2026/02/23 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」に兎隠 悠真さんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にマトさんが現れました。
兎隠 悠真 > 「でっ

か」

目の前には巨大な本棚と本棚と本棚だ。
常世学園の歴史を学ぼうと思ってやってきた図書館だが、
なんだか外観からやたら物々しいと思ってはいたのだ。
勇んで中に入ってみたものの……待っていたのは
とにかく本、本、本……。 ”ふつうの”図書館を想定していた
中学生には、あまりに手ごわい相手だった。

「ええと…。」
あたりを見回す。 気がづけば司書や案内の人がいるような場所でもなさそうだ。
ぽつぽつと人はいるけれど、みんな机に向かったり本を読んだり。
集中している様子の人たちに声をかけるのははばかられる。
ましてや、ただ自分が「迷いました」という話をするなら余計に。

マト > 「ふーん、ふふふーん」

見上げる程に大きな書架の上に立つ姿
本来ならば安全性の為に脚立などが欠かせない場所だが
マトにとっては高い位置での作業は得意分野
本の整理や掃除も、本人が苦で無い以上そう大変なものでは無く。

「うん、後は埃をとって… 」

返却された本の整理を終わらせて眼下に目をやれば
どうやら困っていそうな『人』の姿が見えた
なら、マトにとってやるべき事は一つ。

「よ、っと… はじめまして、何か困ってるの?」

ひらり、とワンピースを靡かせながら軽い足取りで降り立って
同じくワンピースを着たお相手に、屈託のない笑顔を向けた。

兎隠 悠真 > 「お……? おわ、めっちゃかわ…。」
口元を押さえて唸った。 常世学園の子はみんな親切だし可愛いのかも。
そんなことを考えそうになる前に、ぶるぶる頭を振った。

「ああ、ええと常世学園の歴史?とかについての本がどこにあるかわからなくて…。
 オレ、もうすぐ入学するから、ちょっとはその辺知っておこうッて思ったんだ。
あー……兎隠(とがくし) 悠真。よろしく。」
早口じゃなかっただろうか。変に思われなかっただろうか。
穏やかな表情と問いかけに頑張って答えてから、
自分の手をスカートでごしごし拭って差し出す。
ファーストコンタクトは紳士的な握手。 

マト >  
「之から入学?って事は… 」

口元に指を当てて、ちょっとだけ考える仕草
そしてぽん、と手を叩いて満面の笑みになって。

「わぁ、ボクにとっては初めての後輩、かも
ボクはマト、ゴーレム(人造生命体)だよ、よろしくね?」

差し出された手を柔らかく取り きゅ、と握りながらぶんぶん振って
嬉しさを溢れさせるように、ピンク色の髪を左右にさらさらと揺らして。

「それでそうそう、ボクは図書委員なんだ、悠真が困ってるなら
早速力になれそうだね!この学園の歴史について知りたいなら… 」

確か、こっちの本棚だよ!と繋いだ手をそのまま引いて行こうとするだろう。

兎隠 悠真 > 「おおー、先輩だー!
 マト先輩、よろしくおね…ゴーレムっすか…。」
元気よく握手をしながら彼女の自己紹介を聞いて目を丸くする。
少しだけ自分の感覚を強化し、触覚…彼女と握り合っている手に集中する。
確かに彼女の手は柔らかいし温度も人間みたいだけれど、お肌がすべすべしている。
お肌が整いすぎているとでもいうべきなのだろうか。
でも触り心地はいい。 手を取ってもらったまま、彼女の言葉に何度かうなずく。

「あ、ああ、うん。ありがとうございます、マト先輩!」
手を取ってくれた彼女が自分を導いてくれる。
それに任せて一緒に移動しながら、常世はすごいな…と驚くばかりだった。
もちろん、ゴーレムなんて見たことがない。
初めて見たと思ったら、めっちゃ可愛い女の子みたいだった。
ブロックの塊みたいなやつじゃなかった。
常世、すごすぎる…。 心の中で唸るのであった。

マト >  
整い過ぎている、というのは言いえて妙だろう
繋いでいるのならば、伝わって来る体温もまた
人によって心地よい温度を維持しているようにも感じられるかも。

「マト先輩… ふふ、こそばゆいね
なら、先輩として図書委員として、恥ずかしくないように
しっかり案内しないとね、任せて!」

髪から桜のような仄かな香りを振りまきながら
辿り着くのは『学園史』が存在する書架… なのだが。

「はい、確か『この辺』がそうだよ」

見上げる程の高さの複数の書架に
所狭しと並べられた大量の『本』の数々…
はっきり言って一昼夜で目を通せる量では無さそう。

「島の成り立ちについて知りたいならこっち
今の学園について知りたいならこっち
後は、『卒業』した人達が卒業論文として
寄贈した資料がこっちの方にあって… 」

何て一つ一つ分かる範囲で説明しようと… 。

兎隠 悠真 > 「マト先輩は図書委員なんですもんね。
 いやー、いい人に出会っちゃったな、助かる~~!」
元気…というか、誇らしげな先輩を見ていると自分もちょっと嬉しい。
そのまま連れて行ってもらったのは、学園史のコーナーだった。

「ありがとう、マト先……この”へん”ね…。」
目の前の書架を眺める。視界の端から視界の端まで、全部学園史らしい。
右へ、左へと視線をやりながら、ぽかんと口を開いたままになった。

「あ、ああ…ありがとうございます。
 今の学園について知りたい!」
危うく本の量に呑まれるところに、彼女の解説ではっと我に帰った。
とりあえず知りたい情報…今の学園についての話があるとなると、
彼女にうなずきかけて自分の目的がそれであることを告げる。

「それにしてもえらい量ですね…。 オレ、こんないっぱいの本を見たの、
 マジで生まれて初めてかもしれない…。」
圧倒 という言葉がふさわしいぐらいに気おされていた。
知らないうちに額に滲んでいた汗をぬぐいながら、
今の学園について記してある本を確認しようとする。

マト >  
「僕は『人』じゃないけれど、そう言ってくれると
何だか嬉しいね、他にも困った事があったら何でも言ってね?」

何て話しながら辿り着いた書架、悠真のリクエストを聞けば
ふむふむ、と何度も頷きながら必要なものを考えて

「なるほど、じゃあボクも使ったやつがいいかも?
最初から一気に詰め込むの大変だろうし、えーっと」

そう言って見上げれば
本棚の上の方にある『ようこそ!常世学園へ』
何て名前の本に目をつけて…。

「ちょっとまってね、よいしょっ と」

一度手を離せば、文字通りひょいっと高く跳びあがる
そのまま本棚の上に降り立ち、目当ての本を引き抜いて
ふわりと降りてくる姿は、まるで体が紙か何かで出来ているよう。

「はいどうぞ、挿絵も多くて読みやすいから
最初に読むならお勧めだよ」

そのままふわりと笑顔を浮かべたまま
目の前の『後輩』に本を差し出すのだった。

兎隠 悠真 > 「え~? でもマト先輩は手ぇ柔らかかったし、
 あったかいし、いい匂いするし…優しいじゃないっすか。
 いやあの変な意味じゃなくて、めっちゃありがたいなって話で…。」
ごにょごにょ。自縄自縛とはこのことである。
なんか自分が初対面の人…ゴーレムを口説いてるみたいになってしまった。

「ちょっとまってねって、先輩、脚立はここで…おおー…。」
ゲームかなにかのようにひょいとジャンプする彼女。
慌てて目をそむけた。 下からの視線を考えるぐらいの矜持はある。

「ありがとうございます。 すっごー…。
 マト先すごいなー…。 常世の人…えーと、生徒ってこんな感じなんすか?」
両手で彼女の差し出してくれた本を受け取り、そっと胸元へ。
しっかり保持しながら聞いてみることにした。
常世すごすぎる……そんな驚愕の思いからである。

マト >  
「『人』の役に立ちたい、というのはボクの願望だからね
それに、常世には親切な人も一杯いるから… だけど
そう思ってくれるなら、やっぱりとっても嬉しいな
ありがとう、悠真、いい後輩が出来てボクも嬉しい」

屈託のない笑みを悠真の言葉に返しながらも
目を背ける仕草には不思議そうに首をこてり、と曲げてたりして。

「うーん、どうだろう?この体はあくまでボクがボクだからだし
自分で言うのもなんだけれど、けっこー特別製だからね
自信がないなら、こういうのはしちゃだめだよ?
僕だって、沢山作業をする時は脚立とかカートをちゃんと使うしね」

受け取って貰えたことに満足げに頷いてから
人差し指を上げて、めっ、のポーズ
そのまま自分の唇に指先を持っていって
ぱちん、ウィンクなんてしたりして。

兎隠 悠真 > 「そうなんだあ…。 えへへ~、頼りになる先輩嬉しすぎる~。」
屈託のない笑顔に、でれでれと気の抜けた笑顔を反す。
先輩可愛すぎ、そして頼りになりすぎ。ありがたすぎる。

「はー…なるほど。人によって違う、と。
 さっきみたいなのはオレもできるけど、そうじゃない場合とかも
 あっ、うっ…かわいい…!!」
彼女の注意のポーズとウインクに、胸元を押さえて唸った。
この先輩やたら可愛いと思う。 素直に口から零れた。

「マト先、その…あんまりいうべきことじゃなかったらすみませんなんですけど、
 いろんな人から口説かれたりしないんですか?
 あの…なんていうか、全部がかわいいっていうか…。超良くないですか?」
願わくば、オレだってマト先ともっと仲良くなっちゃおうかな!
そんな安易な願望を胸に彼女に尋ねてみることにした。

マト >  
「かわいい?」

零れた声を聞いて、じーっと…

「ふふ、悠真もとっても可愛いと思うけどな
そのワンピースも似合ってるし、耳は… それが
君の能力、なのかな?見た感じ兎みたいに見えるけど」

改めて容姿をじぃっ、と観察するように見てから
ぱちぱち、何度か目を瞬かせて。

「口説かれたり… ?って、どういう事だろう
あ、でも、色んな人とお話はするよ、友達も
生徒になってから沢山出来たし… うん
悠真も、ボクと友達になってくれたら嬉しいな」

不思議そうに首を傾けながらも
にぱーっと笑顔で悠真に手を差し伸べたりして。

兎隠 悠真 > 「えっ、マジっすか! えー、嬉しいー!
 耳はねえ、そうなんすよ…。異能が発現してから、
 これ生えてきちゃって……。
 でもこれのおかげで感覚の増強みたいなのができるんすよ。
 例えば…遠くのものが見えたり、音がよく聞こえたり、
 あとは触っているものがより精密?鋭敏?に感じられたり。」
兎の耳を動かしながら、彼女にみせてあげる。
視線に照れくさそうに頬を染めるけれど、素直に褒めてもらうぶんには嬉しかった。

「あっ、そうなんすね! もちろんっすよ!
 えへへ、マト先と友達だあ…!」
彼女の差し出した手を、両手で包むようにしてぎゅっと握手。
柔らかいし触り心地がいいし暖かいし、めっちゃ好きになっちゃうかも。
ニコニコと相好を崩しながら、彼女としっかり握手を交わして、
友達になるぞ!という強いアピールをしてみせた。

マト >  
「ふむふむ… そういう生まれた能力の研究や
役立て方も、しっかりこの学園で研究して貰えるからね
悠真もきっと、将来的にその力を一杯役立てられるようになるよ」

ふさふさとしたウサミミを目で追って…
… ふっ、と手を伸ばして軽く揉むように触れてみようとしたり。

「感覚の強化は色んな場面で人の役に立てそうだし
だから、一緒に之から頑張ろうね、悠真」

そうしてぎゅ、ぎゅっと握手をし合えば
心が何だかぽかぽかしてくる気もするだろうな
新しい出会いは、やっぱり嬉しい物だと感じられて。

「他にも気になる事や読みたい本はある?
図書委員として、悠真の知りたい事何でも教えちゃうよ!」

兎隠 悠真 > もうちょっとだけマト先輩の手の感覚を楽しみたくて、
触覚を強化していたのがいけなかったのだ。
彼女の言葉にうなずいていたところで、彼女の手が耳に触れて―――
「っく、ん、ん……っ…。」
小さな声が勝手に喉から漏れて、慌てて口元に手をやる。
「んん、ん”うん”…。」
あー、きゅうにむせてしまったな―的なジェスチャーで必死にごまかす。
そろそろと顔を上げ、彼女の様子を上目がちに伺おうとした。

「うん…お、オレ頑張りまひゅ…。
 そうっすね、まずはこの本だけっ、あればいいかなって思って…。」
握手。 手が気持ちいい。体の芯がぶるぶるする。
彼女の声が兎の耳に触れる。甘い声がしみ込んでくるみたいだ。
気づかぬうちに内股になりつつ、頑張って何度も彼女にうなずいて見せた。
いろんなものを気取られてはならない!!!

マト >  
「悠真? … 」

漏れ出る声に不思議そうに首を傾げるが
直ぐに何かに思い至ったのか、ぁ、と声を漏らして。

「成程… 其処は敏感なんだね、気が付かなかったよ
ごめんね、次からは気を付けるね?悠真」

きゅ、と手を握ったまま、少し申し訳なさそうに目を細めて
そのままぶんぶん、と握った手を振っている
そんな所は察しがいい… とはいえ、あくまで
『耳は敏感らしい』という事に気付いたくらいの物だろうけれど。

「そっか、なら良かったら一緒に読んでみる?
まだ時間はあるし、其処に書いてある内容なら
ボクでも補足できる部分があるはずだからね」

兎隠 悠真 > 「いや…大丈夫っす、スマセン…」
もっと撫でてもいいですよ、と言えない男子の矜持があった。
たとえ相手が人懐こくて素敵な先輩だからといって、そんなに厚かましいことは言えないのだ。男だから!!

片手で何とか声を殺しつつ、もう片方の手で彼女と握手。
ゆっくり深呼吸をしてから、ありがたい提案に今度ははっきりとうなずいた。

「あざっす! マト先輩と一緒に読めたらわかりやすいと思うんで、
 もし暇ならぜひお願いします!!」
力強く頭を下げる。 先輩のありがたい申し出を断る理由はなかった。
何しろ自分の目的の一つを、常世にいる先輩が手助けしてくれるのだ。
乗らない理由はない。 あと…ちょっと真面目なところを見せたかった。

マト >  
「そう… ?」

まだ何か含みがありそうな事には気づけても
それ以上の細やかな機微にはまだまだ疎いマトであった。

「よし、じゃあ向こうで一緒に勉強だね
ボクも久々に『復習』しておきたいし
後、折角だから図書館の使い方も
色々教えてあげるね?之から長い付き合いに
なれたら嬉しいし、きっと役立つはずだから」

先輩、と言われるたびにくすぐったそうな
それでいて嬉しそうに髪を揺らしながら
そのまま悠真を自習に丁度いい場所へと誘うだろう
図書委員として、初めての図書館での経験を
出来るだけいいものにしてあげなくっちゃ!
という使命感と共に… 。

兎隠 悠真 > 「…ウッス、大丈夫っす」
なんとなくちょっと平身低頭な感じだった。
彼女の言葉によし、と気合を入れなおす。

自分がちょっとアレな感じになったことと、
彼女が…マト先がいい人であることは何の関係もない。
自分はちゃんと彼女に師事して、さっきの本についての内容を
しっかりと頭に叩き込んでおかねば!!
オレはできる。 やれる!! 変わったのだから!!
そう自分に力強く言い聞かせながら彼女のあとについていく。
ちょうどいい学習スペースで、二人でちゃんと常世学園について
学習をする…その気合いに満ち満ちた、力強い足取りで進むのでありました。

ご案内:「図書館 閲覧室」からマトさんが去りました。
ご案内:「図書館 閲覧室」から兎隠 悠真さんが去りました。