概要(クリックで展開/格納)委員会街の中央部に存在するその名の通りの「総合庁舎」。
最近完成したばかりの、委員会街の中では最も新しく出来た庁舎であり、極めて現代的な地上30階・地下3階の超高層ビルである。
委員会の部局や関連組織などのオフィスや会議室などが多く置かれているものの、各種委員会には独立した庁舎が存在するため、委員会の「本部」が置かれているわけではない。
地上5階までが一般学生などに対する言わば「役所」として機能しており、それより上の階層は各種委員会のための領域となっている。

委員会間での連絡や、委員会合同での会議を行う際の利便性などを向上させるための庁舎として「総合庁舎」は存在する。
それぞれの委員会同士での連携の重要性が高いことはいうまでないが、その連携を明確に行うために「総合庁舎」は作られた。
委員会の「本部」が「総合庁舎」に置かれているわけではないものの、他の委員会との連絡を頻繁に行う渉外担当の部署や、委員会合同部隊の本部などの多くはこの「総合庁舎」に置かれている。
総合庁舎内は多くの会議室や委員会共同で利用が可能な資料室、合同捜査・作戦室等が存在し、異なる委員会所属の委員同士の交流を促進させるような設備も多く存在する。
具体的には休憩室や食堂・カフェ・バー・大浴場の類である。

一般学生や教職員が委員会への複数の申請などを行う場合、「総合庁舎」であれば一度の来庁でそれらを行うことが可能である。
また、一般学生より持ち込まれた問題を各種委員会の担当部署に連絡することも行われる。
ただし、人手が足りているわけではないため待ち時間は基本的にかなり長めである。
担当委員会や部署が明確に分かる場合は直接委員会の庁舎を訪ねたほうが早いことも少なくない。
加えて、込み入った内容の場合は「総合庁舎」ではなく各種委員会の庁舎への案内がなされることもある。

「総合庁舎」の窓口業務などは主に「生活委員会」が担当しているものの、「生活委員会」への負担が大きくなりすぎないように各種委員会の総務部門の委員の協力も要請されている。
また、それでも手が足りない繁忙期の(学期始・学期末、試験機関など)の場合、一般学生へのアルバイト募集がかけられる。このアルバイトは単位として認定される。

待ち時間の短縮のため、手続き類については自動化が進められている。庁舎に実際に赴かなくとも、学生手帳や電子端末から手続きを行うことが可能な申請も少なくない。
各種委員会の委員への負担を減らすための措置として様々な施策が講じられている。
ただし、常世学園の性格上個々人の学生や教職員に個別の配慮や対応を行う必要が生じる場合もあるため、完全な自動化が行われているわけではない。
人の手はまだまだ必要であるということである。

委員会の出張所の寄り合いである「総合庁舎」ではなく、委員会全ての「本部」を統合した中央合同庁舎設立の話も時折提案されてはいるものの、設備移転の難しさや保安上の問題など様々な理由から見送られ続けている。

フロアガイド
1F~5F ロビー・総合案内・食堂(1F)、各種窓口(1~5F)
6~28F 各種委員会オフィス、会議室、合同捜査・作戦室、休憩室・仮眠室・喫煙室など
29F バー「御諸山」
30F 大浴場
B1~2F 資料室
B3F 合同取調室

【PL向け情報】各種委員会の出張オフィスや窓口など存在する総合庁舎です。
新規に設立された庁舎という設定になります(現実における2024/06/25時点)。
総合庁舎に本局の類が存在する委員会の一部署などの設定も可能です。
注意点として、この総合庁舎に委員会の「本部」は存在しないことが挙げられます。
各種委員会の本部庁舎はそれぞれ委員会街に個別に存在します。

選択した場所に入室します。

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参加者(0):ROM(1)
Time:21:17:19 更新


ご案内:「委員会総合庁舎 ロビー・総合案内」から伊都波 悠薇さんが去りました。 (02/12-23:36:26)
伊都波 悠薇 >  
ラノベのページを捲る。
いちまい、にまい。

助けて貰った。姉に。
でも、『それだけじゃだめ』だと。

言われている気がする。
じゃあ。どうしたら?

なんてーー

……だれにもいえない。

ラノベでは。
誰かと愛を語り合っているシーンだった。

「……なにも、ないと良いけどな」

ーーいとわ はるかさん、どうぞー。

立ち上がる。ゆっくりと、番号の方へ。

「はい」

ーーいいや。なにも、ないようにするんだ

今年はきっと、自分の天秤の年だ。


窓口で手続きを終えて、家へと。
(02/12-23:36:23)
伊都波 悠薇 >  
天秤は、研究者によるとある、らしい。
だから念のため、その手続きにきたわけだけど。

証明は難しい。

対象は、果たして誰なのか。
姉、だと思うのだけれど。

ーー違ったらどうしよう。

もし、誰かのマイナスの要因になっている、としたら。

ゾッとする。

「……そんなはず、ないか」

言い聞かせるように。
だったら、今までと同じでいい。

自分が、マイナスのほうがまだいい。
あぁ、これが。

「お姉ちゃんが感じてたことなのかな」
(02/12-23:28:41)
伊都波 悠薇 >  
このラノベは、愛を語る物語らしい。
愛とか、難しいけれど。

読んでいると涙が出るし、笑みも出る。
……それを抱くのは。

あるのかな、何て思う。

どう、なんだろうか。

「愛は、優しい人ほど、抱きやすい。いいや、抱かずにはいられない」

なら……

「……私にはなさそうかも」

姉が。

そこに、いるように感じるからーー

なんて。

「難しいなぁ」

人混み、待合でぽつり。
(02/12-23:23:01)
伊都波 悠薇 >  
「……待つしかないかな」

苦笑しつつ。

この時期、このあとの入学生もいるだろうし。
そのための手続きとか、いろいろあったり……する、のか?

まぁ、とにもかくにも。
待合のソファーに座り、昨日から取り組んでいるラノベの続きを読んで待つことにする。
(02/12-23:16:24)
ご案内:「委員会総合庁舎 ロビー・総合案内」に伊都波 悠薇さんが現れました。 (02/12-23:14:33)
伊都波 悠薇 >  
「お疲れ様でした」

見回りがおわり、コンビのひとと別れる。

最近、ちゃんと話してくれる人も増えた。
それはそれとして、まだいろいろと評価は残っているみたいだけれど。

荷物をまとめて。

「……あ」

忘れていた。
更新手続き。そのため、やってきたのだけど。

「うわ、混んでる」

すごい人混みであった。

(02/12-22:22:01)
ご案内:「委員会総合庁舎 ロビー・総合案内」に伊都波 悠薇さんが現れました。 (02/12-22:20:03)
ご案内:「委員会総合庁舎 生活委員会窓口」から夢野盧生さんが去りました。 (02/03-23:44:27)
ご案内:「委員会総合庁舎 生活委員会窓口」に夢野盧生さんが現れました。 (02/03-23:43:39)
ご案内:「委員会総合庁舎 生活委員会窓口」から夢野盧生さんが去りました。 (02/03-23:36:52)
夢野盧生 >  
……それが少し前のことで。
僕は今、願ったとおりに「万妖邸」に住んでいる。
文芸サークル『常世志異文会』を主催し、怪異なる世界を物語として書き留めようとしている。

物語として編めるのであれば。
きっと僕も、この世界を愛することができるだろう。

そして、盧生のように夢から目覚め、何かの教訓を得て、生きていくのだ。
そうあって、ほしい。
(02/03-23:36:28)
夢野盧生 >  
あらかた説明は終わった。
知るべきことはまだまだ多いのだろうが、一回の説明でそれを受け止めきれるはずもない。
それができるなら、このような学園も作られることはなかっただろう。
生活委員の少女は、今回の面談の締めくくりにかかった。

『それでは吉野さん……』

僕はその言葉を遮った。

「失礼、これからはこう名乗ろうと思っているんです」

この世界が夢なのであれば。
あるいは、僕が属していた世界が死んだのならば。
名は新たにすべきだ。
僕の家族も友人も、この世にはもういない。
かつての名前に未練もない。

夢野(ゆめの)盧生(ろせい)、と」

夢野盧生。そう名乗った。
大学時代、筆名として使おうとしていた名前だ。
安直に過ぎる名前かもしれないが、今の僕にはちょうどいい。

「ああ、それと。まだ聞きたいことがあったんです」

そして、今回の面談のもう一つの目的を果たさなければならない。

「同好会やサークルの設立申請はどこに出せば?」
(02/03-23:34:18)
夢野盧生 >  
彼女もまた、僕の言葉に対して曖昧な笑みを返した。
僕の境遇を考えれば、軽く言葉を差し挟めるようなことではないと思ったのかもしれない。

その後、生活面に関するいろいろな説明を受けた。
異邦人相手のフローなども十分用意されているのだろう。
淀みなく説明は行われ、僕はこの島のこと、学園での生活のことを理解することができた。
事前の調査ではわからなかったことも、この説明で知ることができた。
そうして実感した。僕が知っている世界はやはり、既に死んだのだ。
あるいは、ここはやはり夢なのだ、と。
何にせよ、僕は異邦人のようなものだ。その実感を新たにした。

説明を聞きながら、この地球の歴史に関する説明を読む。
大変容以前の世界にも、異能や魔術は存在していたという。
だが、僕はそんなものを見たことはなかったし、それらは幻想のものだった。
実際には存在していたなどと言われても納得するのは難しい。
僕は、大変容を経験していないのだから。
大変容ですべてが移り変わっていくさまを、実感として得たわけではないのだ。

現実に現れたそれを、僕は果たして飲み込むことができるだろうか。
飲み込みたいと、思っているのだろうか。

きっと思ってはいない。
目覚めたときのために、この神怪な世界のことを物語として書き留めておこうと決めているのだから。
(02/03-23:27:14)
夢野盧生 >  
『そうですか……警告はしましたからね』

生活委員の少女はため息を吐いて、机に並べていたパンフレットを一つにまとめて立て、とんとんと指で揃えていく。
手提げ袋にそれらのパンフレットをしまうと、それを僕に差し出した。
完全に諦めたわけではないらしい。
僕はそれをありがたく受け取っておくとした。

『それでは、こちらが学生手帳です。
 無料配布モデルの「タジマモリ」です。
 おせっかいかもしれませんけど、生活委員の相談アドレスを学生手帳に登録させてもらいました。
 もし何か困ったことがあれば連絡してくださいね。
 役立つアプリとかも色々と設定しておきましたから』

少女は机の上に一つの端末を置いた。
噂に聞く学生手帳だ。
かつての携帯電話の進化系……ということらしい。
僕が高校や大学時代に持っていた生徒手帳・学生証とは大きく異なっている。
色々とソフトウェアを入れてくれたらしいが、まずは使い方を覚えるのが大変だろう。
「オモイカネ」というモデルもあるらしいが、それは有償らしい。
今の僕にはまだ必要のないものだ。多機能もきっと使いこなせまい。

とはいえ、大変容で変わったものに比べれば、これぐらいはなんでもないことだ。
僕は学生手帳を受け取ると、使い方の記載された冊子も受け取った。
本来ならこれらの説明パンフレットも電子化や魔術化されているのだろうが、きっと僕に配慮したのだ。

「まあ、それはおいおい。
 まずは自分の目で見てみようと思います。
 僕にとっては、何もかもが真新しいというか、夢のようなので」

本心だ。
僕にとっては、一つの眠りから覚めた瞬間に、世界のすべてが変わっていた。
ならばそれは、きっと夢なのだ。夢であってほしい。
それを確認するために僕はここに来た。
あるいは、絶望を正しく認識するために。

曖昧な笑みで僕は彼女の言葉を牽制する。
助けを求めているわけではない。
きっと、この世界に馴染みたいわけでもない。
仮初の客でありたいのだ。
荘子の胡蝶之夢のように、現実の荘周と夢の中の胡蝶、そのどちらであっても良いとは思うことはできない。
(02/03-23:20:10)