2025/10/31 のログ
■幣美奈穂 >  
切っ掛けは、なにかビルの陰からおっきな髑髏が見えたりしていると、霊感が強めの学生からの声。
すわ、事件でしょうか!?
そんな現場、一触即発。
なにせ、10階建てのビルの陰に隠れるように体半分を隠している骸骨と対峙しているのですから。
でも、美奈穂の頭はかくりと傾げます。
敵意と言いますか、邪な感じをまるで感じないからです。
てこてこてこ。
何気なく近付いて見上げます。とってもおっきな骸骨さんです。
「どうしましたの?」
尋ねます。
小さい美奈穂が近付いているのに、みなさん、見上げていて気付かなかったようですが。声を出すとはっとする委員会の人達。
危ない、下がれ、など聞こえてくるのですが。
ふんふんふんっ。
美奈穂は頷いています。
一部、耳を抑えてびっくりしている人もいます。
この「がしゃどくろさん(女性)」、なんとハロウィンに参加したいそうです!
聞こえる人にしか聞こえない、妖の声。
普通に聞こえている美奈穂です。
結構、可愛らしいお声なのですが、ハロウィンに参加したいけれど言い出せず、こっそりと準備をのぞいてみていただけだそうです。
霊感ある方も多いこの島、気付いちゃった人も結構いたんですね。
そこで今に至ります。
■幣美奈穂 >  
まずは作戦会議。
この案件、霊的予防係だとぴったりです!
でも委員会の会議室、がしゃどくろさんは入れません。
窓の外からご参加です。
がしゃどくろさんはおっきいですから、普通の場所での活動はなかなか難しい。
そこで、コスプレ案を提案します。
大丈夫です。美奈穂、宗教的関係ならよく知ってますから!
そこで選んだのが時計塔。
横に梁を伸ばして、十字架骸骨さんオブジェの真似です!
喧々囂々、というよりにゃーにゃーわんわんといった感じ。
だって、がしゃどくろさんと普通に話せる人が少ないですし。なんやなんやと付いてくる、お馴染むの委員会周辺のノラ猫さんの方が多いぐらいなのですから。
そういう会議を経て、コスプレの為の舞台づくり。
でも、こういうのは生活委員会の仕事です。
その上、忙しいこの時期にねじ込むのですから現場の不満も大きいです。
猫の手も欲しいというので、ノラ猫さんたちに慰問を頼んだりもしています。
あっ、わんこさん、がしゃどくろさん齧っちゃ駄目ですよ!
そんなてんやわんや……。
時計台に横に長い鉄筋を伸ばしていき、下から梁で支えるだけなので、意外にスムーズにできます。
うんうん、うんうんっ。
がしゃどくろさんと頷き、位置とポーズ確認。
夜にはライトアップしていただきましょう!
迫力満点なはろうぃんになるはずです!
ご案内:「大時計塔」から幣美奈穂さんが去りました。