2024/10/04 のログ
伊那美 環菜 > 「はい!とても元気です。」

ぐっとちからこぶ。とくにできるわけでもないけれど。
こちらのも教えて連絡先を交換してもらって。

「説明にはきいていましたけれど、ほんと警察っぽい。
でもほら窓口とか事務作業も大事だと… 人が死んじゃうのもそれはそれでしょうがないと思うよ。」

死は普通のことだと言いたげに、自然に返事を返す。

「そうだねー、手続するにしてもまた今度でよさそうだし…
あっ、苗字じゃなくてかんなでいいよ、かんなで!連絡先も交換したし。
敬語でしゃべれって言われたらうん、がんばるけど…。」

ちょっと砕けた様子で、ついて帰るそぶりを見せる。
特にかんなの目当ての用事も済んだともいえるし、ちょうどよさそうでもあった。

伊都波 悠薇 >  
「……ーーそう、ですね」

死を、そう言ってしまえる。
間近にみても、それでも生きている次に眼を向けている、ように感じる彼女は風紀委員に向いているように思えた。
自分には、無理だから。

あの日の紅い、蟻の記憶が、まだ。
あの殺意が、あの少年の死が、まだ。

だから、自分にはそう言えない。
そんな気持ちと言葉に蓋をして。

「な、なまえよびは、ちょっと……れべるが、たかいです……」

コミュ障を発動しながら、一緒に帰路につくとする。
こんな可愛い、婚約者がいるのなら。
『言いなれている』のも納得だと改めて思いながら。

ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」から伊都波 悠薇さんが去りました。
伊那美 環菜 > 「そう?
じゃあ一文字ずつほら、かーーー」

連れあって一緒の帰りがてら、他愛もない話や風紀の話をいろいろ話ながら帰るだろうか。
かんなは楽しそうにしていたという。

ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」から伊那美 環菜さんが去りました。