2025/01/05 のログ
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」にイスラさんが現れました。
イスラ >  
「あっ、うっ……ぉ………」

その建物に踏み込むと、ばち、ばちんっ、と身体から火花が散った。
なるほど、魔術的な結界を張って強力な魔の存在の侵入を拒んでいるらしい。
それもかなりの強度。仕方ないから一旦力の大半を外に"置いておこう"か

Bună dispoziție! Ofițeri de poliție câini(御機嫌よう! 犬のおまわりさん達)

本庁入口。受付のカウンターに現れた吸血鬼は陽気に片手をひらひらと振りながら挨拶する。
……当然、本庁の委員会員達は怪訝な表情を浮かべている。
そりゃあそうか。用もなしに生徒が訪れる場所じゃないんだろうし。

イスラ >  
「何の用かって? えーっと、見にきた…じゃ要件にならない?
 社会見学、そう社会見学だね。この島を守る機構に興味があってさ。…事前に申請? ふーん……」

へらへらと笑みを浮かべながら受付と問答。
そう簡単に部外者は入れないらしい。さもありなん。

ゴネていると、学生証の提示を求められる。

「ああ…そっか、生徒じゃないとそりゃあ怪しまれるよね」

納得したように頷く───。

イスラ >  
「(このおねーさんを魅了(チャーム)しちゃえれば楽だったんだけどなぁ)」

仕方ないね、と制服のポケットをごそごそと探し──。

「ええっと…どの学生証なら入れてくれるの?」

───その両手から複数の生徒手帳を取り出し、バラバラと床へと散らかして見せた。

どれもが、落第街、あるいてはその付近で行方不明になった生徒のもの。
……そんなことまでは、中身を確認しなきゃわからないだろうけど。

それでもその異常性を認識した、瞬間に辺りを風紀委員に包囲された。

「………生徒手帳出せっていうから出したんじゃん」

むっすり膨れっ面。
いや、でも優秀だね。行動に淀みがない。

イスラ >  
「わかったわかった。日を改めるよ…。
 まったくもう、軽いジョークだって…」

しゃがみ込み、手帳を拾い集めて。

「これは予備でぇす。
 ──ほんとに何もしないってば。でていけばいいんでしょ?」

緊張感を崩さない包囲網
観念したように肩を含め、そそくさと本庁から離脱だ。

「…ヘンに目立っちゃったかな?
 ……まぁでも別に悪いことしたり騒いだわけでもないし…」

指名手配とかされないよね?なんてちらりと振り返りつつ…。

「うーん、次は何処にいってみようかな……」

ガイドマップを手に、吸血鬼は良い陽気の中を歩き去った。

ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」からイスラさんが去りました。