2024/07/18 のログ
■伊都波 悠薇 >
「あ、いえ、そんな、滅相もない」
ぶんぶんと首を横に降り。
「どちらかというと憧れ、みたいなものですから。
その、私が乗るのは烏滸がましいというか、はい」
こくこくと頷いて。
「先輩は、馬上での戦闘とかは興味ないんです?」
自分のばかりと申し訳なくなるので、自分の土台で話を振ってみた。
■桜 緋彩 >
「実際に乗ってみるとそれはそれで楽しいものですよ。
こちらに来てからは乗っておりませんが、乗せてもらったことがあります」
常世に越してくるちょっと前ぐらいだろうか。
馬と一体になる感じが楽しい、と言われるのは少しわかった気がする。
「無理にとは言いませんが、憧れだけで終わらせることはもったいないとは思います。
実際にやってみないとわからないことも多いと思いますし」
にっこりと笑って。
とは言え決めるのは彼女自身だけれど。
「馬上戦闘、ですか。
私はそこまで器用な方ではありませんから……」
武器を振り、馬を操り、自身でもバランスを取る、と言うのは少し手一杯な感じはする。
何より自分自身がほぼ動けない、と言うのは少し不安だし。
■伊都波 悠薇 >
「考えてみます」
はい、と頷いて提案を受け入れたあと。
「あ、あれ、器用さが必要、なんですか。
馬さんと、信頼とかそういうのだと思ってました」
そうなんだ、と呟いたあと時計を見た。
そろそろ良い、時間だった。
「勉強中、お邪魔しました。良いリフレッシュになりました」
ぺこりとお辞儀して。
「また、お話、してください」
■桜 緋彩 >
「もし体験しようと決めた時は、是非私もお誘いください。
連絡先、交換しておきましょう」
そう言ってオモイカネ8を取り出す。
「慣れるまで時間がかかりそうだな、と言うぐらいの意味ですね。
後はまぁ、私の都合に馬の方を付き合わせるのは悪いな、と言うところもありますし」
苦笑。
自分の様に戦いが好きならともかく、そうでない――ように見える――馬をそれに巻き込むのも気が引ける。
馬が自分のせいで怪我をしてしまった、と言うのは悲しい。
「いえ、こちらこそいい息抜きになりました。
産業区でなくとも、今度お買い物とか行きましょう」
こちらも深々と頭を下げる。
■伊都波 悠薇 >
「はいっ。姉にも先輩のこと伝えておきますね」
連絡先を交換すると、小さくガッツポーズをした。
「では、また。お疲れ様でした。先輩」
そう告げて、再度お辞儀し、その場を後にした。
ご案内:「図書館 閲覧室」から伊都波 悠薇さんが去りました。
■桜 緋彩 >
「はい、ではお気をつけて。
さようなら」
彼女に手を振って見送る。
姉とは違う魅力のある、可愛い子だな、と言う印象。
「――さて、もう少し頑張りましょうか」
自分はもう少し勉強していくことにしよう。
再び机に向かい、頭を回して――
ご案内:「図書館 閲覧室」から桜 緋彩さんが去りました。