2024/06/17 のログ
ご案内:「大時計塔」にクロメさんが現れました。
ご案内:「大時計塔」に橘壱さんが現れました。
■クロメ >
この島で、遠くを見渡すなら此処だろう、と話に聞いた。
どうやら立ち入り禁止、となっているようだが……危険物など見当たらない。
問題はなかろう。
落下? 下らないな
「……ふむ」
なるほど、確かに高い
自分でとんでもいいのだろうが、この高さまで飛べば流石に騒ぎになりそうだ
で、あれば此処も悪くはない
「……なるほど」
手に入れた地図と参照する
あちらにあるのが異邦人街とやらか
それからこちらが……
そうやって、島の全貌を眺め続ける
■橘壱 >
散々だ。うんざりだ。
ちょっと腐ってた矢先に企業介入での直々風紀の仕事。
退院はまだ先だが、自分のスポンサー相手なら是非もない。
愛機はまだ修理中、自分の体も万全ではないが漸く歩ける。
勝手に病院を抜け出し向かう先は────。
「……こんな所にいたのか。成る程、確かに情報通りだ。」
程なくして彼女背後から現れたのは包帯と白衣、白づくしの眼鏡少年。腕には風紀委員会の腕章。
その傍には、ホログラムモニターに映る彼女の画像と必要最低限のプロフィール。
「アンタの事だろ?最近入学した"怪異"ってのは。思ったより小さいんだな、はじめまして…で、良かったな?」
■クロメ >
「……」
しばし、この島を知ろうと眺めていた
そこに、足音が聞こえてくる
おそらくは人間。
歩く音の感じから微妙な不規則性を感じられる。
怪我かなにかでもしているのか?
わずかに血臭のようなものも香る
「……何者だ?」
振り返ることもしなかった。
ただ、冷たい声で、抑揚もなく。
現れた者に誰何する。
「私は、知らぬ」
どこまでも、冷めた声だった
■橘壱 >
「風紀委員会所属一年、橘壱。アンタの監視役として遣わされた。」
懐の広い学園とはいえ、危険性を野放しにする程能天気ではない。
一応生徒として入学したらしいが、その実態はわからない。
生徒の自主性、生徒同士で解決させる為にスポンサーの介入ありきだが監視員として遣わされたのだ。
冷たい声音や、威圧感に屈することなく少年はふん、と鼻を鳴らした。
「僕だってアンタの事を知らないし、よくもまぁこんな場所まで来ようとしたな。知ってるか?一応、立入禁止だ。」
「入学早々、えらい"不良行為"だな。イヤイヤ入学させられたクチか?」
立て続けに質問を並べたてる。
尊大に対し、慇懃無礼さを隠さない少年だ。
■クロメ >
「ああ。首輪か鈴か」
下らない
私、という存在を受け入れるつもりなのか、そうではないのか
まったくもってヒトは度し難い
「わかりにくかったのでな」
立入禁止、という意味の表記はわからないでもなかった
だが、そうならそうとそれなりの対応策を講じておくべきだ
真に禁じたいのであれば
その半端も度し難い
世はだいぶ変わったようだが、人の度し難さは変わらないようだ
だから
「どちらでもない」
問いに対する回答は、そういうものだった
いやいやというわけでもなかったが、別に好き好んだわけでもない
ただ、必要以上に干渉されたくない
それには、人の決め事のうちにいたほうが得策だった
それだけの話しだ
そして、そこまでのことは口にしない
「監視とやらは嫌味が仕事か?」
■橘壱 >
「…よく鳴る鈴の方が、アンタを見つけやすいって思ったんだろ?」
嫌味な自覚はあるからこそ更に嫌味で返してやった。
かく言う少年も実にうんざりとしたと言った態度だ。
事実、他人にどうこう言われてモヤモヤしていた所だ。
その矢先に企業様の介入ありきでこれだ。何だっていうんだ。
そういう監視対象はといえば此方に無関心、興味なし。
返って丁度いい…と、思えたのは今や昔。
引き分けと理想と現実の乖離に苦しみ、腐っていたとはいえ、変化したものが元に戻るのが難しい。
ある意味の共感さえ感じたのだろう。
眉間に皺寄せ、自身への苛立ちに舌打ち。
「…此処に来たことは黙っておいてやる。別にアンタを退学させたい訳じゃない。」
「……どっちでもない癖に入学したのか。ヘンな奴だな。アンタはどうでもいいのにこんな所に入学するのか、随分と変人…いや、変怪異か?」
■クロメ >
「そうか。
よく鳴く鈴、でもなさそうだが」
嫌味、とはいったものの別になんの痛痒も感じてはいない。
そういう口のきき方を嫌うわけでもない。別に好きでもないが
ただ、この男自身がそこまで軽口が好きなタイプかというと。
どうもそれは違う気もする
まあ、どうでもいいことか。
「そうだろうな。」
退学をさせるつもりなら、最初からそういう風に話を持っていくだろう。
ソレをしない時点で、そこまでの意図はないはずだ。
黙っている、というのなら、そのほうが楽だろうし否やもあるわけがない
「妙な質問だな」
そもそもヒトの方が入学しろと持ちかけたのだ。
それを受け入れたことを変と言われる筋合いはない
「そのほうが、面倒がないのだろう?」
変に探られたり、余計なちょっかいを掛けられたり。
そんな面倒事を考えれば、まだマシだ。
できればヒトと関わりたくないが、そこまでは望めないなら次善策のはずだ
「拒否させたいのか?」
ならば、そういう疑問を抱くのはなぜか
そういう意図か?怪異など狩ってしまえ、という存在も当然一定数いるのは理解している
■橘壱 > 「どういうワケか、"口の悪さ"には定評があるからな。」
そう意味ではよく鳴る。ある意味悪口の共鳴だ。
愛想がないのもお互い様だし、彼女には彼女の事情があるのだろう。
何となく、だが。ある意味彼女の考える事が分からなくもない。
拒絶的な態度は興味のなさ、或いは……。
「…………そういうワケじゃない。どういう経緯で入ったかは知らないけど、この島にいる以上面倒がないのは本当だ。」
こんな奴、適当に放っておけばいい。自分の目的に何ら関わりはない。
それこそ、先輩に言われるままなんかせず、反抗的に、前の傍若無人なチャンピオンになってしまえばいい。
なんでかな。そうはいかない。ホログラムモニターを切れば、彼女隣まで歩いてしゃがみこんだ。
見下ろせば変わらず、凄い高さだ。落ちたらまず、助からない。
「……そんなに他人が嫌いか?アンタは。それこそ、興味ないか?随分とアナログな地図だけど、行きたいとこでも?」
どうしてかな、知るべきだと思ってしまったのは。
碧の双眸が彼女を横目で見やり、尋ねる。
■クロメ >
長い付き合いがあるわけでもない。たった今あったばかりの限りなく知らない相手。
しかし、その愛想のなさはすぐにでもわかることだ。
そして、醸し出す雰囲気は……
「自分の興味以外は、どうでもいい。
……そういう口だ」
定評がある、ということはそういうことだろう。
思ったことを口にする。
「……」
そんな会話にも関わらず、男は近くまで寄ってきてしゃがみこむ。
そこまですれば、小さな体躯の自分よりも流石に相手のほうが低くなる。
「変な奴だな」
別に言い返したわけではない。ただ、思ったことをそのまま口にする。
興味も関心もなさそうで、何なら自分の監視、という仕事すら面倒そうだったのに。
わざわざ近寄って、どうでもいい個人的な質問をしてくる
そちらのほうがよほど変人ではないか?
「別に。 ヒトは度し難い、とは思うがな。
興味は……そうだな、ない。」
他人、とはこの場合何を指すのか。おそらくはヒトのこと、だろう。
そうであれば、嫌い、というより……
まあ、それはいい。
次の問は興味。ソレは確かに、ない。
どうでもいいことだ
「これは、地理の把握だ」
この島を超えて外に出ることも考えてみたが、それはどうも難しそうだ。
いや、可能かもしれないが妨害がひどそうだと、直感している。
それであれば少なくともしばらくは此処で過ごすことになる。
地理の把握は必須だ。
どこかに行きたい? 言えるほど場所を知っているわけでもない
「……無駄だろう?」
わざわざ聞いたところで、返るのはこの程度の答え。
それで満足行く結果が得られたとも思えない。
無駄に終わっただろう?と皮肉でもなく、感情も交えずに口にする。
「気になるか?」
別に怪異マニアでもあるまいに。そんな質問をぶつけてきたことを少しだけ不思議に思う。
……それぐらいは聞いてもいいか
■橘壱 >
彼女の言葉に首を振った。
「否定はしない。…そのはずだったんだけど、な……。」
そう、今でも変わらない。
自らの力で全ての頂点に立つ例外になるためにひたすらに強さを求め続けている。
それ以外必要なことはない。全て茶番だ。
そう思ってるはずなのに、こうして夜景を眺めて、名も知らない怪異と二人っきりだ。
「ヘンなのはアンタもだろ。つまり、似た者同士らしい。」
素っ気なさに変具合。いい勝負だ。
少年は力なく笑みを浮かべて首を振った。
「……いや、無駄じゃなかった。興味がない割には"度し難い"、な。それは偏見か、理解した上じゃないと出てこないよ。」
本当に興味がないことは本当にどうだっていいんだ。
記憶に留めておくことすらしない。本当にすり抜けていく。
彼女の過去に何があったかは知らない。
けど、人間をそういう風に捉える程度には何かがあった。収穫はある。
「…………。」
そう、収穫と思った。
持ってしまっている。人に、他人に、コイツに興味を。
……こんなことで頂点には行けない。どうでもいいはずなのに…。
「地理、ね。意外と勉強熱心なんだな?まぁ、気にはなるよ。何処に行くか。」
こんなにも、饒舌だ。
思わず自分でも笑っちゃうほどで、口元も少し緩んでた。
■クロメ >
「……予定外か」
どうやら、今日のこの人物はいつもと違う、ということらしい。
非効率、非合理。
そういったものを平気でおこして、道を進んでいく。
やはり、人は度し難い
「汝に変といわれる筋合いはない」
お互い様、と言われるがそんなつもりはない
が。
似たもの同士、というのは一部真理かもしれない
「……そうか」
確かに、そうだ。そのとおりである。
真にどうでもよければ、考えることすらしない。
関わることもしない。この男の言うとおりだ。
「……経験でも?」
そんなことを言うからには、そういう経験則か何かがあるのか。
度し難くも自分を探ってくるのだ。それくらいの追求はいいだろう
「眠りにつくわけにもいかない。なら、暮らすところくらい確認する」
新居の間取りを確認する、くらいの感覚で考えている。
まったく家を見ずに暮らすわけにもいくまい、と
「私が気になるか」
再度。今度は、行き先などではなく、全般的な話。
そうまでして気にする意味などあるのか
「……探ったところで、ろくなものはでない。
虎の尾なら出るかもしれないが」
探れば探るほどに。踏めば確実に襲われる――そんな地雷のようなナニカが出てくるかもしれない。
そうなれば、お互いただではすまないのではないか、と
■橘壱 >
少年は立ち上がれば、ニヤリと笑った。
好戦的で、不適で、自信に溢れた笑み。
「それは僕に、踏んでくださいってお願いしてるのか?」
何を言い出すかと思えばくだらない。
ただ当たり障りない関係を求めてるわけじゃない。それこそどうだっていい。
むしろ、そう言われた事に余計に火がついた。碧の瞳が、相手の顔を覗き込む。
「余り僕を舐めるなよ、怪異。そんなのでビビるかよ。むしろ、それくらい刺激的じゃないとな。」
そうじゃなきゃ、面白くない。
だが、ああ、そうか。面白いと思ったのか、僕は。
もしかして、他の奴らにもそうだったのか。
だとしたら…思ったよりも感化されているみたいだ。
"悪くない"。
「根無し草のクセに住居ね。島は部屋じゃないぞ、"相棒"。どうせ、嫌と言っても長いか短い付き合いになるさ。…名前は?」
彼女の口から聴いておくべきだと思ったのだ。
■クロメ >
「……」
小さな吐息を一つ。
人というものはどこまで行っても愚かしい。
進むべきでないところに足を踏み入れ、
探るべきでないところを探り、
争うべきでないものと争う
「度し難いな」
どうせ言っても聞きはしない。
どうせ言っても曲げはしない。
どうせ言っても無意味だ。
「……伝わって……」
いるはずだが、と言おうとしたが、わざわざ聞くのだ。
どうせ言わせる気だろう。無駄は好まない。
「……クロメ」
端的に答える。その問いに答えるなら、これで十分だろう、と。
無駄に話すだけ、無駄なのだ