2024/11/17 のログ
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」にオルニスさんが現れました。
■オルニス > ふんふんと鼻歌混じりに散歩道。
今日は何かと噂の風紀委員?の人がたくさん集まる場所の前。
別に何をしに来たというわけでもないのだけれど、この島のことはまだよくわからないし。
風紀委員の人のことはよくわからないし、というわけですこしばかりの人間観察。
流石に本庁の目の前だと悪目立ちするし、少し離れた休憩用のベンチに腰かけている。
手にはそのあたりの自販機で買ったホットなミルクティー。
どうしてホットミルク単体は売ってないんだろう……なんて少し考えながら、脚をプラプラさせて街並みを眺めていた。
此処の人達はどういうわけか少しせわしなくて、落ち着きがない……というわけじゃないけどあわただしい。
自警団みたいな存在みたいだし、トラブルの対処とかで大変なのだろうか?と、想像するしかないのだけれど。
「私もなにか仕事とか見つけないとかなぁ……」
ちょっとだけ自分のここでのするべきことに悩んだり。
いつもどおりぼーっとしている、もう日も沈んだ頃のことだった。
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」に能守重高さんが現れました。
■能守重高 > かつての古巣風紀委員会本庁が見える散歩道の一角に一つの小さな旋風が起きたかと思いきや、
その旋風がふわりと消え去ったとの同時に鴉の濡羽のような色合いと末広がりの服を身に纏った、
銀髪で尖り耳のダークエルフの女性がその場に現れた。何かしらの能力で現れたにしては自然な威力で、
丁度散歩道の端っこに現れたので何ら不思議ではな……。
「あちらはいつでも賑やかな場所であったと。」
さて、これからお勤めなので何かしらモブ学生に化けようかと、
誰に化けるのがよいのかと考えながらちょっと賑やかな風紀委員の群れの様子を見定める――
■オルニス > 「ぉ~……ダークエルフだ。
こっちで見るのは初めてだなぁ……っていうことは今のは魔法かな。
こっちにもいるんだなぁ、エルフ。
こんな都会に居たら自然がどうとかってすごく口うるさそうなのに……」
少なくとも自分の知るエルフというのは杖か弓を持ち、端正な顔立ちに尖った耳、そしていちいち説教臭いというのがお決まりであった。
あくまでも自分の元居た世界での一般的なエルフ像の話なので必ずしもそうというわけではないが……
こんな場所に来るエルフということは本質的に変わりはないのだろうか……なんて思わず目をやっている。
しかし随分真っ黒な服だな、と思たったけれど。
そう言えば自分も人のことは言えなかったな……
■能守重高 > 観察する側として風紀委員へと視線が向いていたので
逆に自身が観察されているとは気づいていないダークエルフは
誰の外見を借りようかと考えていたのだった。武装らしい武装は持っておらず、
ほぼ服装のみのダークエルフはんーんーと一頻り悩んだ挙句、
喉が渇いたので散歩道にある自販機へと足を進め、電子マネーでペットボトルを購入した。
少ししゃがんで取り出し口からボトルを取り出したときに視線にようやく気付き、その先を見たら。
「?????だれ??????」
高い空の色合いをした髪色をお持ちの翼を模した外套を纏った方が私を見ている??
体を起こしオルニスさんがいる方へと尋ねるような声音で声をかけてみようと試みた。
「こちらに視線を送って…ええと何か御用がありますか?」
とかく丁寧に努めようとしたら妙な発音になったのは許してほしい。
■オルニス > 「そんなかしこまらなくてもいいのに……」
ミルクティーを飲みながらその様子を眺めている……そこまで驚く事だったろうか。
高慢ちきなエルフとはどうやら違うみたいだ。
やたらと丁寧な言葉遣いをしてくるし……ある意味警戒してるともいえるのかな?
「こんばんは、わたしはオルニス。 最近『門』を通ってこちらにやってきたばかりの一年生、オルニスだよ。」
へら、と笑って挨拶を。
一先ずは自己紹介の一つでもしておくべきだろう。
だれ?っていってたし。
「用ってほどの用はないよ~?
ただ人間観察? をしてただけだから。
こっちに来たばっかりで右も左もわからないし、風紀委員っていうのがどういうものなのかなって観察してたの。
っていっても忙しそうだなーって感想しかわいてこなかったけどね?」
事件が起きてそうな場所についていくってわけにもいかないだろうし。
■能守重高 > 「あ、所作は素なので気に為さらないで下さると嬉しいです」
見た目はダークエルフ、中身はダークエルフっぽくない寧ろ違う。
ボトルを持っている手ではない手で軽くひらひらと振ってジェスチャーをした。
久方振りに人と会話をするので常世共通言語に問題は…なさそうなのでズレたことを心の中でチェックしながら、
オルニスと名乗った相手を見下ろして。ああ、へえ、門と聞いてちょっと複雑な顔をしたくらいです。
「『門』よりの訪問者でしたか… オルニスさま。名は覚えました。
名乗りをされれば此方も返さねば礼に反しますので…。
私は能守重高。3年生になりますね。」
ダークエルフっぽい名前ではなかった。見た目とのギャップが激しい。
風紀委員は四六時中忙しいイメージは前にいたことがあるから間違っていない。
なんていうか警察みたいな活動をしているらしいので忙しくない日はあるのかと知りたい位、
事件と事件と事故の処理をしているような組織らしい。
オルニスさんへと何んとなしに視線を向けて
「人間観察は大事です…。私もよくしますから。
風紀委員は委員会の中では多分多忙な組織ではないでしょうか。
前に属していた身からしても業務量はありましたが、全般的に忙しそうでした」
ボトルの封を切り 中のお茶を一口二口飲む。
■オルニス > 「? 門からの訪問者に思うところでもあった?」
妙な顔をするので少し不思議そうに、こてんと首をかしげてみせる。
と、いうか。あまりにこちら側になじんでいる、というか。
まるでこちら側で生まれたような名前だ。
こっちにも、遠い極東の地であれば似たような名前はあったけれど。
少なくともあっちはエルフの縄張りではなかったし。
うぅんと怪訝そうに唸ってしまった。
異世界、本当に事情がいろいろ複雑みたいだ。
「シゲタカ……シゲタカね。 うん。 たぶん覚えたよ。
女の人なのに、男の人みたいな名前なんだね?」
響き的になんというかとても硬いものを感じた。
少なくとも女性の名前につけるものではないようにおもう……
両親がつけたのかな……?
「? 今は風紀委員じゃないの?
それなら何委員さん? こうあん、ってやつ?」
■能守重高 > 「昔 門からやってきたので…相変わらず門は色々とやりますねと」
今まで同じ世界の出身者と出会わなかったので期待はしていないが
複雑怪奇していた顔は同じ世界の出身者と期待していたことを滲ませた。
色々と外見を弄っている身からすれば名前の違和感とダークエルフさ皆無の謎は滲む事だろう。
唸ってしまったオルニスさんの様子に無理もないとぼやくと、
「こちらでの通名が重高という事です。異世界渡りを巻き込まれた形で何度か受けまして、
一度目の時に名づけをされた時の名前ですね。一番馴染み髙いので使ってます。
名付け親は恩人ですが既に故人ですので名づけの謎は謎のままですね。
今は帰宅部です。あ、でも他に祭祀局は経験がありますよ?」
公安委員ですと名乗らなかったのは秘匿所属だから。
面識が初対面のオルニスさんとは 帰宅部 とだけ無所属な事を伝えたい。
■オルニス > 「昔……っていうと、3年生だから……少なくとも3年以上前?」
そうなると異世界生活的にはかなりの先輩になりそう。
それにしてもこうして聞くと門からやってきた人はそれなりの数がいるんだなと実感させられる。
異邦人街なんて地区ができるほどだからわかり切ってはいたのだけれど。
あっちの方にわざわざ足を運ぶ気になれなかっただけで。
なんならそれなりに学園の中ですれ違う程度にはやはり存在しているのだ。
「通り名……かぁ。異世界を何度もわたり歩いてるってこと?
それは……何というか大変だったね?
って、何処にも所属してなかったんだ……そして意外と自由なんだね……」
委員会、結構移動する人も多いのかな……なんて首を傾げた。
まぁ、仕事を変えるなんて向こうでもそう珍しい事でもないし、こっちでもわりと頻繁にあるのかも……
■能守重高 > 「そうです、3年か4年前か。
言葉を覚えるのに時間がかかりましたね、今は翻訳魔法とかいう
便利な代物がありますが、門から落ちた当時はそんな魔法の存在を知らず死に物狂いで覚えました。」
異世界生活で数えると一年単位で来たり戻ったりなのでたかが6年かその辺の先輩なだけ。
なんで数回も飛ばされるのだろうかと元の世界に戻りたいだけなのに最終的に戻れなかったので、
最早あきらめの境地になったダークエルフ?は馴染む為にも最初異邦人街にいたので何か手助け出来なくもない。
「何度か…何故か巻き込まれて。
その世界で覚えること覚えて違う世界でまた学んで、
幾つか名前も貰い、三つほどありますけど全て用途で使ってますね。
大変といえば大変ですが…所属は自由なのでその活動に興味があれば属するとよいですよ。
あ、一部は特殊能力とか魔力とか使えないと所属が難しい組織もありますけど。」
委員会や祭祀局や祓使とか…然り。
割と興味本位で組織を渡ったので今は表立っては属さずのんびりいるのもいいと。
■オルニス > 「たしかに……こっちの言葉はちょっと複雑すぎて覚えるのが大変だったかも。
私は魔法も使えるけど……ずっと使ってるのはさすがに疲れるし。
それならちょっと時間がかかっても自分で覚えた方が楽かなって勉強はしたよ。」
おかげさまで表に出られるようになるのに随分かかったけれど。
言葉も通じなければろくに生活することもままならないのだから、異世界ってなかなかハードだと思う。
「思い入れってやつかな……?
わたしにはまだわかんないや、名前は一個あれば十分だし。
興味……興味ねぇ。
どれもいまいちピンとこないからのんびり名が待てるっていうのはあるかも。
なんていうか……うん、わたしはもうちょっと自由に仕事とか選びたい……
いちいちあれをする係ってって決めちゃうのって馴染まなくって。」
たぶん、何でも屋みたいなことをやっていた弊害。
本職は別だけど……目の前でわざわざいうような職業でもなかったし。
■能守重高 > 「漢字、カタカナ、ひらがな…一つの言語にみっつの言葉遣い。
今も古語や難しい表現は使うことも理解することも難しい。
この世界には幸いなことに携帯端末という代物に辞書が入っているので
そこに幾つかインストールし、翻訳アプリも入れてどうにか生活が成り立つわけです」
今も現在進行形で粗相をしなければ言葉には不自由していない。
言葉は割と大事です、世界によっては余所者は格下に見られたり悪と見られがち。
溶け込むには見た目どうこうする前に言葉を習得することを勧める。
「そうです。名前は一つあれば十分です、普通は。
急がないものですよ、あえて属さないのも道です。
決める必要はないので自分が自由に選ぶとよいのです。
まだ来たばかりなので…一年間くらいは自由に過ごされては?
学生をするのもよし、バイトするのもよし、らしいですし。」
ここでの本職はあくまで学生と思っているので学ぶ事を第一にするのも、と。
ボトルのお茶をまたちびちび飲む。
■オルニス > 「なんていうか……今まで見てきたどの言語体系よりも複雑怪奇で目が回りそうだよ。
この世界、いや……この国っていうべきなのかな。
ここに住む人たちの言語絵の理解度は正直異常としか言いようがないよね……」
なんて肩をすくめてみせる。
流石にすべてを覚えるのは多分不可能だろうから、必要最低限の日常会話だけ。
あとは魔法と翻訳機械に全部お任せって寸法だ。
「そもそもどこかに属したことがないから……なんていうか億劫なんだよ。
シゲタカも帰宅部?ってことはどこにも所属してないってことなんだろうし。
よっぽど面白そうなことでもないと今のこの状態から抜け出すことはないだろうなぁ……」
正直なところ、異世界探索のようで楽しいといえば楽しいが。
こうして毎日特にこれと言ってやることもない、というのも若干苦痛ではある。
もちろん学業もあるけれど、そもそも元の世界では学校なんて通ってなかったし、通う必要もなかった。
それを急に学校で学べって言われても……と若干複雑な心境でもあるわけで。
「一年くらい自由に……かぁ。
自由に何をすればいいんだろうね……」
■能守重高 > 「この国の歴史を学んだら島国特有でありますが、
言語体系が複雑になったのも無理らしからぬ事でした。
この世界では屈指の習得率高難度の言語の一つですね。
識字率が昔もでしたが今も驚異的ですよ、上から下まで大体の人が読み書き出来ます。
恐ろしい事この上ない事です、誠にこの国は」
魔法が無かったら翻訳機械が無かったらなんていうか詰んでた。
ボトルのお茶を飲み切れば蓋をキュッと回して弄びながら、
オルニスさんへと視線を向け、
「お勧めは落ち着いた場所で過ごせる図書委員でしょうか。
今は帰宅部ですね…目標が出来たのでそれに向けてバイトを勤しむ有様です。
面白いことを見つけたいのであれば…生活委員や風紀委員か公安委員か…。」
今 調理師免許取りたくてバイトで勤務実績を貯めている最中。
学業に勤しみ、時間が足りていない。学生の身分のうちにやれること全部やりたいのだ。
元の世界?戻れそうにないし諦めたし今が充実しすぎて戻る気が失せた。
「私なら、学生生活を大いに満喫して調理免許取って店開業したい、という目標ありますね。
オルニスはまだ来たばかりなので 何をするを模索することから色々と試しましょう。そこからです。」
■オルニス > 「うぅん……図書委員ねぇ。
本を読むのは嫌いじゃないけど……なんか退屈そう。
……なんで面白いことを見つけたいなら生活委員や風紀に公安なの?
どっちかっていうと『危ない』の印象の方が強いけど。」
うん?と思わず首をかしげている。
表には存在しないはずのスラム街とか落第街、偽造学生証を使った二級生とか。
この島ならでわの、所謂正規の学生じゃないものを取り締まったりするのが風紀委員と聞いている。
もちろん普通に街にいる警邏兵みたいな仕事もあるんだろうけれど。
それと=面白いはどうにも虫日つけずらかった。
まぁ、ある意味そういうのを面白がれる人もいるんだろうけれど。
「いがいとしっかり将来設計してるんだ……
何をするのかを模索……ねぇ。
それが難しいからこうして人間観察してるんじゃないかぁ……」
ぐでーん。
ベンチに寄りかかるように夜空を見上げてしまった……
■能守重高 > 「退屈を嫌う?委員会じゃなければ、
新聞部とか…ああ、忘れてましたね、式典委員会とか、
専門スキルいりそうですけど興行部芸能課とかアイドルグループとか。
ああ、いえ、表も裏も区別なく面白い事に首を突っ込みたければ風紀と公安を。
危ないのも添える事になるのでああ、ではこれはなしで」
これはなしで、と何かをしまう仕草を虚空でさっとする仕草を。
元居た世界が割と特殊だったので全てが面白い事になってしまう。
その認識はここでは―オルニスには通じなかったのでなしとした。
「世捨て人とか隠居とかになるのはまだ早いかと思いまして。
将来設計は半年かけてやりました、通訳か料理人で悩みましたけど、
通訳は魔法でどうにかなりそうなのでまだ知らぬ料理を作って見たくて。
手当たり次第試してみてはいかがですか。能力を生かしてとか…」
オルニスが何できるか知らないので提案だけは投げておきたい。
ちらっとみえた夜空を何となく見上げてからゆっくりと伸びをし。
■オルニス > 「……アイドルは、うん。
ちょっと、どうかな……」
偶像になるのはなんていうか、なろうと思えばなれそうだけど
たぶんソロアイドルとかになるんだろうな、って考えたらすごくげんなりした。
そもそもなんでアイドルなんてあるんだ此処。
いや、元の世界にもあるにはあったけど……アイドル。
でもあっちのはグループだったしな……
というか……危険のある物を面白いに勘定できるってことはこの人もそういうことをしてきた人なんだろうな、と。
ほんのり目を細めた……まぁ、自分もできないこともないのだけど。
こんな平和な場所でわざわざ自分から首を突っ込む理由も今のところ、ない。
「能力……能力か。
空を飛べること以外、戦うこと以外に役に立つ能力なんてないしなぁ。
それにあの異能、ちょっと役立てるには見た目がよくないし……」
■能守重高 > 「偶像崇拝はちょっと、だと駄目ですよね…。
私もアイドルぅ!?って二度見しましたから。」
そんな崇め方はされたことがない、偶像崇拝の怖さは身を持って体験済み。
なんていうかアイドルはいるそんな学園。色々な意味で大きかった。何でもいるんだって。
色々とやってきたからこそダークエルフになっているって言えない。
本来の種族はそもそもダークエルフですらないし戻ることはない。
ここは平和な場所なのでエルフがいたからエルフになるのではなくダークエルフにしようと安易になったことは言えない。
「ゆっくりと探すとよいですよ、という色々とやって大失敗もしたし
様々な経験も得た先輩が助言できるのは一旦ここまでです。
そろそろ帰らないと…。」
空のボトルをリサイクルボックスに投入して戻ってきた。