2024/06/13 のログ
ご案内:「禁書図書館 書架・閲覧室」にリョーガ・パレコルタさんが現れました。
リョーガ・パレコルタ > --------放課後の【禁書図書館】。
其処に立ち入れるは【許可を得たもの】か【限られたもの】のみ。
その書架の中で見回りをしている図書委員の男が、いた。

「…んー、今日も異常がねぇでね。
いんや、あっちゃ【俺たち】が困るんでがねぇ。」

そう独り言ちるように、普段の飄々さから伺い知れぬような丁寧さで書架や閲覧室を見回っている。
リョーガも普段ここでいるであろう【彼女】と同等の実力はあるのだろうか、のんびりと。
右手をズボンのポケットに突っこんだまま。

「…今度労りで【かずさん】にドーナツでも奢るかねい…。
今後のは期間限定でも…」

リョーガ・パレコルタ > そもそも、だ。
彼の【異能】が【異能】なだけに。
リョーガは何故図書委員なんてやっているのか。
無論本は好きなのだが、それ以上の理由はある。

が【大した】理由でもないというのは以前ほかの図書委員にも話した。
『柄じゃない。』だけだが。

「…しかし最近物騒だよねい。
図書の管轄外なもんだから手ぇだしてないけどもさ。
噛める事案が少ないってのも考えもんかい。」

なんてまた独り言ち。

リョーガ・パレコルタ > 「…。
ま、俺ぁいつも通り【縁の下の力持ち】でいればいいんでい。
目立つんは『柄じゃあねぇ』んでねい。」

そういうと、往く目の前に落ちていたか、本を視認すると。
リョーガの【影】がズズズズ、と『手』のように伸びて。
本をつかんで丁寧に高い書架の本棚の隙間へと本を仕舞い込んでいった。

「ん、精度はばっちりだねい。
まー荒事にゃそんな向かないけどもさ。」

なんて、その場でごちりながら去っていく。
いつの間にか【影】はリョーガのそれへと、収まっていた。

ご案内:「禁書図書館 書架・閲覧室」からリョーガ・パレコルタさんが去りました。