2024/10/06 のログ
ご案内:「第三教室棟 廊下」に夢月 闇美さんが現れました。
■夢月 闇美 >
放課後の廊下。
夕日が差し込む窓際に、小柄な少女が一人、背をもたれて佇んでいる。
小さい、細い、どこか幼さを感じさせるような少女。
…で、あるにも関わらず、往来する生徒…主に男子はその視線を無意識に奪われる。
おかしいな、俺はもっと胸の大きな女子が好きなのに。
妙だ、と違和感を覚える生徒も時折いるようで、そんな生徒は小さく頭を振るようにして、その場を足早に立ち去っていた。
…一方で。
少女と言えば、自分に視線を奪われる男子に向けて、意地の悪そうなその眼を細めて妙に蠱惑的な笑みを浮かべ、ひらりひらりと手を振って見せる。
……そのうちに、一人の男子生徒が足を止める。
『えっと…君新入生?あんまりみないカオ…だよね?』
差し込む夕日に照らされた男子生徒のカオは妙に紅くも見える──。
「あはっ、そうなんですぅ。良かったらぁ…この学校のコト、教えてくれたり…しませんかぁ?」
小柄なので自然そうなるとはいえ、上目遣いに男子生徒を見上げながら…耳をくすぐるような猫撫で声。
男子生徒は、何か妙な感覚に陥ったのか…上擦った声で、それを承諾する──。
『ど、どんなところが知りたいの?購買部とか、食堂とか…保健室とか?』
男子生徒の少し後ろをてくてくとついていく、少女はにこりと笑みを浮かべて──。
「あんまり人のこなさそーなところ…とか♥」
金眼を三日月に歪めていた。
■夢月 闇美 >
数十分後。
「ふぅ~」
廊下、階段下の用具室の扉の前に少女はいた。
「おやつとしては、ソレナリ♥」
ちゅるん。
口元のナニかをぺろりと舐り啜りとって、にんまりと笑みを浮かべていた。
一緒にいた筈の男子生徒の姿はなく…しっかりと閉まった用具室の扉の向こうから、妖しい雰囲気が漂っていた。
「さーてと…」
まだちょっと…な感じ。
放課後で暇を持て余している生徒もまだまだ残っている、廊下へと再び歩みだして。
■夢月 闇美 >
「うーん……」
階段の踊り場に堂々と腰掛けて。
廊下を往来する面々を金眼に映し眺める。
「この学園、顔面偏差値は高いと思うんですけどねぇ~…」
さっきのは、質はともかく量がイマイチ…だったし。
先日のは、量ばっかりで質がうっすいうっすい…だったし。
「やっぱ天は二物とやらを与えないんですかぁ?
闇美ちゃんのよーな存在が特別…って、コト?」
ほそっこい膝の上に頬杖しつつ、見定めを続けているけどイマイチ、これっていう男は見つからない。
ご案内:「第三教室棟 廊下」にファレーマンさんが現れました。
■ファレーマン >
全ての授業が終わり、職員室へと戻る老人が一人
顎髭を撫でながら歩けば、どうも来る途中に何人か前かがみになる男子の姿
「おや……」
何かと思えば、暫し進んだ後に踊り場の方より感じる違和感、視線を向ければ一人の少女
その蠱惑的な視線に、成程、と独り言ちて
階段をゆっくりと登りながら少女へと近づこう
「やぁ、余り其処には座るものではないよ、もっとも、この学園ではあまり注意するものもおらんじゃろうが、落ちて怪我をするような子は"余り"座らんからのぅ」
と、踊り場に座っている事を軽く注意するようにしながら、小さく笑みを浮かべる
見る限りはローブを羽織った豊かな髭を持つ中肉中背の老人… 外見年齢は60代と言った所だ
■夢月 闇美 >
「?」
話しかけてくる、気配?
誰かな誰かな?餌かな?
なんて思いながら視線を向ける。
「おわぁ…」
ジジイかよ…(内心)
「──はぁい、気をつけますぅ~」
ぴゃっと頬杖をやめて、立ち上がる。
こんな踊り場から落ちるヤツが余りとはいえいるのか…アホだな…。
心の声は置いといて。
「おじいさま、もしかして先生ですかぁ?
夢月闇美、っていいます~♥
入学したばっかりなので、色々教えてください、ねっ♥」
きゃぴきゃぴ。愛嬌たっぷりにそう言っておく。
まぁジジイでも何かの役に立つかもしんないし?的な。
良い子のみんなはちゃんと(まともな)ご老人は敬うんだぞ。