2026/02/26 のログ
ご案内:「部室棟」に上下院 禰喪さんが現れました。
上下院 禰喪 > 自らにあてがわれた部屋にて、就寝しようとする。しかし、どうにも眼が冴えて眠れない。こんな時はどうしたものかと悩んだ上で、鍛錬の時間に当てることにした。武道館エリアの鍛錬場、半分は朝方に掛かろうという時間なので、周囲に人の気配はない。
「さて、参りましょうか……。」
小さくそう呟いて、片手で印を結ぶ。自らの足元に赤色の矢印のような方陣が湧いてくる。そこに一歩踏み込めば、瞬く間に身体は加速して。加速の勢いを付けながら、もう一度印を結べば、目の前に矢印の方陣が……薄く表れて、すぐに霧散してしまった。
自らの異能の同時展開、これにはまだまだ課題がありそうだ。そんなことを考えながら、諦めたように目を閉じれば、どごんと壁にぶつかって、そのままひっくり返ってしまい。人目がなくて良かった、などと思考すれば、もう一度印を結ぼうとして。
上下院 禰喪 >
印を結ぼうとした所で、手が鈍い痛みを発する。先程壁にぶつかった時に、擦り傷を負ってしまったらしい。放っておけばすぐに治る程度の傷であるとはいえ、訓練の続行は難しいだろう。
「……どうすれば、より強くなれるのやら。」
諦めたように、その場に大の字になれば、独り言をつぶやく。強くなりたい、家族に認められるために。強くなりたい、まだ見ぬ誰かを救うために。しかし、自身はあまりに未熟だ。自身が発現した異能は、真っ直ぐに突き進むという自分の信念が現れているようで好きだった。しかし、その異能を使いこなせるほど、己は強くない。
「とと様が、かか様が、苦労して異能を持たせてくれたのに。」
思い出すのは、両親による虐待のような教育。しかし、彼はそれを正しいことだと思い込んでいる。自分のために、両親が頑張ってくれたことであると。故に、その期待に応えたい。
上下院 禰喪 > しばらく思考を巡らせていると、淡い眠気が訪れる。身体への負担が重たいため、この訓練は日に何度も行うことはできない。眠れば、擦り傷も癒える。このどうしようもない歯痒さも、忘れることができる。
腰を浮かせて、遠心力で体を起こすと、立ち上がって、猫のように首を横に振る。忌々しげに、地面に方陣を描けば、出力を調整することもできない能力に眉を顰めた。
「帰りましょう……それに、くよくよしている場合ではありません。今日より明日の自分が強く在れるよう、早起きです!」
えいえいおう、片手を上げれば、擦り傷の痛みに瞳を細めながらも、楽しそうに武道館エリアを去って行った。( ↓ )
ご案内:「部室棟」から上下院 禰喪さんが去りました。