2024/09/06 のログ
ご案内:「常世博物館-中央館-古代エジプト文化展示」に緋月さんが現れました。
緋月 >  
常世博物館・中央館。
古代エジプト文化展示の一角に位置する、展示エリア。

聖遺物とされる遺物の展示されたコーナーに、一人の少女の影がある。

「――――。」

暗い赤の外套(マント)に、書生服姿の少女。
手には、刀袋。

真っ直ぐに歩みを進め、遺物が展示されているコーナーに辿り着くと、手近な椅子に腰を下ろす。

「……ふぅ。」

小さく息を吐き、軽く目を閉じる。
まるで、己の過去を顧みるかのように。

――静寂が、展示コーナーを満たす。

緋月 > 「………。」

幸い、神器達は静かにしてくれている。
少女の意を汲んでくれている、のだろうか。

最も、普通の者には聞こえぬ声…否、思念。
人の往来のとても乏しい展示コーナーだが、もしも誰かが通りかかっても、一休みしていると
思われる位で済む事だろう。

「…………。」

約一体、構ってもらいたそうに散々飛んでくる思念があるが、敢えて無視していた。
気の毒だとは思うが、「先輩」に教わった事は大事である。

……意図的に無視しているのがバレたのか、また思念が強くなった。
まあ、良いでしょう。普通の方には届かないのだし。
 

ご案内:「常世博物館-中央館-古代エジプト文化展示」に神樹椎苗さんが現れました。
神樹椎苗 >  
「――だからてめーは常々うるせえってんですよっ!」

 ――ガッツーン!

 一揃いの軍靴が一つの展示ケースを凄まじい勢いで蹴り飛ばした。
 というよりは。
 紅い装束の小さな体が、凄まじい勢いで特殊ガラスに衝突していた。
 ドロップキック――というのも馬鹿らしい勢いで。

 バキン、という冗談見たいな音が鳴って、血しぶきが展示場に舞った。
 ついでに、細くて小さな足がひしゃげて捥げて飛んでった。
 すっ飛んできた小さな体は宙を舞って、頭からぐしゃり、と壁に激突し、首があらぬ方向へ折れ曲がっていた。

 ――ええ、どこからどう見てもスプラッターな即死でした。