2024/11/11 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」にリョーガ・パレコルタさんが現れました。
リョーガ・パレコルタ > 『んー…』

静かな図書館の一角。
監視員…という程でも無いが椅子に座って行き往く人々を見守る図書委員の青年ありけり。

たなびく片腕の袖を気にも留める訳もなく。
ひたすらに職務を果たしていた。

『(最近俺も出ずっぱりだし、新しい子が入らないかって考えてしまうよねい…)』

リョーガ・パレコルタ > 『(…暇だし密かにペンでも回してるかねい。)』

と考えて。
手元にあったボールペンを片手で回し始めながら、往来を眺めゆく。
彼も完全真面目な図書委員という訳でもあるまい。

そんなことをしたら気詰まりを起こしてしまうのであるからして。

『…誰か話し相手になってくれないもんかよい。』

リョーガ・パレコルタ > 『…(そういえばあまり図書委員の担当のセンセと話してないけど、どんな人なんだろうねい。)』

ペン回しはやはり人目に付く。
興味深くみるものもあれば、不真面目とみるものもある。
今のリョーガに関してはそんなものはお構い無しだが。

自らからしたら曲芸に過ぎずとも、傍から見やればそれはまた違うのだ。

リョーガ・パレコルタ > 『…お。』

手元の懐中時計が時間を示す。
今日の彼は《用事》があった。
とはいえ大した用事ではなく、ただのいつもの異能検査だが。

『んじゃ、あがるとするかい。
意味のわからない異能持ちは本当に大変だねい…』

立ち上がった後────風のように、そこから姿を消したのだった。

ご案内:「図書館 閲覧室」からリョーガ・パレコルタさんが去りました。