2024/07/18 のログ
伊都波 悠薇 >  
「あ、いえ、そんな、滅相もない」

ぶんぶんと首を横に降り。

「どちらかというと憧れ、みたいなものですから。

その、私が乗るのは烏滸がましいというか、はい」

こくこくと頷いて。

「先輩は、馬上での戦闘とかは興味ないんです?」

自分のばかりと申し訳なくなるので、自分の土台で話を振ってみた。

桜 緋彩 >  
「実際に乗ってみるとそれはそれで楽しいものですよ。
 こちらに来てからは乗っておりませんが、乗せてもらったことがあります」

常世に越してくるちょっと前ぐらいだろうか。
馬と一体になる感じが楽しい、と言われるのは少しわかった気がする。

「無理にとは言いませんが、憧れだけで終わらせることはもったいないとは思います。
 実際にやってみないとわからないことも多いと思いますし」

にっこりと笑って。
とは言え決めるのは彼女自身だけれど。

「馬上戦闘、ですか。
 私はそこまで器用な方ではありませんから……」

武器を振り、馬を操り、自身でもバランスを取る、と言うのは少し手一杯な感じはする。
何より自分自身がほぼ動けない、と言うのは少し不安だし。

伊都波 悠薇 >  
「考えてみます」

はい、と頷いて提案を受け入れたあと。

「あ、あれ、器用さが必要、なんですか。
馬さんと、信頼とかそういうのだと思ってました」

そうなんだ、と呟いたあと時計を見た。
そろそろ良い、時間だった。

「勉強中、お邪魔しました。良いリフレッシュになりました」

ぺこりとお辞儀して。

「また、お話、してください」

桜 緋彩 >  
「もし体験しようと決めた時は、是非私もお誘いください。
 連絡先、交換しておきましょう」

そう言ってオモイカネ8を取り出す。

「慣れるまで時間がかかりそうだな、と言うぐらいの意味ですね。
 後はまぁ、私の都合に馬の方を付き合わせるのは悪いな、と言うところもありますし」

苦笑。
自分の様に戦いが好きならともかく、そうでない――ように見える――馬をそれに巻き込むのも気が引ける。
馬が自分のせいで怪我をしてしまった、と言うのは悲しい。

「いえ、こちらこそいい息抜きになりました。
 産業区でなくとも、今度お買い物とか行きましょう」

こちらも深々と頭を下げる。

伊都波 悠薇 >  
「はいっ。姉にも先輩のこと伝えておきますね」

連絡先を交換すると、小さくガッツポーズをした。

「では、また。お疲れ様でした。先輩」

そう告げて、再度お辞儀し、その場を後にした。

ご案内:「図書館 閲覧室」から伊都波 悠薇さんが去りました。
桜 緋彩 >  
「はい、ではお気をつけて。
 さようなら」

彼女に手を振って見送る。
姉とは違う魅力のある、可愛い子だな、と言う印象。

「――さて、もう少し頑張りましょうか」

自分はもう少し勉強していくことにしよう。
再び机に向かい、頭を回して――

ご案内:「図書館 閲覧室」から桜 緋彩さんが去りました。