2024/11/14 のログ
ご案内:「禁書図書館 書架・閲覧室」にリョーガ・パレコルタさんが現れました。
リョーガ・パレコルタ > 『…ふんふん。』

真宵の禁書図書館。
そんな有り得ない時間に1つの禁書を手にしている青年が1人。
そして公安の壮年の人物が。

公安の何者か > 「…それが例の品か。
よくやる物だな。
…流石図書委員の中でも異例中の異例の実力だな?」

壮年の人物はリョーガから布に包まれた禁書を受け取る。
中身はとある秘術が幾らか記されたものだが…紛れもない禁書だ。

リョーガ・パレコルタ > 『ま。
これが今の僕のお仕事ですから?
とはいえ…何に使うんでい?
わざわざ公安のお偉いさん方が裏でこっちに頼むなんて。』

リョーガは肩を竦めながらそれとなくに尋ねる。
どうせはぐらかしが来るのは分かりきっているが。

公安の何者か > 『君にはまだ知るには早い。 とはいえ邪険にはすまいよ。
今後の戦力強化に必要だからさ。』

壮年の人物はくく、と肩を竦め笑いながら。
と、スーツのポケットから旧来型のスマホをリョーガに投げ渡し。

『その中に報酬の暗証番号等が残っている。
報酬を確認次第破壊してくれたまえ。

───ではな。』

壮年の人物は、静かに図書館を後にした。
静寂だけを残して。

リョーガ・パレコルタ > 『…公安の協力者というのもなんか奇妙なもんだねい。』

それを見送ったリョーガ。
独り残された禁書の書架場でいつも通りの笑みを浮かべたまま。

とはいえ図書委員が<図書委員では無い理由>で真宵の図書館に居るなんてどう誤魔化したものか、と。

リョーガ・パレコルタ > 『…ま、後で色々弄ればいいかねい。
そういうのは苦手なんだけどよい?』

くつくつと笑って、隠れている目側の髪をかきあげる。
─────《傷があった》。

『ま、そろそろかずさんらと魔導書回収だろうしねい…そっちのデータも流しとこうかい。』

本業はこっちだけどねい、とカツカツ。
靴の音だけを残して彼も禁書図書館を後にする。

────静寂だけを残して。


ご案内:「禁書図書館 書架・閲覧室」からリョーガ・パレコルタさんが去りました。