2024/06/17 のログ
ご案内:「大時計塔」にクロメさんが現れました。
ご案内:「大時計塔」に橘壱さんが現れました。
クロメ >  
この島で、遠くを見渡すなら此処だろう、と話に聞いた。
どうやら立ち入り禁止、となっているようだが……危険物など見当たらない。
問題はなかろう。

落下? 下らないな

「……ふむ」

なるほど、確かに高い
自分でとんでもいいのだろうが、この高さまで飛べば流石に騒ぎになりそうだ
で、あれば此処も悪くはない

「……なるほど」

手に入れた地図と参照する
あちらにあるのが異邦人街とやらか
それからこちらが……

そうやって、島の全貌を眺め続ける

橘壱 >  
散々だ。うんざりだ。
ちょっと腐ってた矢先に企業介入での直々風紀の仕事。
退院はまだ先だが、自分のスポンサー相手なら是非もない。
愛機はまだ修理中、自分の体も万全ではないが漸く歩ける。
勝手に病院を抜け出し向かう先は────。

「……こんな所にいたのか。成る程、確かに情報通りだ。」

程なくして彼女背後から現れたのは包帯と白衣、白づくしの眼鏡少年。腕には風紀委員会の腕章。
その傍には、ホログラムモニターに映る彼女の画像と必要最低限のプロフィール。

「アンタの事だろ?最近入学した"怪異"ってのは。思ったより小さいんだな、はじめまして…で、良かったな?」

クロメ >  
「……」

しばし、この島を知ろうと眺めていた
そこに、足音が聞こえてくる

おそらくは人間。
歩く音の感じから微妙な不規則性を感じられる。
怪我かなにかでもしているのか?
わずかに血臭のようなものも香る

「……何者だ?」

振り返ることもしなかった。
ただ、冷たい声で、抑揚もなく。
現れた者に誰何する。

「私は、知らぬ」

どこまでも、冷めた声だった

橘壱 >  
「風紀委員会所属一年、橘壱(たちばないち)アンタの監視役として遣わされた。」

懐の広い学園とはいえ、危険性を野放しにする程能天気ではない。
一応生徒として入学したらしいが、その実態はわからない。
生徒の自主性、生徒同士で解決させる為にスポンサーの介入ありきだが監視員として遣わされたのだ。
冷たい声音や、威圧感に屈することなく少年はふん、と鼻を鳴らした。

「僕だってアンタの事を知らないし、よくもまぁこんな場所まで来ようとしたな。知ってるか?一応、立入禁止だ。」

「入学早々、えらい"不良行為"だな。イヤイヤ入学させられたクチか?」

立て続けに質問を並べたてる。
尊大に対し、慇懃無礼さを隠さない少年だ。

クロメ >  
「ああ。首輪か鈴か」

下らない
私、という存在を受け入れるつもりなのか、そうではないのか
まったくもってヒトは度し難い

「わかりにくかったのでな」

立入禁止、という意味の表記はわからないでもなかった
だが、そうならそうとそれなりの対応策を講じておくべきだ
真に禁じたいのであれば

その半端も度し難い
世はだいぶ変わったようだが、人の度し難さは変わらないようだ
だから

「どちらでもない」

問いに対する回答は、そういうものだった
いやいやというわけでもなかったが、別に好き好んだわけでもない

ただ、必要以上に干渉されたくない
それには、人の決め事のうちにいたほうが得策だった
それだけの話しだ

そして、そこまでのことは口にしない

「監視とやらは嫌味が仕事か?」

橘壱 >  
「…よく鳴る鈴の方が、アンタを見つけやすいって思ったんだろ?」

嫌味な自覚はあるからこそ更に嫌味で返してやった。
かく言う少年も実にうんざりとしたと言った態度だ。
事実、他人にどうこう言われてモヤモヤしていた所だ。
その矢先に企業様(スポンサーサマ)の介入ありきでこれだ。何だっていうんだ。

そういう監視対象はといえば此方に無関心、興味なし。
返って丁度いい…と、思えたのは今や昔。
引き分けと理想と現実の乖離に苦しみ、腐っていたとはいえ、変化したものが元に戻るのが難しい。
ある意味の共感(シンパシー)さえ感じたのだろう。
眉間に皺寄せ、自身への苛立ちに舌打ち。

「…此処に来たことは黙っておいてやる。別にアンタを退学させたい訳じゃない。」

「……どっちでもない癖に入学したのか。ヘンな奴だな。アンタはどうでもいいのにこんな所に入学するのか、随分と変人…いや、変怪異か?」

クロメ >  
「そうか。
 よく鳴く鈴、でもなさそうだが」

嫌味、とはいったものの別になんの痛痒も感じてはいない。
そういう口のきき方を嫌うわけでもない。別に好きでもないが

ただ、この男自身がそこまで軽口が好きなタイプかというと。
どうもそれは違う気もする
まあ、どうでもいいことか。

「そうだろうな。」

退学をさせるつもりなら、最初からそういう風に話を持っていくだろう。
ソレをしない時点で、そこまでの意図はないはずだ。
黙っている、というのなら、そのほうが楽だろうし否やもあるわけがない

「妙な質問だな」

そもそもヒトの方が入学しろと持ちかけたのだ。
それを受け入れたことを変と言われる筋合いはない

「そのほうが、面倒がないのだろう?」

変に探られたり、余計なちょっかいを掛けられたり。
そんな面倒事を考えれば、まだマシだ。

できればヒトと関わりたくないが、そこまでは望めないなら次善策のはずだ

「拒否させたいのか?」

ならば、そういう疑問を抱くのはなぜか
そういう意図か?怪異など狩ってしまえ、という存在も当然一定数いるのは理解している

橘壱 > 「どういうワケか、"口の悪さ"には定評があるからな。」

そう意味ではよく鳴る。ある意味悪口の共鳴だ。
愛想がないのもお互い様だし、彼女には彼女の事情があるのだろう。
何となく、だが。ある意味彼女の考える事が分からなくもない。
拒絶的な態度は興味のなさ、或いは……。

「…………そういうワケじゃない。どういう経緯で入ったかは知らないけど、この島にいる以上面倒がないのは本当だ。」

こんな奴、適当に放っておけばいい。自分の目的に何ら関わりはない。
それこそ、先輩に言われるままなんかせず、反抗的に、前の傍若無人なチャンピオンになってしまえばいい。
なんでかな。そうはいかない。ホログラムモニターを切れば、彼女隣まで歩いてしゃがみこんだ。
見下ろせば変わらず、凄い高さだ。落ちたらまず、助からない。

「……そんなに他人が嫌いか?アンタは。それこそ、興味ないか?随分とアナログな地図だけど、行きたいとこでも?」

どうしてかな、知るべきだと思ってしまったのは。
碧の双眸が彼女を横目で見やり、尋ねる。

クロメ >  
長い付き合いがあるわけでもない。たった今あったばかりの限りなく知らない相手。
しかし、その愛想のなさはすぐにでもわかることだ。
そして、醸し出す雰囲気は……

「自分の興味以外は、どうでもいい。
 ……そういう口だ」

定評がある、ということはそういうことだろう。
思ったことを口にする。

「……」

そんな会話にも関わらず、男は近くまで寄ってきてしゃがみこむ。
そこまですれば、小さな体躯の自分よりも流石に相手のほうが低くなる。

「変な奴だな」

別に言い返したわけではない。ただ、思ったことをそのまま口にする。
興味も関心もなさそうで、何なら自分の監視、という仕事すら面倒そうだったのに。
わざわざ近寄って、どうでもいい個人的な質問をしてくる

そちらのほうがよほど変人ではないか?

「別に。 ヒトは度し難い、とは思うがな。
 興味は……そうだな、ない。」

他人、とはこの場合何を指すのか。おそらくはヒトのこと、だろう。
そうであれば、嫌い、というより……

まあ、それはいい。
次の問は興味。ソレは確かに、ない。
どうでもいいことだ

「これは、地理の把握だ」

この島を超えて外に出ることも考えてみたが、それはどうも難しそうだ。
いや、可能かもしれないが妨害がひどそうだと、直感している。

それであれば少なくともしばらくは此処で過ごすことになる。
地理の把握は必須だ。

どこかに行きたい? 言えるほど場所を知っているわけでもない

「……無駄だろう?」

わざわざ聞いたところで、返るのはこの程度の答え。
それで満足行く結果が得られたとも思えない。
無駄に終わっただろう?と皮肉でもなく、感情も交えずに口にする。

「気になるか?」

別に怪異マニアでもあるまいに。そんな質問をぶつけてきたことを少しだけ不思議に思う。
……それぐらいは聞いてもいいか

橘壱 >  
彼女の言葉に首を振った。

「否定はしない。…そのはずだったんだけど、な……。」

そう、今でも変わらない。
自らの力で全ての頂点に立つ例外(イレギュラー)になるためにひたすらに強さを求め続けている。
それ以外必要なことはない。全て茶番だ。
そう思ってるはずなのに、こうして夜景を眺めて、名も知らない怪異と二人っきりだ。

「ヘンなのはアンタもだろ。つまり、似た者同士らしい。」

素っ気なさに変具合。いい勝負だ。
少年は力なく笑みを浮かべて首を振った。

「……いや、無駄じゃなかった。興味がない割には"度し難い"、な。それは偏見か、理解した上じゃないと出てこないよ。」

本当に興味がないことは本当にどうだっていいんだ。
記憶に留めておくことすらしない。本当にすり抜けていく。
彼女の過去に何があったかは知らない。
けど、人間をそういう風に捉える程度には何かがあった。収穫はある。

「…………。」

そう、収穫と思った。
持ってしまっている。人に、他人に、コイツに興味を。
……こんなことで頂点には行けない。どうでもいいはずなのに…。

「地理、ね。意外と勉強熱心なんだな?まぁ、気にはなるよ。何処に行くか。」

こんなにも、饒舌だ。
思わず自分でも笑っちゃうほどで、口元も少し緩んでた。

クロメ >  
「……予定外(イレギュラー)か」

どうやら、今日のこの人物はいつもと違う、ということらしい。
非効率、非合理。
そういったものを平気でおこして、道を進んでいく。
やはり、人は度し難い

「汝に変といわれる筋合いはない」

お互い様、と言われるがそんなつもりはない
が。
似たもの同士、というのは一部真理かもしれない

「……そうか」

確かに、そうだ。そのとおりである。
真にどうでもよければ、考えることすらしない。
関わることもしない。この男の言うとおりだ。

「……経験でも?」

そんなことを言うからには、そういう経験則か何かがあるのか。
度し難くも自分を探ってくるのだ。それくらいの追求はいいだろう

「眠りにつくわけにもいかない。なら、暮らすところくらい確認する」

新居の間取りを確認する、くらいの感覚で考えている。
まったく家を見ずに暮らすわけにもいくまい、と

「私が気になるか」

再度。今度は、行き先などではなく、全般的な話。
そうまでして気にする意味などあるのか

「……探ったところで、ろくなものはでない。
 虎の尾なら出るかもしれないが」

探れば探るほどに。踏めば確実に襲われる――そんな地雷のようなナニカが出てくるかもしれない。
そうなれば、お互いただではすまないのではないか、と

橘壱 >  
少年は立ち上がれば、ニヤリと笑った。
好戦的で、不適で、自信に溢れた笑み。

「それは僕に、踏んでくださいってお願いしてるのか?」

何を言い出すかと思えばくだらない。
ただ当たり障りない関係を求めてるわけじゃない。それこそどうだっていい。
むしろ、そう言われた事に余計に火がついた。碧の瞳が、相手の顔を覗き込む。

「余り僕を舐めるなよ、怪異。そんなのでビビるかよ。むしろ、それくらい刺激的じゃないとな。」

そうじゃなきゃ、面白くない。
だが、ああ、そうか。面白いと思ったのか、僕は。
もしかして、他の奴らにもそうだったのか。
だとしたら…思ったよりも感化されているみたいだ。

"悪くない"。

「根無し草のクセに住居ね。島は部屋じゃないぞ、"相棒"。どうせ、嫌と言っても長いか短い付き合いになるさ。…名前は?」

彼女の口から聴いておくべきだと思ったのだ。

クロメ >  
「……」

小さな吐息を一つ。

人というものはどこまで行っても愚かしい。
進むべきでないところに足を踏み入れ、
探るべきでないところを探り、
争うべきでないものと争う

「度し難いな」

どうせ言っても聞きはしない。
どうせ言っても曲げはしない。
どうせ言っても無意味だ。

「……伝わって……」

いるはずだが、と言おうとしたが、わざわざ聞くのだ。
どうせ言わせる気だろう。無駄は好まない。

「……クロメ」

端的に答える。その問いに答えるなら、これで十分だろう、と。
無駄に話すだけ、無駄なのだ