2024/09/22 のログ
ご案内:「図書館 休憩室」にシアさんが現れました。
シア > 「……無理」

きゅう、と音でもしそうなくらいにぐったりと椅子に座り込む。
この少女にしては珍しい姿。

物を知るには、本、という方法もある。
本が多い、その上でただで見られる場所、ということでこの場所にやってきた。

「多すぎる……本……」

目的はあるが、ぼんやりとしている内容のために何を見ていいのか理解らなかった。
そして、眼の前に迫る多くの本。

手にとって読んでみるも、初めて読む字の多さに圧倒される。

「……きつい……修行より……」

知恵熱であった

シア > 「……うー」

少し頭を整理しよう。軽く頭を振った。
自分がここでする必要があるとすれば、この島を知ることだ。
だとすれば、島についての情報を探せばいいのだろう……多分。

「……歴史?」

小さくつぶやく。
おそらく、その辺りが最初の取っ掛かりとなるだろうか。
では、それ以外は?

「……んん」

なかなか思いつかない。
思いつかないのなら、それでいいのだろうか。
ほんのちょっと本を読んだだけでこの有り様だ。
あまり無理をしても……

「……異能……?」

そういえば、特別な力がどうこう、という話もある。
その辺りも調べてみてもいいのだろうか。
正直、そこまで興味はないが。

「むぅ……」

シア > 「……」

方針はできた、気がする。
ただ、今日はもうその通りに行動する元気がない。
まさか、ここに来てこんな強敵に出会うとは思わなかった。

書籍というのは恐ろしい
敗北しても死なないことだけが救いだろうか

「……うー」

ふらりと立ち上がる。
普段にはない元気の無さで、のたのたと出口へと向かった。

ご案内:「図書館 休憩室」からシアさんが去りました。