2025/03/15 のログ
ご案内:「神技武練塾-神技堂-」に霜月 雫さんが現れました。
霜月 雫 > 「さて、と」

今日も今日とて、稽古をしに来た少女。
本日も太刀を遣っての型稽古である。

「前みたいなことが無いようにしなきゃね」

間合いの感覚のズレを自覚してから、意図的に様々なサイズの武器を使い分けて稽古するようにしている。
今日はたまたま太刀の日だ。

「――まずは素振り、正面切り下ろし100本」

呟いて、基礎稽古を開始する。

霜月 雫 > 「次、左右連斬り、100本」

もくもくと基本稽古を繰り返していく。
基本は大事だ。基本にこそ、奥義が詰まっていると言ってもいい。
どんな変則的な技でも、分解していけば基本の複合なのだから。
――しかして。

「うーん、やっぱり対人稽古の機会が中々ねぇ」

部員と稽古することもあるが、基本は約束組手に近いものが多い。
本気の仕合形式となると、中々心理的にもハードルが高いものだった。

「いい相手がいれば有難いんだけど」

ぼやきつつ、基礎稽古を続けていく。

霜月 雫 > 「次、前後の斬り、100本」

前を斬って即座に後ろを斬る基本型を100回繰り返していく。
それぞれにちゃんと相手をイメージし、同時に襲ってくる太刀筋を想定してそれを斬り落とすように型をこなしていく。
単純に形をなぞっているだけではなく、実際に同じシチュエーションであれば、同じように動くだけで想定されている効果が得られるであろう…そういう、活きた型だ。

「ふぅ……」

それを100本ずつ。
流石に多少息が上がるが、それを飲み込んで即座に次の型に移る。

――ここで休憩をしては意味がない。実戦では、連続的に敵が襲ってくることも考えられるからだ。

「前方三人追込み斬り、100本」

前方から縦に並んで襲ってくる三人の敵を斬っていく型をこなしていく。

霜月 雫 > 「四方斬り、100本」

今度は四方から襲い掛かってくる敵を倒していく型を。
美しい髪をなびかせつつ、四方に剣を振るい仮想の敵を斬り倒していく。
何度も何度も繰り返し、汗が流れ呼吸も苦しくなるが、それでも型の精度は落とさない。
寧ろ息が上がってからが本番だ。
実戦で、ベストコンディションを保てるのはせいぜい最初の数秒。その後は一秒ごとにベストコンディションは遠ざかっていく。
故に、バッドコンディションこそ基本。体を慣らしておくべきはバッドコンディションの方だ。

「ふぅ……ふぅ……」

呼吸を整える。が、敢えて整え切らず、そのまま次へ。

「左右の捌き、100本」

左右から襲ってくる敵の攻撃を躱しつつ反撃する型に移行。
疲れている。体が重い。
だからこそ、意味がある。

霜月 雫 > 「はぁ……はぁ……」

息が上がる。


「前方二面の捌き、100本」

前方に並んでいる二人から襲われるのを捌いて倒す型をこなす。

「くっ……はぁ……!」

流石に息が上がり、型が乱れそうになる。
しかし、そこで集中し直し、型の精度を保つ。
100本をこなし、刀を納めて。

「流石に、キツいね」

とは言え、対人稽古が出来ないならば一人で出来る限りの稽古をこなすしかない。
その場に正座して、柄に手をかける。

「――居合、上下の抜き。100本」

そして、居合に切り替えて更に稽古を重ねていく。


霜月 雫 > 「……よし」

その後もいくつかの型を100本ずつ繰り返したところで、ふと窓から外を見る。

――大変、暗い。

「……あれ?」

気が付けば、周囲で稽古をしていた他の部員もいない。
と言うか、部屋を閉めなくてはならない時間ギリッギリである。

「やばっ、集中しすぎた!!!」

慌てて刀を片付け、そしてアワアワと急いで掃除をする。
時間が差し迫っているというのに掃除自体は丁寧なのは、生来の性格のものだろうか。

「ありがとうございました!」

道場に礼。
そして、施錠をしてから。

「……流石に、疲れたなあ」

全てが片付いた後、どっと疲れが襲ってくる。
とは言え、疲れていてもまだ掃除する程度には動けるということは、まだ余力はあるという事。
もっと追い込めるな、などと思いつつ、帰っていくのであった。

ご案内:「神技武練塾-神技堂-」から霜月 雫さんが去りました。