2025/01/05 のログ
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」にイスラさんが現れました。
■イスラ >
「あっ、うっ……ぉ………」
その建物に踏み込むと、ばち、ばちんっ、と身体から火花が散った。
なるほど、魔術的な結界を張って強力な魔の存在の侵入を拒んでいるらしい。
それもかなりの強度。仕方ないから一旦力の大半を外に"置いておこう"か
「Bună dispoziție! Ofițeri de poliție câini」
本庁入口。受付のカウンターに現れた吸血鬼は陽気に片手をひらひらと振りながら挨拶する。
……当然、本庁の委員会員達は怪訝な表情を浮かべている。
そりゃあそうか。用もなしに生徒が訪れる場所じゃないんだろうし。
■イスラ >
「何の用かって? えーっと、見にきた…じゃ要件にならない?
社会見学、そう社会見学だね。この島を守る機構に興味があってさ。…事前に申請? ふーん……」
へらへらと笑みを浮かべながら受付と問答。
そう簡単に部外者は入れないらしい。さもありなん。
ゴネていると、学生証の提示を求められる。
「ああ…そっか、生徒じゃないとそりゃあ怪しまれるよね」
納得したように頷く───。
■イスラ >
「(このおねーさんを魅了しちゃえれば楽だったんだけどなぁ)」
仕方ないね、と制服のポケットをごそごそと探し──。
「ええっと…どの学生証なら入れてくれるの?」
───その両手から複数の生徒手帳を取り出し、バラバラと床へと散らかして見せた。
どれもが、落第街、あるいてはその付近で行方不明になった生徒のもの。
……そんなことまでは、中身を確認しなきゃわからないだろうけど。
それでもその異常性を認識した、瞬間に辺りを風紀委員に包囲された。
「………生徒手帳出せっていうから出したんじゃん」
むっすり膨れっ面。
いや、でも優秀だね。行動に淀みがない。
■イスラ >
「わかったわかった。日を改めるよ…。
まったくもう、軽いジョークだって…」
しゃがみ込み、手帳を拾い集めて。
「これは予備でぇす。
──ほんとに何もしないってば。でていけばいいんでしょ?」
緊張感を崩さない包囲網
観念したように肩を含め、そそくさと本庁から離脱だ。
「…ヘンに目立っちゃったかな?
……まぁでも別に悪いことしたり騒いだわけでもないし…」
指名手配とかされないよね?なんてちらりと振り返りつつ…。
「うーん、次は何処にいってみようかな……」
ガイドマップを手に、吸血鬼は良い陽気の中を歩き去った。
ご案内:「委員会街 風紀委員会本庁」からイスラさんが去りました。