2024/10/03 のログ
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」に伊那美 環菜さんが現れました。
伊那美 環菜 > 「こんにちはー。
・・・ここがちぃくんの所属してる風紀委員の本部ね!」

門の守衛さんに挨拶して、雰囲気感じるレンガ造りの建物、風紀委員の本部庁舎を見上げる。
案内に従って一般向け窓口エリアに向かい、中に入ってまたうろうろと。

何か用事があってきたようではあるが、物珍しい内部の様子にも興味津々でもあるようだ。

「うーん・・・
あ、このチラシ今度秋の旅行とかあるんだ。」

うろうろ。

ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」に伊都波 悠薇さんが現れました。
伊都波 悠薇 >  
「よい、っしょ」

ことり、旅行前のやることを終えて。
といっても、自分に任されたのは掃除と整理整頓。
雑用くらいしか、任されることはないため、慣れた動きで書類の山を仕分けて資料室へ。

そして、一息ついてそろそろ帰ろうかと思った矢先……見覚えのない人。

……いつもなら、スルーか、どうしようとうろたえるところ。
だけど、100人まだ、間に合うの姉の言葉とプレゼントの言葉を嘘にしないために。

「ど、どうかいたしましゅたかっ?」

声をかけた。
ーーかんだ。

でも、腕には腕章。それはつまり、風紀である証だ。

伊那美 環菜 > 「交通安全のチラシもあるよねー、常世だともう運転免許もとれるんだ…。
っと、ええと…」

あちこち可能な範囲で見て回って、ようやく何かを探そうと。
そう思ったところにちょうど良く声をかけてもらえて。

「あっ、はい。
風紀委員のなり方について話を聞いてみたくて。」

ちら、と相手の腕章に目をやる。ちゃんと風紀の人だ。

「でもほら手続きとかはある程度調べたらいいんですけれど、
できたら風紀の人から直接話を聞いてみたくって。
自己紹介遅れました、かんな、伊那美 環菜といいます。最近常世学園に来ました。」

にこやかに微笑んで、握手をするように手をさしだした。

伊都波 悠薇 >  
「……風紀委員に?」

ほっとひと安心しながら、にこやかな表情。
……けれど、よくよく血色が悪い。体調が悪いのだろうか。
それともーー生まれつき、なのかなと思いながらも。

「あ、ご丁寧に。いとわはるか、と申します。伊那美さん、ですね。ようこそ、常世学園に、というのも可笑しいかもしれませんが、ようこそ」

自分が歓迎してもよいのかなと思いつつ。

「それにしても来て早々、風紀委員にとは、なにか気を引くものがありましたか?」

伊那美 環菜 > 「はい!」

疑問符に頷き、

「いとわはるかさんですね!
はるかさん… はるかちゃん… はるかせんぱい…?
あ、ありがとうございます。」

相手の名前を反芻して、歓迎に感謝を返す。
手を引っ込めると、

「ちぃくん――婚約者が風紀委員にいて。
所属したら一緒に働ける機会もあるかなってー」

のろけながら頬に手を当て、きゃっ、とつぶやいた。

伊都波 悠薇 >  
「あ、えと2年ですが、好きに呼んでいただけたら」

握手はちょっと、作業で手が汚れていて。
握らなかったーー……気分、悪くしていないと良いけれど。

とか、考えていたら。

「ひゃえ?」

とんでもない言葉が飛んできた。
こ、こんやくしゃ?

こんにゃくのしんせき、かな?
聞き間違いかもしれない。

「こ、婚約者、ですか? えっと、ちぃ、くん?」

……だれだ?

伊那美 環菜 > 「やっぱり先輩なんですね。
でもじゃあお言葉に甘えて…はるかちゃんで!」

握手は特に気にする様子はなく。
先輩も捨てがたかったけれど、風紀に入ってからよぶほうがいいかなと
他人行儀でないほうの呼び方を選ぶ。

「はい、むかしにけっこんの約束をしてて…だから婚約であってますよね?
ちぃくんは橘壱くんです。再会したのはつい最近ではあるんですけれど…。」

知っているのかな、と説いたげにしながら、名前を答えた。

伊都波 悠薇 >  
すごく、コミュ力が高い。
眩しい……風紀委員であり、先輩と言われたことが、なければ負けていたかもしれない。
あぁ、やっぱ、聞き間違いじゃなかったかぁ。
そうか、橘……

「た!?」

まさかの名前がでてきた。
え、あの橘さんか?
あの白衣を来て、女性に歯に衣着せぬ、褒め言葉を言うーー……ん?

なにかが、繋がった気がした。

「そ、そうなんですか。橘さんと。それは、おめでとうございます?」

なんだか、納得してしまった。大事なむかし、が聞こえていない。
それ以外の言葉のインパクトが大きすぎて耳を通過してしまったようだった。

伊那美 環菜 > 「ありがとうございます。
それでいまちぃくん風紀委員をやってるって聞いたから来て見ちゃいました。」

にこにこしておめでとうにありがとうを返す。

「ご存じなんですね。
それでせっかくだから近くにいれたらーって思ったんですけれど、
それだけで風紀委員に入るのも何か違う気もしてて。」

うーん、と少し悩むようなしぐさをしてみせる。
それから、相手の…悠薇さんのことをまっすぐ見て。

「だからですね。
はるかちゃんはどうして風紀委員になったのか、聞いてもいいですか?」

伊都波 悠薇 >  
「なるほど」

納得した。それは風紀委員になりたがるわけだ。
自分も似たようなものだから。

「活躍をされていらっしゃる方ですから」

知ってるには、深い意味はないと弁明の意味を込めて。

「そうですか? ちがう、でしょうか」

首をかしげた。覗く左目……

「私は、姉の側にいたくて、風紀委員になりましたから。十分な理由かと思いますよ

ーーその気持ちの上で、風紀委員として、頑張ろうと思えるのであれば」

気持ちは、そう。
でも、ここにいる意味があるのかと言われると別だ。
どの口が、と。しがみついている、自分が、と。
思いはするが、目の前の女性に、プラスの言葉をかけてあげたかったから。

伊那美 環菜 > 「活躍してるんですね。
さすがだなぁ…。」

やっぱりすごいちぃくんだ、と思う。
疑ったことはないが、こうしてちゃんと評価を聞けるとなおさら。

「・・・?」

こちらも、普段隠れ気味の目で見つめ返す。
答えを聞いて。

「姉のそばにいたくて。そのおねえ…ええと、姉が好きなんですね。
そっか、そういう理由で所属している人もいるんだ。」

口の端を持ちあげて、しみじみと喜ぶように。

「ありがとう。ちょっとだけ自信が付きました。
・・・はるかちゃんが風紀委員でよかったです。」

伊都波 悠薇 >  
「いいえ。事実を伝えただけですから」

風紀委員は、危険な職務だ。
気持ちだけでどうにかなることは少ないけれど、きっと、彼女の中で一番大きな気持ちだろうから。

「……そういえば、顔色悪いようですが大丈夫ですか?」

少し会話が弾んだから、流れで聞いてしまおうと。

「あ。明日は、委員会で旅行なんですよ。今すぐ入るかは、おいておいて、明日風紀委員の人にいろいろ話を聞くのもいいかもしれません。

ーー私は落ちこぼれ、なので」

婚約者なら、一緒に行くのも不思議ではないし。

伊那美 環菜 > 「顔色…あっ、肌の色なら異能の影響なんです。
やっぱり異能については確認されるのかな…。」

とりあえず健康だと、証明するようにぱたぱたと動いてみせ。

「あ、さっきチラシをちらっと見ました。
参加できるならそうですね。是非行ってみたいです。ちぃくんにも聞いてみます!
よかったらはるかちゃんの連絡先も教えてください。」

携帯を取り出してぐいぐいと聞き出そうと身を乗り出し。

「…風紀のお仕事に落ちこぼれとかあるんですか?
あ、実はすごいドジッこだとか…。かんなもほんと普通なので。」

お互い似た者同士なのかもしれないなー、と思いながらさらりと返した。

伊都波 悠薇 >  
「あ、異能の」

杞憂でよかったとひと安心。

「体調が悪いのでなかったならよかったです」

連絡先をとぐいぐいこられると、後ずさりしながら、連絡先を交換して。

「危ない仕事が多いですから。治安と、風紀を守る所謂警察みたいなものです。

私はまだ、一度も誰も守れたことがありません。目の前で死なせてしまったことしか」

思い出しながらも、あまり意識しないように。

「まぁ、ドジっ子も否定はできないかも、ですね。伊那美さんはこのあとは? 帰るようでしたら、帰りながら風紀委員ののこと知りうる限りお答えしますよ」

時計をみて、提案。
もし、あわなければ交換した連絡先を利用して教えればいいかなとか思いながら。