2025/01/23 のログ
ご案内:「第三教室棟 ロビー」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
「ふぅ」
黄昏れたようにぼーと頬杖をついて机に座っている。
端末で、ダンスの動画を垂れ流し、たまに側に置いてる暖かい缶のミルクティを飲みながら。
ぼーっと、していた。
■伊都波 悠薇 >
好きな人がいなくなる。
そんなこと想像したことなかった。
姉が、いなくなる。あり得ない話。
……でも、自分はそうなりかけたことがある。
そして、知らない誰かだけれど目の前でなくした、ことがある。
それが好きな人だったら。恋愛的に、は全くわからないけれどそうだったら。
……自分もセンパイのようになってしまうのかと。
考えていたら。
ボーッと、してしまっていた。
■伊都波 悠薇 >
一級の話もあった。
あれから、姉はうまくいっているだろうか。
どうだろう。黒條さんも知っているのだろうか。彼らのこと。
そして、天秤。
ない、とはもう言いきれない。何度か通った検査には反応はなかったけれど、研究者の仮説を聞くと……
あり得る話。
■伊都波 悠薇 >
考えることがいっぱいだ。
そして、他人に話せるようなことも少ない。
「はぁ」
ため息ひとつ。
見ていた動画の一つが終わった。
動画を切り替える。
ダンスの動きを解説している動画だ。
それをぼーっとみる。
なんだかまだ、家に帰る気分にならなかった。
■伊都波 悠薇 >
動画が終わる。
「よし」
切り替える。
また会った時話をすること。
姉のこと、一級のこと。
自分のこと。
いろいろある。でも……
「結局、やれることはひとつだ」
できることを、頑張る。それだけ。
まずは。
「お姉ちゃんにお土産買って帰ろ」
甘いものを買いに、学校を後にした。
ご案内:「第三教室棟 ロビー」から伊都波 悠薇さんが去りました。