2024/06/17 のログ
ご案内:「学生通り」に倖月 保志さんが現れました。
倖月 保志 >  
「ここが庶民の通う通学路ですか~」
「ボク自身確かにここを通った事はあるんですけどそれは送迎の車という話で、実際にこうして自分の足で歩いてみるというのは初めてなんですよねえ~」

うわあ~と驚きの声を上げる少年。
その腕には風紀委員である証の腕章がつけられており風紀委員支給の制服も着用済み。
物珍しげにキョロキョロとあちこち見まわる彼は果たして風紀委員としてどうなんだろう?
それでも背中に大きな太刀を背負っているから見た目にインパクトはあるようだが

「パトロール中ですけど…ああ~どれも珍しくて視線があちこちにいってしまいますねえ~」

現在は学生通りでのパトロール任務にあたる。
落第街とか危険区域に比べれば遥かに安全な任務だ。
少なくとも新人の風紀委員に与えられる仕事としては妥当だろう。

倖月 保志 >  
「ん~異常は特にありませんかねえ~」
「まあ、異常があればそれはそれで問題でしょうけど」

風紀委員見習い(試運転期間でもある)になったからには風紀委員の証である制服とか色々支給された。
その中には通信機という機械も含まれていた。
インカム式でボタン一つで本部や通信担当者に要請ができるものだ。
新人はまずはこれを身に着けて解決できない異変などがあれば応援を要請しろとのことだ。

「まあ、ここでは純粋な命のやり取りはなさそうですし平和ですねえ」
「ボクの実家に比べれば…昼寝もしたくなりますねえ~。あー、でもこの気温ですと少々汗が不快ですねえ」

特に事件などはない。
保志も暑いからシャワー浴びたいな~など自分の汗とか気にしていてかなり能天気だった。

倖月 保志 >  
「それにしても庶民はいつもこの道を歩いているのですねえ~」
「毎日、講義が始まる1時間、2時間とか早めに起きて…準備して交通機関を利用して後はここを歩いて登校…」
「うーん、やっぱり庶民は大変ですねえ~使用人達に車で送迎してもらって…最悪タクシーを捕まえればいいのに、それすら出来ない程にお金がないんですねえ~」

特に深い意味はない。
ただ、この道を自分の足でパトロールすることで下の人間を知って、考えるのだ。
それにしても保志自身は飢えやら節約やらに無縁の恵まれすぎた生活を送ってきたのだから毎日金銭のやりくりに頭を悩ませる苦学生とかの気持ちが分からない。
分からずにどうにも嫌味な言葉として発してしまったらしい。

周囲からは保志に向けての視線。
だが保志はどこ吹く風

「あれ?ボク何か悪い事でも言いましたかねえ?」

ご案内:「学生通り」から倖月 保志さんが去りました。