2024/06/10 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」に『流れ』さんが現れました。
『流れ』 > 「うぅーんー……」

呆然と
スマホを片手に
一つ息


今の状況を、一言で言えば。


手詰まり。
有利に進める望みのない状態。

さて、次に何をすべきか。
思い当たるのに、進まないって事、あるじゃないか。
本当はやるべきことは山積みだが、気が乗らないって事。

誰にでも。

そりゃあ 流れ にだってある。

ちょっと次の面白い事、考えてやろうってだけだったのだが。

そう

ちょっと面白おかしな――
皆が盛り上がれる――
白熱できるような――


『対立煽り』のネタでも探ってやろうと思ってただけなんだが。

『流れ』 > ちょっと図書館へ足を運んだのはそう――

手詰まりの気分転換というやつだ。

じっくり腰を据えて本丸々一冊読める程に落ち着いた性分でもなければ
図書館が似合う気質でもない

単純に気になる本を掴み上げては、
適当にその背表紙だけを見つめ、なんとなく読み上げる。

著者と、タイトルと。
ただそれだけだ。

「悪しき情報の伝達、衆愚政治の行く末、低年収が知らない300の約束事、異種族と地球種の分断、常世学園の"真実"――」

――傍から見りゃ、ろくなもんじゃないね。

『流れ』 > でも、結局のところ欲しいものは見当たらなかった。
いや、手に入らなかった、というべきか。

"表向き、厄介な魔導書ってのは素養の無いものには借りれぬ"そうだ。
確かに、ちょっと危険なものだったろうが。
そう、欲しかったのは――ちょっと"ソレ自体が情報を流し、感情を操作する魔導書"ってだけなんだが。

ストレートに行ってもどうにもならないってことは、分かった。

それゆえ適当に席に居座って、手詰まりが解消するまで息抜きってわけだ。

『流れ』 > 流れ。

仮にそれが見えるとしたら、今は止まっている。
実に空虚でつまらんものだ。

そろそろ、次の一手を考えてみようか。

欲しいものがなくとも、それでしたいと思った事全部が潰えるわけではないのだから。

「ないものは、自分で何とかしてやらんとね。さってと、手詰まりは終わりだ。」

止まっていた流れが、ゆっくりと動き始めた。

山積みにした本を気まぐれに1つだけ摘まんでから、その場を立ち去る。
悪しき情報の伝達、ねえ。どうせ同じような事の焼き直しだろうけど、名前くらいは参考になるだろうさ。

ご案内:「図書館 閲覧室」から『流れ』さんが去りました。