった時はとてもかっこよかったですよ。重高さんのお料理はいただいた事がありますね。凄く美味しかったです。重高さんは、髪飾りまで造られるのですね。ふふ、とても素敵なユリの髪飾りです」

アーヴァリティさんがつけている髪飾りを眺めていた。
ユリのバレッタはアーヴァリティさんにとても似合っているように思えた。

「エルピスさんも納涼祭に参加しておりましたからね。いえ、アーヴァリティさんとエルピスさんはそれ以前からのお知り合いなのでしょうか。私もエルピスさんからいただいた物がありますね。私の耳につけているこの白い真珠は、夏に海へと行った時にエルピスさんに拾っていただいたものなのですよ。綺麗でしょう。ひと夏の想い出でごありますね」

イーリスの右耳には白く輝くものがあった。
右耳つけている白い真珠のイヤリングをアーヴァリティさんに見せる。

アーヴァリティ > 「あ、ありがとう…うれしい…」

は、はずかしい…更に加熱しちゃう。湯気が出そう。
こここ、こいなか…あい…
~~~~~!!
そんな目で見ないで!!恥ずかしい!にやける!!

「重高さん器用だよね
本当に何でも作れてすごいし、いろいろ使える。でも麺は啜れないの不思議だよね」

あんなに器用なのに。

「その前に会った事があるんだ。話せないけど、ちょっとしたことがあってね。
お世話になった…のかな?」

秘密を黙っててもらってるだけだけどね。

「わぁ、いいね~素敵な感じ!
思い出か~二人の思い出…いいね~」

2人の思い出をこうやってアクセサリーにしてつけている…うん、とってもいい感じ。
ボクもファラとダンジョン行ったときに拾った指輪とかあるけど、ほっぽったままだな~
また今度一緒に調べてみようかな。

「人を好きになるって…なんていうか…いいよね。
なんか、満たされる感じ。知らない隙間がいつの間にかいっぱいになってて、知らない幸せを感じるっていうか…」

それこそ、胸が痛むぐらいに。ない筈の隙間に幸せが詰まって、幸せな痛みがする。
一回知ったら、もう忘れられない痛み。お腹いっぱいまで食べた時みたいな、幸せ。
ちょっと違うかな?だいぶ違うね

Dr.イーリス > にやけるアーヴァリティさんを見れば、にこっと笑みを浮かべる。
アーヴァリティさんの初々しさが微笑ましくて愛らしくも感じる。
重高さんがとても愛されてると、とても感じてくる。
二人の恋仲がこれからさき、ずっと素敵なものであらんことを。

「とても多彩な方なのでございますね。麺を啜れないのは、なんだか意外でございますね……!? あんまり、麺料理は食べた事がない方なのでしょうか」

麺を啜れない、重高さんの意外な点。

「エルピスさんは、とても優しい方でございますからね」

言えない事のひとつやふたつ、誰にでもあるもの。
きっと、エルピスさんの優しさに触れる事でもあったのだろうとは察しつつ、それ以上言及しなかった。

「この話の流れで申し訳ないです……。エルピスさんから白い真珠をいただいたのはそうなのですが、二人の想い出というよりは家族の想い出になりますね。私も愛しのエルピスさんと暮らしています。エルピスさん以外にもご一緒に暮らしている人が二人おりまして、その内のひとりを加えて三人で海に行っておりました」

夏の想い出は二人きりの想い出というより、家族との想い出だった。
それでも、家族と、エルピスさんとの大切な思い出なのは変わらない。
とても素敵な夏だった。

頬を染めながら、微笑み、頷く。

「はい! 愛を感じて、感じられて、とても幸せいっぱいになります。そうですね……凄く満たされています、胸がときめいてしまいます。アーヴァリティさんとこうして、想い人の事でお喋りするのも、とても楽しいです」

エルピスさんの事を想うと幸せで満たされていく。
こうして、アーヴァリティさんと想い人のお喋りをしているだけでも、なんだかぽかぽかと温かい気持ち。

「アーヴァリティさん、今度ダブルデートなんてしてみませんか?」

笑顔で小首を傾げて、そんな提案をしてみる。

「重高さんやエルピスさんともご相談にはなりますけどね」

アーヴァリティ > 「どうだろう?うどん作ったりはしたから食べないって事は無い筈なんだけどね~
ボクもよく知らないや」

今度聞いてみようかな。
聞いた気もするけど…どうだったっけ?

「うんうん、分かるよっ」

魔物のボクを見ても攻撃してこないぐらいだからね。
ボクみたいな人にも理解がある…とっても優しい。

「そうなんだ!家族かぁ、いいなぁ」

ボクの家族は…ファラがいるか!
親は…いるのかな?知らないや。
でも何となくお母さんには会ってみたいな~。居るかもわからないのに?なんでだろうね。
まあいいや。
イーリスさんが嬉しそうにしてる。ボクもこんな顔してるのかな?

「分かる~…ボク今までそういうの全然無かったから凄い新鮮で、幸せで…びっくりだよ」

こっちに来て色んな感覚に出会ったけど、愛することって凄い幸せ。
ナンバーワン!こうやって恥ずかしがりながらも話してるのも、恥ずかしいけど悪い気なんて全くしない。
不思議だね、人間って。

「だ、ダブルデート?デートって恋人同士でおでかけとかするののこと?
それを一緒に?
…い、いいんじゃないかな…?」

なんだか恥ずかしい。ファラと一緒に居る所を…くっついてるところとか、見せて、イーリスさん達も…ってこと?
そ、それは…恥ずかしいけど…でも、きっと楽しいだろうし、何か新しいのを見つけられそう…
やっぱり恥ずかしい気はするけど、行ってみたい。興味は凄くあるっ!

Dr.イーリス > 「うどんをつくれるという事は、麺料理自体とそれなりに馴染みがあるという事になりますね」

調理できる程ならば、今まで食べてこなかったという事も多分なさそう。
純粋に、麺を啜るのが苦手なのかな。

「アーヴァリティさんは……ご家族の方はその……」

そこで口を噤む。
視線を悲し気に落とした。
アーヴァリティさんは何らかの理由で、肉親と呼べる人はいないのかな……。
イーリスも肉親の顔は知らない。義母は必ず帰ってくると約束してくださったのに、もう十年もこの島に帰ってこない……。

だけど、今のイーリスには『数ある事務所』で一緒に暮らしてくださるみんながいる。
イーリスは顔をあげて笑顔に戻った。

「重高さんは、同棲していらっしゃるのでしたら家族のようなものと言えるでしょうね。それに、いずれ名実共に本当の家族になるかもしれませんからね」

将来、重高さんと籍を入れれば、正式に家族になれる。
それでも、親がいないというのは、とても寂しいもの……。

「そうですね、恋をするって……なんだか新鮮でもありますね。このような気持ちになる事……エルピスさんに出会うまでありませんでした。アーヴァリティさんは重高さんと幸せになって、私はエルピスさんと幸せになります。みんなが幸せになれるのって、とても素敵な事」

頬を赤らめながら、そう口にした。
イーリスがエルピスさんを愛して、そして愛してくださって心が満たされている。それと同じようにして、きっとアーヴァリティさんも重高さんを愛して、そして愛されて幸せに満たされていっているのだろう。
愛しい人と一緒にいられる幸せ。

「そうですね。アーヴァリティさんと重高さん、エルピスさんと私でご一緒にデートするのです。きっと、とても楽しくなります」

頬を染めたまま、にこっと笑った。
エルピスさんを凄く愛してしまう……。冷静に考えたら、エルピスさんに染め上げられて心が壊された乙女になっていく姿をアーヴァリティさんや重高さんに見られるのは恥ずかしい……。
だけど、きっと幸せをいっぱい共有できる時間になると思う。幸せなデートになったらいいな。

イーリスはスマホを取り出した。

「それでは、ダブルデートの事はエルピスさんに伝えておきますね。アーヴァリティさん、連絡先を交換しておきましょうか」

アーヴァリティ > ボクの家族は居るか分からない。
気付いたらダンジョンに居て、侵入者と戦ったり、ダンジョン内を見てたり。
そういう人生?を送ってきたから、本当に全然分かんない。
どうして生まれたのかとか、気になるかと言われれば気になるけど、でも別に何でもいい。
家族は居ない物。だけど、何か母親に会いたいなーってちょっと思う。ただそれだけ。すぐに忘れちゃうぐらいのあわーい気持ち。
だから、ボクの最初の家族は————

「本当の家族?
……!!!!」

結婚したら、ってこと?!
それに気づいてポンって音が鳴った気がするぐらいの沸騰。
結婚なんて、そんな!まだ早いよ!婚約者ではあるけどぉ…!

————ファラになるかもね。

「そそそ、そうだね!
…うん、みんな幸せ、凄い素敵な感じだね」

こんな体温が上がるほどの幸せをみんなが感じられるなら…とても、ハッピーだよね。
誰かを愛して、愛されてって、みんなで出来たらいいよね。
きっとそれだけで世界は回るよ。
なんてね。本当に出来るかな?

「うん、そうだね…今から楽しみになってきちゃった。
連絡先ね、いいよ!でも連絡先ってどうやって交換するんだっけ?」

一緒のお出かけとかはした事あるけど、デートってデートはあんまりないなぁ。しいて言えば明日がそうかも?
ダブルデートなんてもっと初体験!そもそもそんなものがあるなんて今日知ったぐらい。
連絡先交換の為に端末を取り出していじいじするけど、やり方忘れちゃった。

Dr.イーリス > 「私も……エルピスさんと本当の家族になりたいです。お互い、頑張りましょうね」

恥ずかし気に、だが笑顔でそう口にした。
いつか、エルピスさんと入籍したい。
エルピスさんとずっと共に歩んでいきたいから。

アーヴァリティさんと目指す場所、一緒。
イーリスは、アーヴァリティさん達もそうなるよう願いたい。
みんなで幸せがいい。

「少し端末を貸していただけますか? やり方を教えますね」

イーリスはアーヴァリティさんから端末を借りられれば、二つの端末を使って連絡先の交換を行いつつ、アーヴァリティさんに分かりやすく丁寧に解説していた。
やがて連絡先の交換を終えて、アーヴァリティさんに端末をお返しする。

素敵なデートが、今からとても楽しみ。
イーリスはにこっ、と笑った。

そんな時、お昼の休憩の終わりを知らせるチャイムが鳴り響く。

「次の授業の準備をしなければいけませんね。アーヴァリティさん、それではまた。ダブルデート、とても楽しみにしておりますね」

微笑みながら手を振り、トレイを持って立ち上がって、トレイや食器の返却口へと向かっていくのだった。

アーヴァリティ > 「う、うん
頑張ろうっ!」

結婚するために?!確かにしたいけど、したいけど!!!
明言するとまた顔が…とけて形変わったりしてないかな?
…大丈夫そう、うん。

「ありがとう!」

端末の操作とかも覚えないとねー。
操作してもらってるのを見て、少しでも覚えよう。
返ってきた端末を見ると、連絡先が増えてた。
エルピスさんとも今度会ったら交換しよっと。

「もうそんな時間!イーリスさんもまたねー!一緒にデートしようね!」

イーリスさんに手を振ってお別れして、ちょっとだけ残ったカレーの残りを食べちゃう。
カレーは冷めちゃったけど、ボクは暖まった。
…そういえばここ食堂だよね?人、いるよね?
ボク、結構大きな声出してなかったっけ?

「うううううううっ」

カレーを慌てて完食して、急いでトレーを片付けて!
退散!

この後の授業はもう完全に頭に入ってこなかった。
入る訳がないよね。もうファラのことで頭いっぱいだった。
結婚とか、結婚とか…
も~~~~~!

ご案内:「第三教室棟 食堂」からDr.イーリスさんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 食堂」からアーヴァリティさんが去りました。