2024/07/11 のログ
八坂 命 >  
彼をかばって亡くなった。
なるほど。

「優しかったんやねぇ。
 その人も、フォルティも」

わしわしと顎をくすぐる様に撫でながら。
自分より飼い犬を優先した彼もそうだし、

「家族のおらん人が自分よりも優先するってことは、フォルティはその人のたった一人……一匹?の家族やったってことやろ。
 そうやって家族扱いして貰えるってことは、フォルティも優しないとそうはならんからなぁ」

自分も白毛玉の中に上半身を突っ込む。
でっかい白毛玉の毛並みは無駄に気持ちよくて布団にするととても気持ちがいい。

「でも僕もフォルティのこと家族やと思ってるし、他のみんなもそうやと思うからなー」

そのまま白毛玉の中のコーギーをわしゃわしゃわしゃと勢いよく撫で回す。

フォルティ >   
『無差別キメラ化事件、最後の犠牲者がこやつの主人……』
『いや、正確には我らが最後か、そして同時に生存者でもある』
『ハ、その結果が今だ、我もその甘さには感謝してやらん事も無い』

*シュルルルル、と蛇の蔓は本物の蛇のように舌を出す*

「わぅっ、わん……くぅん」

ミコトがそういってくれると、すこしだけぽかぽかします
主人が帰ってくる事はありませんが、今は此処が、私の家の一つですから

「わひゅっ」

くすぐったい手が私を撫でまわします、思わず舌を出してごろごろと甘えるようにその手に頭をすりつけてしまう
今日も暑いですが、この暖かさは嫌いではありません

『しかしミコトよ、このシキガミは最近の集中調査対象――黒い影とは別口のようだが、そっちの調査は進んでいるのか?』

八坂 命 >  
「素直なフォルティと違ってこっちの蛇はツンデレやなぁ」

蔓から出る舌のような何か。
それをうりうりと突っついたり突っつけなかったりしながらにまにま笑って。
擦りつけてくる頭を更に撫で回そう。

「んー、こないだ襲ちゃんがちょっとやっつけたって言うとったけど。
 全部やっつけれてはないんやないかなぁ」

多分まだ残っているとは思う。
誰かが起こしていると言う話もあるし、だとすればそれが表に出てきていないのに終わると言うことはないだろう。

フォルティ >   
『フン』
『ツンデレ……?まぁいい』
『だろうな、この手のものはばら撒いている親玉がいるものよ』
『とはいえ、末端を泳がせておくのは貴様らの理念としてはありえない、そうだろう?』

*蛇の舌が指先を擽る、あくまで植物のためか、ぬめりは感じなかった*

「ばぅっ」

そう、少しでも、一人でも、一匹でも、被害は減らすべきなのです
もう、主人のような犠牲をださないためにも

「わぅ……」

*ぱふぱふ、ぽふぽふ*

撫でてくるミコトに対してこちらも前足を突き出して答えます
主人もそうでしたが、この手にあるもの… 『肉球』が好きな人間は多いようで
偶にこうして、お腹や手を揉んだりおしたりしてあげるのです

*ぷにぷに*

八坂 命 >  
「泳がせるくらいなら、片っ端から退治して、黒幕出てくるの待つしかないなぁ」

その言葉通り、泳がせるなんて選択肢はあるわけがない。
野放しにしたところで被害が減るわけでもないのだから。

「フォルティの肉球、さぞかしぷにぷにしてるんやろなぁ。
 堪能できんのが残念やわ」

撫でている腕を押してくる彼の前足。
生憎感覚がないのでそのぷにぷに感を味わうことは敵わない。
腕が戻ったら真っ先に彼の前足をぷにぷにしよう、と心に決めて。

「うーん、お腹空いたな。
 なんかおやつでも食べよか」

立ち上がり、戸棚に向かう。
犬と猫用のおやつを取り出して戻ってきて。
二人におやつを与え、自分のおやつとお茶を用意してそのままだらだら過ごすだろう――。

ご案内:「部室棟/占星術部部室」から八坂 命さんが去りました。
フォルティ >   
「ばうっ!」

そうです、片っ端から倒せば、そのうち悪い奴がでてくることでしょう
その為にも、今は『えいき』を養うのです

「くぅん……」

ミコトが少し寂しそうです、どうやら、今の私ではいかんともしがたい事の様子

「わふっ!!」

と思っていたら、ちゅーるがでました、ちゅーるはいいものです、やはりミコトはいいひとです

『現金な……いや、まぁいい』
『我らも本格的に動くとするか、なぁフォルティ』

「ばうっ!」

そうですね、でも今日は一先ず……この新しいナカマとこーゆーを深める事にしましょう
ちゅーるを食べながら

ご案内:「部室棟/占星術部部室」からフォルティさんが去りました。