学園を運営する重要な組織である「委員会」の本部などが立ち並ぶ一画。国家における官庁街に相当する。
基本的に各種委員会の事務などが行われる場所のため、歓楽的なことを求めるには向いていない場所である。
とはいえ、委員向けの飲食系部活もいくつか存在している。

ごく最近、委員会総合庁舎が竣工し、委員会の出張オフィスや窓口が置かれ、委員会間の連携や交流の促進が測られている。

※委員会本部庁舎の会議室などの個別の部屋を表現したいといった場合は、ロールプレイの中でわかるように表現する、あるいは自由記入を使うなど各自ご対応ください。

選択した場所に入室します。

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参加者(0):ROM(1)
Time:18:36:50 更新


ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」から青霧在さんが去りました。 (03/08-01:00:35)
青霧在 > 「……またな」

霞堂の言葉には時折含みがある。
つかみどころがないからそう感じるだけだろうか。

扉が閉じる音、遠ざかる足音に頭をあげる。
霞堂は去った。
この後の訪問の予定はない筈だ。
この後の用までは1時間以上余裕がある。

「今しかないな」

オモイカネを取り出し、先ほど得た連絡先を登録する。
いきなりコールするのも良くないだろう。
刀匠というのなら、今も何か鍛えているかもしれない。
よってメールを打つ。

初めて言葉を交わす相手であり、依頼する相手でもある。
丁寧な言葉を選び、挨拶に始まり要件を連ねていく。

自分は風紀委員会の人間であること。
優れた刀匠である当世金屋子媛に剣の修復を依頼したいこと。
修復不可能と判断された剣の状態を経緯や診断、写真も添えて。
剣の元の状態や性能。
希望する日程の候補。

「こんなところか…?」

10分程で本文が完成した。
顔も知らない相手に武器の修復を依頼するのは初めてだ。
これまでは暁に言えば何も言わずに修復してくれていた。
必要そうな情報はこれで全てだろうか。
改めて5分程考えた後、そのまま送信した。

「…これでどうなるか」

送信済みボックスに並んだメールを見つめて脱力気味に呟いた。
(03/08-01:00:32)
霞堂由紀 > 「楽しみにしてるね」

別に礼なんていらない。
面白そうだから手を貸して、望んだ結果が得られた。
それだけ♪

「それじゃあ私は帰るから」
「またね、在」

ソファを立ち、手を振りながら廊下へと出る。
早く出てあげないと在は頭上げてくれないから。
そのまま本庁を出て、歩く。
とある場所に向かって歩く。

しばらく歩くと、その姿が全ての存在からの死角に入る。
そして、その死角から碧い長髪の少女が出て来る事は無かった。
代わりに現れたのは、黒い短髪の少女。
黒髪の少女が向かう先は――――

公安委員会本庁のある方面である。

今は黄昏(誰ぞ彼)時。
煌めくような細い何かも相まって、少女が何者かは誰の目にも止まらない。
(03/08-00:35:55)
青霧在 > 「……ああ」

風紀委員会が監視対象に武器の修復を依頼する(償い損ないが今なお咎を背負う者と対面する)のを気にしない訳がない。
無意識に問いに答えていた。

逡巡、僅かな間《炉神》に気をとられたが、資料をファイルに戻し引き出しにしまう。
必要な情報(連絡手段)は得られた。
《炉神》(当世金屋子媛)が監視対象であろうがそうでなかろうが、やる事は変わらない。
修復不可能とされた《聖蛇》の修復を依頼する。(人様からの戴き物を大切にする。)

「本当に助かった、霞堂」
「この礼は必ずする」

立ち上がり、霞堂に頭を下げる。
青霧が直接、監視対象の情報に触れるのは面倒な手続きを経る必要がある。
だが霞堂のおかげで数日で済んだ。
霞堂も暇ではないだろうに。
(03/08-00:28:22)
霞堂由紀 > 「たまたま聞こえて来るんだよ」

勿論嘘。
初めて見た時からずっと(監視し)ているだけ。

「それは…壊れるね」

在のジェスチャーを見て大体察する。
あんな不安定な武器(《聖蛇》)にそんな事したらそうもなる。

資料を眺める在を眺める。
そして見逃さない。その表情があるタイミングで明らかに曇った事を。

「やっぱり気になる?」

第一級監視対象。いや、監視対象というだけでも同じ反応をするだろうか。
この反応を確かめたくて、ここまで《炉神》が監視対象であることを明確にしなかった。
やはり、青霧在という青年は……
口角が無意識に上がった。
(03/08-00:14:22)
青霧在 > 「……そういう情報はどこで仕入れて来るんだ?」

隠している訳ではないが、霞堂は武器を持つ訳でも無ければ暁と直接的な接点があるような部署ではない筈だ。
《聖蛇》も、データベースにも登録されている武器ではあるが…。

霞堂は俺が入学した時からこうだ。
何故か俺の事は何でも知っている。
知っているだけだ。広める訳でも、利用する訳でもない。
所謂気がある素振りを見せる訳でもない、必要以上のコミュニケーションやボディタッチを行う訳でもない。
何を考えているのか、分からない。
聞いてもはぐらかされるばかりだ。
しかし、現場で起きた事までは流石に知らなかったようだ。

「まあ…こうした」
「あいつが忙しそうなのは思ってる通りだろう。新しい(武器)を用意しようとしてたんだ」

右肘に掌底のジェスチャー。

何度か知人から話を聞いているが、新武器作りは難航していたという。
そして、既にその事情は解消された。

「…これ(《聖蛇》)さえ修復出来れば新しい武器も必要なくなる」
「だから《炉神》を頼りたい」

霞堂の持ってきたファイルの中身を取り出す。
差し出された時点で分かっていたが、情報量は少ない。

名前(御津羽つるぎ)コードネーム(《炉神》)通称(当世金屋子媛)

「第一級監視対象」

あとは連絡先と、依頼を受注している事が記されている程度。

「まあ…だよな」

第一級監視対象《炉神》。
何をしでかしたかは知らない、知りようが無い。
それでも、その肩書(監視対象)には前々から苦々しい思いを抱いている。
それに頼るというのは少しばかり後ろめたい思いだ。
(03/07-23:59:39)
霞堂由紀 > 「……ちょっと無理だね」

敵意、殺意、嫉妬、劣情、憤怒。
質の高い呪詛。薄まりつつあり、残り香とはいえその香りは到底無視できない。
これを見逃すようでは、少女の職務は務まらない。

箱に触れる青霧に変化がない様からも現状無害化されてる事は明らかだが、触れてみろと言われれば丁重にお断りするだろう。

「他の鍛冶師には無理でも、《炉神》なら可能だろうね」
「在担当は…暁ちゃんだっけ。ってことは聖蛇か」
「あの子が無理って言うなんて、どんな使い方したの」

暁ちゃんは多くの刀剣を鍛えた優秀な刀匠。
風紀の中にはあの子の鍛えた武器を持ってる人も少なくないって聞いた。

「そういえば最近あの子が忙しそうにしてたのってそういうこと?」

元々多忙な子だけど、もっと忙しそうにしてるらしい。
聖蛇が壊れたって事は、そういう事だろうか?
(03/07-23:35:06)
青霧在 > 「わざわざ来てもらってすまない、霞堂」

椅子から立ち上がった状態で少女を迎える。
霞堂由紀、同学年で風紀委員会の先輩。
付き合いは4年にもなるが、未だにその内が知れない。
嫌いではないが、ある時から妙に親し気で距離感が近い奇妙な女。
必ず約束の時間の15分前に来るのも、よく分からない。

「ありがとう、感謝する」

箱を妙に警戒している事に妙な納得を感じながら差し出されたファイルを受け取り、
霞堂が座るのを待ってから椅子に座り直す。

そして、霞堂の問いに頷く。

「分かるか。あと警戒はしなくていい」
「触るぐらいまでなら問題ないと。これも念の為でしかないからな」

相変わらず勘がいい。よすぎる
修復不能とされた《聖蛇》の入った箱に触れながら霞堂の問いに答える。
実際触れる程度なら大丈夫だ。
使用には適さないそうだが、この呪いも清めるだけなら可能ではあるそうだ。
それでも霞堂の警戒はあまり解れない。元の呪物の事を考えれば、妥当な警戒だろうか。

「ここには修復不能と判断された武器が入っている」
「だが……当世金屋子媛……《炉神》なら直せるかもしれないと聞いたんだ」
「一度はあきらめようと思ったが、諦めきれなくてな」

箱を擦りながら話す。
貰い物の武器を、特注で打ってもらった一品物を……壊したままにするのは、余りにも心苦しかった。
耐えかねた。
故に、直せるかもしれないという《炉神》を頼ろうとしている。
(03/07-23:25:15)
霞堂由紀 > 「お待たせ、在」

扉から入ってきたのは糸目の少女。
青霧より頭一つ小さい背丈、傷のない白い肌、光すら反射しそうな碧い長髪。
それでも、その立ち振る舞いには隙など無く、触れる事すら叶わない…そんな錯覚すら覚えるだろう。

そんな少女が親し気に青霧へと声をかける。
青霧に対して警戒などないままにデスクへと歩み寄る。
ただ、卓上の箱には警戒を向けて。

「はいこれ、言われてた資料」
「ま、連絡先以外は知ってると思うけど」

持ってきたファイルをデスクへと置き、傍に寄せてあった一人掛けソファに腰を降ろす。
背筋の伸びた整った姿勢で青霧の方を向き、尋ねる。

「んで?それと関係あるのかな?」

卓上の符が張られた箱を視線で示しながら

「《炉神》の情報が欲しいなんてさ」

口角を僅かに上げた。
(03/07-23:14:59)
青霧在 > 脳裏に呪いが反響する。
過剰な教えが正常であろうとする思考を妨げる。
その価値観は未だ過去に縛られ、人並みであることを許さない。
そうして歪みを正せずにいる事すら気づかせない。

法に沿った生き方は覚えられても、人並みな強迫観念と無縁な生き方を知れずにいる。
熱い内は簡単に歪められても、冷めてしまった後にそれを正す事は困難なのだ。

……

「そろそろ時間か」

青霧の執務室。
黄昏をカーテンで塞ぎ、符が数枚貼られた箱を見ながらつぶやく。
デスク前に座ったまま、誰かを待つ。
その誰かは、時間通りに来る。

昔からそうだ。

オモイカネの画面に表示された時計の長針が15分を指そうとした時―――

コンコンコン、と執務室の扉が叩かれた。

「大丈夫だ」

このタイミングで来るならあいつしかない。
約束の時刻の15分前。扉が開かれ、見覚えのある姿が露になっていく。
(03/07-23:03:31)
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」に青霧在さんが現れました。 (03/07-23:01:55)
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」から青霧在さんが去りました。 (02/22-18:45:55)
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」から神代理央さんが去りました。 (02/22-18:44:55)
青霧在 > 「茶葉か。茶とチョコの組み合わせは考えた事が無かったな」

茶葉は詳しくないが興味はある。
渋いものが多い印象だし甘いチョコとは合うのだろう。
楽しみだ。



神代についてその執務室へ向かう中、内心考えていた事がある。

(自信か…)

神代は、自信があるから堂々と話せると言っていた。
自分はどうだろうか。いや、考えるまでもなく自信などない、全くだ。
唯一取り柄と言える前線での戦闘においても…自分では力不足だと感じる。

だからと言って"自信を持とう"などと聞こえのいい目標を掲げるつもりはない。
それに、掲げたとて出来るとも思えない。
それでも、この自信の無さをどうにかできた時には、自分はこの退屈な生(指示に従うだけの生き方)から抜け出せるのかもしれない。そう考えると少しばかり自信とは何かを考えてしまう。

(神代を見ていれば…少しは自信の持ち方が分かるかもしれないな)

折角の誘いを堅苦しくしない程度に観察させてもらう事としよう。
そこから何か得られたかは、青霧のみぞ知る所である。
(02/22-18:41:21)
神代理央 >  
貴方の返答に満足そうに頷いた少年は、一度だけ腕時計に視線を落とす。
まあ、時間が無い訳では無い。多少ティータイムを楽しむくらいは許されるだろう。

「では行こうか。丁度昨日良い茶葉が入ってね。
普段はココアが好みなんだが、どうせなら其方の方が────」

そんな会話を続け乍ら、貴方を先導する様に本庁の奥へ。上へ。
学園都市の治安を守護する風紀委員会本部の伏魔殿。
しかしその一画には暫くの間…甘い匂いが、立ち込めていた、とか。
(02/22-18:28:48)