2024/12/27 のログ
ご案内:「委員会街 中央通り」に伊都波 悠薇さんが現れました。
伊都波 悠薇 >  
姉が風邪を引いた。
その関係で、というわけではないが、代わりにがんばろうと思い実力不足ながら駆け回った休憩時間。

「ふぅ」

手にはとある冊子。
同人イベントのカタログ、だ。

風紀チェック、とは名ばかり。
ただ興味があって拝借したもののひとつ。

姉は風邪を引いているが、いけないわけではないし。

「あ」

ふと、目に止まったのはとある、歌手の、関連作品だ。

伊都波 悠薇 >  
歌手、といえば。

そういえば、お元気だろうかと思いつつ、結局お礼も言えていない。

ニュースや噂、では学校で会えるかもしれないがさて、そう簡単にいくことやら。

年内には難しそうだとおもいつつ、ぺらぺらり。

ふむふむ、大変面白そうなものがずらずらり。

今年は、行けるだろうか。
行けない、にしても取り寄せはできるようにマークはしておきたい。

そんなカタログに、熱中する休憩時間。

伊都波 悠薇 >  
昨今なかなか、ちゃんと会えていない人もそれなりに多数。
連絡できる人とは連絡をとっては、いるけれど……

「……それどころじゃ、ない、か」

自分の異能。
それがうっすら見えてくると『なにがあるか』わからないし。

来年に、ばったりなんてことは多いかもしれない。
そのときはちゃんと挨拶しないと……

「わ、この作品のもあるん……ん?」

なんか、名前に見覚えが。たまたまかもしれない。
いや、姉のグラビアなんてものがあったから、物色ーーこほん。注意、しないと。

ぺらぺら。
カタログ、奥深い。

伊都波 悠薇 >  
「……ふう」

カタログをぱたむと閉じて、立ち上がる。
確か、次は……見回りだ。
姉の予定していた担当地域。

気合いを一つ入れて、ゆっくり歩いていく。

(一人で見回り)

落第街のことを思い出す。
……最近、あのときのこと思い出すの多いな……

伊都波 悠薇 >  
調子は良い。
それが、『姉がそうだから』とは思いたくはないけれど。

「え、っと」

見回りは、姉がする予定だった、ルートはどう、だったか。

思い出すために端末を開き、確認。

ご案内:「委員会街 中央通り」にジャスパーさんが現れました。
ジャスパー >

「ふぃー…つっかれったあ…」

病院でいつものボランティア活動終わり
異能を使いすぎたからか流石に少し疲れた
寮への近道だからと、委員会街の通りを経由して帰るところだった

「~~~~~♪」

鼻唄を歌いながら、オモイカネを操作
今日のお宝情報が男子間で共有されていないかを確認していたところ有力な情報があり、目を奪われる

完全に、委員会街での足元及び前方不注意である
前から見回り中の美人が迫っていることにも、足元の微妙に盛り上がった地面にも気づかなかった

結果

「うぉあっ!へぶっ!」

オモイカネを放り出して女子の前でコケる大惨事
手を突いたものの、操作していた端末がずざーっと滑っていってしまった

伊都波 悠薇 >  
「え」

声と音がした。
慌てて顔をあげてそちらを見る。

「だ、大丈夫ですか?」

そーっと、声をかける。
大変な転びかたしてる気がする。

とても心配だ。

ジャスパー > 思いっきりコケたが手は地面についた
顔面は無事だ

「い、いててて。あ、ん?大丈夫大丈夫…………」

涼やかな声が聞こえる
まあ、手を貸されるまでもない
こんなもの本棚ゴーレムと対面した時に比べれば…

「…――――」

いや、また可愛いなおい…
第一印象、おどおどした印象は受けるが、それと反したDYNAMITEなバディ
深窓の令嬢といったところか

「万全!大丈夫だぜ!!こんなものコケたうちにも入らないって!」

コケたのは事実である
しゅばっと立ち上がってオーバーに敬礼してみよう

伊都波 悠薇 >  
「……あれ」

見覚えがある。そう、この人は。

「旅館にいた」

ぽつり、呟いたあと、敬礼する姿に眼をぱちくり。
うん、そう。確か、黒條さんと会話していたーー

「お怪我がないならよかったです」

右手で前髪を整えて目線を隠しながら、ほっと一息。

「寒い日だと、傷もより痛みますから気をつけてくださいね」

ジャスパー > 手はすりむいているが血はそれほど出ていない
絆創膏でも貼れば問題ない程度だ
それより、ぽつ、と呟いた言葉が気になった

「旅館?……あー。風紀委員さんたちとやったあれ!」

最近旅館といえばそれくらいしかない
見てみれば、確かに見覚えのあるような

「ありがとー。まあ大丈夫だ
えーっと…」

新たな友人のチャンスだ
頭の中でやったことのないスロットが回っている気がする

「あの時はギャーギャーやりすぎて記憶があいまいなんだけど…俺、ジャスパー。よろしく!」

いかにもな陽キャな感じで自分の顔の横で手を軽く振って自己紹介だ

伊都波 悠薇 >  
「はい。あのときは飲み物を注いだだけでご挨拶もせず、すみません」

軽く、そう返して。

「確かに、明るくて記憶に残ってます。盛り上げてくれてありがとうございました」

調子が良い。今日はすらすらしゃべれてる。

「いとわ はるかです。よろしくお願いいたします」

ジャスパー >
「いやいや~、そんなこと気にしてたらしょうがないって
覚えて貰ってて嬉しいぜ」

あの場できっちり全員に自己紹介しろというのは不可能だ
しかもかわいい子に覚えて貰ってるなんて最高だ
テンションが上がる

「あ、フルネームはジャスパー・エヴァンズ
…ん?いとわ…?ってことは……」

失礼ながら、一瞬視線を顔から下に向けてしまう

「リンカさんのえーっと…妹さん?」

珍しいお名前だから、そうかなとアタリを付けてみよう

伊都波 悠薇 >  
「はい」

あの旅館では大々的に姉が自分の紹介もしているし、そう紐付くのも想像できたから。

「英名……ということは、エヴァンズさん、ですかね?」

名字に当たるのはこっちかなと。

「姉をご存じなんですね。お世話になってます」

ぺこりと、お辞儀をひとつ。

ジャスパー > うんうん、と頷いた
合っているようでよかった

「どっちでもいーよ。別にこだわりないし
イケてるジャスパー、イケジャス、とかでもいいんだぜ!」

びっと調子乗りモード


「俺の方はーえっと、はるかちゃんでいい?
いとわさんだと混ざっちゃうかもしれないし…けど、姉妹で風紀委員…でいいのかな。すげーよな…」


一般生徒からすれば畏敬の対象だ
すげーやつ、という認識である

伊都波 悠薇 >  
「はい、イケジャスさん」

素直。
とても素直に受け取れた。
今日はうまくコミュニケーションとれているのでは!?

「はい。分かりにくくなるでしょうから」

名前呼びは恥ずかしいが、こればっかりは仕方ない。

「すごくはないですよ。お手伝い、みたいな感じですから」

ジャスパー > な、なにぃいいーーー!
ツッコミもなく素直に受け取られただと!
ここで遠慮されたりツッコミされたりするのがいつもの流れだったのに!

この子、素直すぎる…!

「…ふふ、そう。俺はイケジャス…
君のことも可愛いはるかちゃんの略、かわはるちゃんでいいかな!?
そんな謙遜することないって。すごいことだぜ、風紀委員ってのはさぁ…」

流石にこれはツッコミを入れざるを得ないだろう…!
褒めつつも、ばっと手を差し出してあだ名を進呈しよう

伊都波 悠薇 >  
「それは、あの……ちょっと……」

自分のはえぬじー、らしい。
両手の人差し指でばってんを、作った。
恥ずかしいので。

「あはは。はい、風紀委員の評価を落とさないように頑張ります、ね」

いつもならここで話が止まる、けど。
今日は。

「えと、イケジャスさんは、どうしてここに? なにかの用事帰り、ですか?」

ジャスパー > だめだった
ここでオーケーがでれば合法的に可愛いあだ名で呼べたのだが
自分に対しては控えめというか、遠慮しがちなようだ

「そんな自分を下げることないと思うけどなあ…
ん?そうそう。…あー……まあ隠してることでもないし、いっか」

別に喧伝することでもないのだが、何かの仕事かな?とも思うので話そう

「病院でちょっとしたボランティアやってきた帰りなんだ
俺の異能が少しだけ役立つみたいでさ」

ぽん、と掌に黒い球体を生み出す

「で、こっちが近道だからちょっと失礼して通らせてもらってたってだけさ
そこでコケちゃったからはるかちゃんの邪魔したのが心苦しいけどサ」

原因がお宝(グラビア関係)だから猶更

伊都波 悠薇 >  
「下げてるわけでは」

首を横にふる。
そういうのではない。恥ずかしいだけ。

「ボランティア」

ぽんと出た球体に、わっ、と驚いたように声を上げ眼をぱちくり。

「球体……? お、お掃除とかですか?」

連想したものを口にして。

「近道だったんですか。今後も使うならり気をつけて、くださいね」

ジャスパー >
「そーかぁ…まぁ、いいか
俺ら一般生徒は応援してるぜ。そうそう、ボランティア
例えば…『あー』……」

自分の声をその球体へ吹き込んで即再生
同じように、あー、と球体からジャスパーの声が放たれる

「こんな感じの異能なんだ
…ちょっと特別なのは、声帯が切れてるとかじゃなかったら声を録音できるんだ
だからこう、声が出せない人のお手伝い…って感じのことをたまーにやってる」

できないこともあるんだけどね、と付け加え

「そだなぁ…はるかちゃんに心配かけるわけにもいかないから、気を付けるぜ」

伊都波 悠薇 >  
凄いなと思う。
間近に見る、『異能』の使い方。

そんなに、見る機会は多くない。
こうして見せてくれることも。
だから。

「イケジャスさんは、ココロもイケてますね」

純粋に。
人のために、誰かのために。
そうできるのは凄いと思うのだ。

同時。異能を『使えている』。
その事実に、ほんのり浮かんだものに、蓋をして。

「はい。気をつけて」

そうしてくれるなら、良い。
だんだん、気恥ずかしくなってきたから俯いた。

ジャスパー > 大した能力ではないと自分では思っているから特に出し惜しみするものでもない
そこに、何かあるとは察せられずに

「へへ、そーぉ?
かわいいはるかちゃんに言われると嬉しくなるなあ」

流石に照れる
頭をぽりぽり掻きつつ、顔が熱くなっていく

「…ふっ、俯いてるよりは顔を上げたほうがかわいいぜ、はるかちゃん
あ、しまった。…はるかちゃんこそ、えーっと…見回りとか、用事とかあった?」

気付けば結構話し込んでしまっている
尊敬している風紀委員の仕事を邪魔している可能性に今更思い至って少し慌てよう

伊都波 悠薇 >  
「あはは」

なんだか、より気恥ずかしくなってきた。
顔を手で仰ぐ。寒いのに、仕草が合わない。

「とても、良い個性だと思いますよ」

うんうんと頷いて、誇ってほしいと純粋に思う。

「あ、はい。今日は代わりにやることが。ありがとうございます。気付かせていただいて」

うっかり、するところだった。

「では、イケジャスさん。またタイミングがあえば、是非……気をつけて、帰ってくださいね?」

ジャスパー > ジャスパーからしてみれば風紀委員!可愛い!優しい!で大三元だ
控えめなところも素敵だし頑張ってほしいという気持ちは強い

「さんきゅー
お、やっぱり?忙しいよなあ、風紀委員…」

体調には気を付けて欲しいと思いつつ

「おっけ。足元には特に気を付けるよ。ありがと
じゃ、俺はこれでー。はるかちゃんこそ気を付けて頑張れ~」

軽い調子で、ひらひら手を振って
男子寮などがある方面へ小走りで走っていこう――