2025/12/18 のログ
ご案内:「コンピュータ室」に小鳥遊 日和さんが現れました。
■小鳥遊 日和 > 「よいしょ、と…」
コンピュータ室にて、車いすを器用に動かしながら
準備を進めていく。 目の前には大きな端末、
そしてテーブルの上にはサークレットのような何か。
準備ができたとばかりにキーボードを操作すると、
画面が立ち上がる。
<<Substitute Teaching System READY>>
画面を見てうなずき、サークレットを頭にのせてから、
端末を操作する。
<<COMPLETE:……1%>>
点滅する画面を眺めながら、ゆっくりと車いすの背もたれに
背中を預け、そっと天井を見上げた。
■小鳥遊 日和 > 代理教導システムとは、教師が何らかの理由…研究やフィールドワーク、
その他もろもろの理由で長期にわたり直接授業に出られないケースを補完する手段だ。
ビデオや音声、自分の動きを真似る魔術人形などの手段があるが、
今回小鳥遊がとったのは、自分の知識と人格をコピーしたドローンを用意することだった。
というのも、先日のような事態……石化させられて展示品として
過ごすような、長期不在のインシデントが発生した場合、
植物学ならまだしも、蘚苔学については授業可能なものが極めて少ないためである。
ドローンのメモリいっぱいまでデータを詰め込む結果を計算したが、
せいぜい一か月分の授業といったところだった。
もちろん使わないに越したことはないが、生徒のため、
そして自分のための保険である。
「…」天井を眺めたまま、のんびりとコピーが完了するのを待つ。
コンピュータ室に来る前の検査では、すでに自分は、ほぼ人魚もどきに成り果てているということがわかった。
おそらく、先日の石像化について全く抵抗がなかったのもそのためなのだろう。
■小鳥遊 日和 > <<COMPLETE……96%>>
いろいろと考えを巡らせている間に進捗はほぼ完了に近づいていた。
ひとまずは問題ないだろう。
あとはこのドローンに、自分がいないときに起動するように設定を行うだけだ。
ぺちぺちと設定を入力する。
「フーム……。まだいけそうだね。」
メモリを見るに、まだ余裕がありそうだった。
もともとは長期の不在に対応できるからなのだろう。
期間を3か月にして再度端末をたたく。
それなりの時間がたった後、満足気な表情でコンピュータ室を後にする。
何かが起きる…となると不安だが、これでいざというときの
授業の心配をする必要がなくなったのだった。
ご案内:「コンピュータ室」から小鳥遊 日和さんが去りました。