2024/10/04 のログ
ご案内:「第三教室棟 教室」にエルピス・シズメさんが現れました。
ご案内:「第三教室棟 教室」にアーヴァリティさんが現れました。
■エルピス・シズメ >
授業がおわり、次の授業までしばらくある第三教育棟の教室の一つ。
栗色の髪を揺らしながら、レポート用紙の束とにらめっこする少女のような少年の姿。
「うーん、どう報告しようかな……。」
唸りながら、ペンを奔らせる。
補修と言う訳ではなさそうだが、居残って書きものをしている。
一見すれば、宿題のようなものを進めているようにも見えるかもしれない。
■アーヴァリティ > 「なーにしょっかな~」
次の授業まで一時間ぐらい空いてる時間。
いつも適当なことして時間を潰してるけど、今日はどうしよっかなって徘徊中。
これまでは地球とか日本の文化とか、そういう授業が殆どだったけど、最近は結構いろんな授業をとってみてる。
魔術とか、数学とか。計算は足すのぐらいしか出来なかったんだけど、今は引き算と掛け算ぐらいなら出来るようになってきた。
とりあえず、知ってる人とかいたらおしゃべりできるのになー、って教室をちらちら覗いてたら
「おっ」
いた!
「エルピスさーん!何してるの!」
知ってる人、いた!ラッキー!
授業中でもないみたいだし、入っても大丈夫だよね。
駆け寄って覗き込もうかな。
■エルピス・シズメ >
「あっ、アビ……アーヴァリティ!こんにちは!
今は……自分が使用出来る異能と魔法を纏めて、学園に提出するところ。」
見覚えのある声がすれば手を振って返す。
開きっぱなしノートには、(学生番号と思わしき数字の羅列)に紐づけるような形で、
平仮名と漢字と数字の混ぜ合わさった報告書の下書きのようなものが記載されている。
ノートを見ると、下書きのようなものが書かれている。
紙で書いてから電子媒体に打ち込み直すのだろう。
【異能深度2:想いを継いで】 改訂・成長報告 別紙記載。
〝 学生番号-所定の-130-F【〝まほう〟】自身の感情に紐づいた体質で使用可能な魔法が判明。〝まほう等、〟詳細は別紙記載。
学生番号-所定の-130-F1-2-はじめてのにじいろ ……
学生番号-所定の-130-F1-3-ぶんめいのひかり ……
「アーヴァリティは授業が終わった所?」
■アーヴァリティ > 「こんにちは!」
そういえばアビスって名乗ったのはあの時だけのような気がする。
また名乗る機会はあるのかな?
エルピスさんは、ボクがやってない事をやってるみたい。
「そうなんだ。んー…凄い色々書いてあるね」
正直よく分からないや。
エルピスさんは色々出来るんだなあ。
「うん。次の授業まで時間があるから暇をつぶしてたところー
あ、見てみてもいい?」
もう覗いたけど、まだ内容はあんまり読んでない。
手遅れだけど、見てみてもいいかちゃんと聞かないと。
■エルピス・シズメ >
「ん……元気そうでよかった。
学校も広いし、科目が違ったり忙しいと中々会えないからね。」
眼を細めて嬉しそうに微笑む。
友達が声を掛けてくれたことが素直に嬉しいらしい。
「学園には色んな制度や施設、講義でお世話になっているからね。」
「僕が使える異能やまほうの報告書ぐらいは、まめに上げておきたくて。」
学園に異能や魔術を公開するかどうかは生徒の自由とされている。
戦力や魔術の秘匿性の重要さや、異能は異能はプライバシーと密接に関与することからそうなっている。
と……エルピスは認識している。
同時に、常世学園はそれらへの教育を施している。
ならば、ちゃんと教育や学園生活の過程で得た異能や魔法を報告することが、
学園への恩返しになる。その考えの基出来る限り隠さず報告している。
「うん。僕ので良かったら見ていって。」
アーヴァリティにノートを貸し出す。
その中で、未定義と記されたものがいくつかある。
そのなかのひとつとして、こういうものがある。
【未定義:とくべつないろ】
『イーリスと"補い合って" 回復するちから。
使った後は反動みたいのがある。これは学園には報告しない。
色んな負傷や後遺症を回復出来る。イーリスにすきをいっぱい与えて受け取れる。
使わないのが一番だけど、イーリスとくっついてだいすきを伝え合えられることそのものは、能力じゃなくてもしあわせうれしい。能力とか関係なく、ふつうにくっついてすきを伝えあう増えた気がする。しあわせ。
感情魔力混合炉にも影響する範囲があるけど、恥ずかしいので未報告。』
……完全に報告する気のない要素らしく、主観視点での惚気がいっぱいだ。
言葉の意味も、詳細を知らないと妙な言い回しに映るかもしれない。
■アーヴァリティ > 「分かるー。重高さんとかともあんまり会わないなぁ」
ファラはあんまり学校行ってないイメージもあるけど。
いきなり話かけたけど、嫌そうな感じじゃなくてよかった。
やっぱりエルピスさんは優しいね。
「そ、そうなんだ。
ボクもちゃんと出さないとな~」
ボクは異能的なの隠してるけどね。
だって、バレてないし。正体が人間の敵ってバレたら怖いじゃん。
ボクは敵対するつもりはないけど~。
そのうちバレた時が怖い。そういえば正体を隠せる仮面とかあるんだっけ…今度買おう。
「ありがとう」
ノートを貸してもらって、折り痕がつかないように…教科書に折り痕ついちゃって使いづらいのは経験済み…
その中に未定義ってのがある。何だろうと思ってみてみると…
イーリスさんの事が書いてある。
お、おお…すごい…凄く好きなのが伝わってくる…
この前の話を思い出す。エルピスさんの事、凄く褒めてた…入籍とか、結婚したいとか…
顔が熱いような気がする。
「イーリスさんの事…大好きなんだね」
■エルピス・シズメ >
「教育の基盤や、専攻もバラバラだからね。
委員会の仕事で忙しい人もいるし……意図して合わせないと、なかなか合わないのかも。」
小中高校・大学と言った年齢で区別するものはなく、
カリキュラムや専攻によって必要な教育を施している。
異邦人事情や魔法や異能の分野の広さを考えると、そういうものだと認識できる。
「あくまでこれは僕の考えで、出せる人だけで良いって聞いているよ。
でも、学校で使った分ぐらいは記録されるのかな……。」
小首を傾げる。
その辺りが実際どうなっているのかはエルピスには分からない。
「ぁ……えっと……」
未定義項のことを忘れていた。
恥ずかしさのような照れで、思わず顔が赤くなる。
「うん。イーリスのことはとっても大好き。
ずっと一緒に居たいって思うぐらい……。」
どこかもじもじとしながらも、想いを隠さずに惚気る。
「……アーヴァリティもそう言う人、いる?」
尋ね返したことに大きな理由はない。
強いて言えば、語り続けると止まらなくなりそうな気持ちと照れ隠し。
■アーヴァリティ > 「どうなんだろう?ボクは使ったことないから分かんないや」
今のところ山と転移荒野以外では殆ど使ってない。
あんまり見られるとマズイからね。
開拓村の人達には見られてるけど。
今後も学園とかでは使わないようにしよう。
「そうなんだ…素敵だね!」
エルピスさんの顔が赤い。
お互い好きなのが凄く良く伝わってくるよ。
応援したい…!
「ボクは…しげたかさんがそう…だよ?」
もじもじ。
恥ずかしいなぁ!もう!
この前の温泉でのことを思い出すよ…
■エルピス・シズメ >
「僕はほどほどに使うことが多いかな。
アーヴァリティの異能は……確か……見た限りだと……
たぶん、秘密にしたいよね。」
こくんと頷く。アーヴァリティの異能の一端は垣間見ているけれど、
それを口にしたり自分から掘り下げるつもりはあんまりない。
純粋にすごいな、と思う部分は微かある。
何だかんだで日常やら非日常やらで使用する機会はある。
講義のいくつかでもそうなので、大変のデータは筒抜けだと思う。
……報告しない要素は、さっきみたいにいくつかあるけど。
「そっか……アーヴァリティは、重高さんと、そう言う仲なんだね。」
少々の驚きで間が空いてしまったものの、
すぐに呑み込んで納得した素振りで頷く。
思い返してみれば、流しそうめんのお祭りの時には重高さんとアーヴァリティさんは同棲しているとと聞いていたし、距離の近さもあった気がする。いきさつまではわからないけど、不思議と納得した。
「すきなひととだいすきでいると、しあわせになれるよね。
……アーヴァリティは、重高さんのどんなところがすき?」
■アーヴァリティ > もちろん秘密にしたい。
バレた時が怖い!って激しく頭を縦に振る。
最近ちょっとずつ、この島なら大丈夫かな?って気もしてきたけど。
まだ隠してたい。
「…うん」
今度はちっちゃく頷く。
改めて言われるとね…照れるっていうか…
「えっと…いっぱいあって…
この島に来てすぐの時に助けて貰ったこととか、その後もいろいろ助けてくれたし」
色々思い出す。
色んな人と会って沢山助けて貰ったけど、ファラとの思い出がいっぱいある。
「凄い頼りになるし、なんでもできてかっこいいし、ご飯は美味しいし、大事にしてくれるし…
それに、ボクのこと好きでいてくれるから
いっぱいある…」
言い終わったころにはちょっと心臓がうるさくなってた。
し、しずまれー!
■エルピス・シズメ >
「えへへ……ふたりとも、素敵だね。
すきなひとのことになると、いっぱいあるよね……えへへ。」
その純粋さと内容に共鳴するものがあって、自分自身もうれしくなる。
ぽかぽかする気持ちが湧き出て、嬉しそうに声を弾ませた。
アーヴァリティと重高さんの間に色々あったことと、
その間に強い想いが交わうものがあったことを垣間見れた気がした。
「僕もイーリスのいろんなところがだいすき。
僕が僕であること認めてくれたり、お互いを知り合う色々あったこともあるけど……
たのしそうに発明をするいーりすも、ひたむきに頑張るイーリスも、甘えてくれるイーリスも、
僕が可愛いかっこしてても受け容れてくれるイーリスも、人の情を重んじながらも、
通さなきゃいけない芯はちゃんと通してがんばれるイーリスも、だいすき。
本当は優しく甘くしたい所を、きゅっと頑張って立ちあがって進めるイーリスもだいすき。
無理しないね、って思うことはあるけど、がんばるイーリスもやすむイーリスもだいすき。」
「時々夜通し研究や開発をしちゃうイーリスは無理しないかしんぱいになっちゃうけど、
そうやってがんばる選択が出来るイーリスもだいすきで、やすむときは一緒におひるねしてくれるところもだいすきで……あとは、あとは……」
思い浮かべればどんどん出てくる、イーリスの好きな所。
喋りすぎかなと思いながらも、大丈夫と思って語り出すと気持ちが溢れて止まらない。
「優しい声も、目も、甘えてくれるところも、甘えさせてくれるところも、僕をエルピス・シズメとして見てくれた所も……
……ぜんぶって言っちゃうと陳腐になっちゃうかもしれないけれど、それでも全部ひっくるめて、イーリスがだいすき。
イーリスと僕で、しあわせになれたらいいな……って思ってる。」
■アーヴァリティ > 誰かを好きという話をするのは少し恥ずかしいと思うけど、それで嫌な思いをしたことは無い。
今回も、こうやってボクの気持ちを認めてくれて共感してもらえると、それも凄く嬉しい。
ボクもエルピスさんにつられて嬉しくなって、口角が上がったのが分かった。
きっと、にこにこ笑えてる。
「うん、うん」
エルピスさんの話を聞いてると、もうなんというか、凄い。
ボクも負けてないけど、イーリスさんへの愛が深い。
人にこんなに熱く語れるだなんて、それだけ覚悟が出来てるって事だと思う。
ボクもこの前覚悟を決めたけど、それとはまた違った覚悟。
恥じなんてもうない、胸を張って愛を語れる…とっても素敵だなぁ。
聞いてると、なんだか嬉しい様な気持ちになってきた。
「幸せになれるように応援してる…!ボクもファ…重高さんと幸せになる!」
やっぱりちょっと照れるけど、言い切ったぞ!
■エルピス・シズメ >
恋や愛を共感しなが話し合える……いわゆるこいばな、と言うものを始めてした気がする。
どきどきしたりくすぐったくなって照れるけど、不思議とたのしくてうれしい。
口角が上がったり、目元が緩んだり、口元が緩んだり。
楽しさで表情がころころ宇郷ちやう。
「あっ、つい……」
しゃべり過ぎちゃったかな、って、ほんのわずかに苦笑い。
それでも目の前アーヴァリティは嬉しそうにしているので、よかったのかもとも安心を覚えたりする。
「ありがとう。アーヴァ。僕もアーヴァと重高さんがしあわせになれるように、応援してるよ!」
言いかけて止めたような名前は一瞬不思議に思ったものの、
特に気にしないで、幸せになりたいという意志を強く強く応援した。
「僕はカフェで食事してから帰ろうかな。
アーヴァ……リティはどうする?」
気持ちが高ぶってつい愛称のように略して呼んでしまったけど、
いきなり馴れ馴れしすぎかな、と、抑えて呼び直す。
■アーヴァリティ > 「えへへ、ありがとう」
幸せになれるように応援してもらえるのが凄く嬉しくて、表情が緩んじゃう。
でも、いいよね。
「アーヴァでいいよ!
ボクはこの後別の授業があるから行かなきゃ」
これまではアーヴァって呼ぶのはファラにしか許してなかったけど、エルピスさんならいいかなって。
そういう呼び方をしちゃうぐらい距離が近いって思ってくれてるなら、ボクもそれに応えたいなって思ったのもある!
「それじゃあまたね!
イーリスさんにも応援してたって伝えておいて!」
次の授業までの時間もいい感じ。
もっと話してたいけど、やる事もあるだろうし!
また会えるよね。
笑顔で手を振って、教室を出よう。
ご案内:「第三教室棟 教室」からエルピス・シズメさんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 教室」からアーヴァリティさんが去りました。