2024/08/01 のログ
ご案内:「学生通り」にアーヴァリティさんが現れました。
アーヴァリティ > 「ちょっとおっそめ~のお昼ご飯の~時間だー!」

学生通りの真ん中で叫んでるせいでなんか見られてる。
なんだ、文句でもあるのか。くすぐるぞ。
もう15時過ぎててお昼ご飯って言うには遅いけど、まあ食べてないから仕方ないね。
学食でも良かったんだけど、今日は学食じゃない気分。
金欠だからそんなこと言ってる余裕はないけど、たまにはね。

「今日はまだ食べた事がないものにしようっ
でもあんまり高いものも食べられないしな。むむ、どうしようかな」

学食ってすごくて、いろいろあるんだよね。
まだ全部食べた訳じゃないけど、あそこにないものを食べるのはちょっと難易度が高いかもしれない。
学食にした方がよかったかな。
思案顔。

「ま、探せば見つかるでしょ。」

足で稼ぐぞっ。腹の虫が鳴る前にな!

アーヴァリティ > 「カレーは食べた。カフェは無理だ。パンは~この店は前来たっけ」

飲食店を指さし確認。
食べたものと高い物は除外していく。なんだかんだこっちに来て…え~っと2週間ぐらいは経ってる。
手の届く範囲で食べてないものというのも減ってきている。

「あっラーメン!げ、高い」

この前の担々麺を思い出すなぁ!
って思ったけど、メニューを見た感じちょっと高い。
これを食べちゃうと明日は昼抜きになってしまう…むむむ

「今度にしよ~」

赤くていい感じのラーメンがあっただけに残念。
身体がしなしなになっていくのを感じるよ。
とぼとぼと店の前を離れる。かなしい。

「何か…あ、あの店は?」

ちょっと行った所で見つけたのは…角鶴製麺…何て読むんだろう?つのづる?かくづる?
看板的に麺類かな?えっと、多分うどん?

「この前すごい混んでたお店だ。えっと…え?!半額?!」

のぼりを見るとなんと!一部メニューが半額らしい!
これは!チャンス!食べるしかない!

「決めた!今日はここにしよう!レッツうどん!」

店内でちょっと並んでるみたいだけど、半額には勝てない!いくぞー!
列もそれほど長くないみたいだし、最後尾で待とう!

アーヴァリティ > 「ほうほう、釜揚げうどんが半額なんだ。この値段なら…大でもいける…!」

店内の看板を見るといろんなメニューが並んでる。
その中で今日は釜揚げうどんってのが半額らしい。
どうにも毎月一日は半額みたい。ありがたいね。
他にもいろんなうどんがある。中でも…カレーうどん…これは…

「うう、次は。次こそは食べる!」

カレーと別の料理のコラボレーション。絶対うまい…
おっと、涎が出てきた。危ない危ない。
この前見た時は確か丁度お昼時で、凄い並んでた事を考えると人気店なのかな?
期待しちゃうね。

「あ、はい!釜揚げうどんの大きいのお願いします!」

店員さんが注文を聞いてくれた。
ここで注文して、あっちで受け取って~

「なるほど~こういうお店もあるんだ」

奥でお会計して、その奥に食べるスペースがあるらしい。
なるほど~と腕を組む。

アーヴァリティ > 「ありがとうございます!」

店員さんがお待たせしましたって木の器をくれた。
真っ白い麺と…お湯?が入ってる。
もしかしてスープないの?むむむ。

って思ってレーンを進もうとしたら呼び止められた。

「え?あ!それもなんですね!ありがとうございます!」

黒い小さな器もボクのだったらしい。
中には…黒い…なんだろう?
匂いは…いい匂い!

でもこれどうやって食べるんだ?

「これでお願いします!」

硬貨を渡してお会計。
う~ん半額とはいえ安い。学食と同じぐらいの値段だ。
ふふふ、学食にしなくて正解だった。
うどんも初めてだし丁度良さ抜群!

レシートとおつりを貰って席につく。

ついたんだけど…

「…?どう…食べるんだろう?」

割った割りばしをもって首をかしげる。
お湯にこの黒いのいれるの?いやでも…
え?どう食べるんだ?これ

ご案内:「学生通り」に緋月さんが現れました。
緋月 > 「ふー、暑い!」

新たに入店してくる人影ひとつ。
グレーの髪をポニーテールにした、書生服姿の少女だ。
腰には刀袋を差し、この真夏のクソ暑い中、何の酔狂か暗い赤色の外套(マント)まで着ている。

「ふぅむ…釜揚げ半額……。」

ちょっと心が揺れる表記。
だが、やはりこの夏は贅沢してなんぼというものだ。

「すみません、ざるうどんの大盛り一つお願いします!」

半額を蹴ってざるうどん。しかも大盛り。
サイドオーダーでとり天まで付けている。何たる贅沢か。

「……混んでますね。」

無事注文の品を手に、会計も済ませたが、割と店内が込んでいる。
おひとり様で贅沢を言える状態ではない。相席は必至だろう。
さてどこにするべきか、と書生服姿の少女はきょろきょろと店内を眺める。

アーヴァリティ > 「むむむむむ」

なんだこれは。どう食べるんだ?!
麺がお湯に入ってて…まあスープに浸かってて。
更に謎の黒いスープ?がある。
なんで分けてるんだ?一体これはどう食べるんだ???

いくら首をひねっても思いつかない。
多分今凄い挙動不審だよボク。
だって隣の人が焦って逃げてったもん。
ごめんね知らない人。悪気はないんだよ。許して。

「と、とりあえず
食べてみる…?」

恐る恐る。麺を箸でつまんで、そのまま食べてみる。

「チュルリ…うん。あんまり…味しないね?」

なんだこれ?!やっぱりお湯だよね?
やっぱりこの黒いのをこっちに入れるの?わかんない!!!

緋月 > 「――おや。」

急に席を立っていった方がひとり。
どういう訳かは分からぬが、これは好機。
お盆を手にひょいと足を進め、隣の方に軽く声を掛ける。

「失礼します、お隣、よいでしょうか?」

ブレザーを着た女の子。恐らく学園の生徒さんだろう。
何やら困っているように見えるが。

アーヴァリティ > 「あ、はい!どうぞ!」

ふり向いたら女の子。制服じゃないし学生じゃおおなんか剣ぶら下げてる!
とりあえず隣はおっけい!でもまた逃げてかないといいけど。
そうだ、せっかく話しかけてもらったし、ついでに聞いてみようかな。

「あの、良かったら教えてほしいんですけど~
これって、どう食べるんですか?
初めてで~全然分かんなくて~」

上目遣いに聞いてみる。って言ってもそんなに背丈変わんないけど。
助けて!

緋月 > 「かたじけない、では失礼します。」

元気な…いや、少々焦った感じのする?返事に、とりあえず笑顔でお礼を返しながら着席。
席についてざるうどんを前に、箸を手にしてぱん、と軽く両手をあわせ、いざいただきます――という所で。

「む、何かお困りですか――――はぁ。
このうどんの食べ方がわからない、と?」

ちょっと鳩が豆鉄砲喰らったような表情になってしまった気もする。
見た所、お湯の張られた桶に入っている以外はざるうどんとほぼ似たようなもの…ああ、さてはこれが半額の。
それで、このうどんの食べ方が分からない、と。

(…外国から来られた方でしょうか?)

とはいえ、食で困っている人は見過ごせない。
幸い、こちらと食べ方は似たようなものだ。贅沢を選択した己に少し感謝。

「ええとですね、このうどんはこのつけだしに漬けて召し上がるのです。
こんな感じに、です。」

自身のざるうどんに箸を伸ばし、空いている手で軽くつけだしの入った容器を持ち上げる。
ちゃぷ、とうどんをだしにつけ、つるつる。
うむ、美味い。

「――と、こんな感じです。」

アーヴァリティ > 「そうなんです!」

なんか呆れられてる気がする!
常識なのか?これって常識なのか?!
許して!ボク人間の食べ物なんて全然食べたこと無いの!

「え?麺をこっちにつけるんですか!
なるほど~」

その発想は無かった!
手を叩いて納得!笑顔になっちゃう。
隣に座った子とボクのメニューは違うけど、よく見ると?同じような感じみたい。
実践してもらってるのを見て、マネする。

「これをもって…」

左手でだし?の器をもって右手のお箸でうどんを一本掴む。
それをだしに全部いれて。
そして、すする!

「美味しい!」

これがだしの味なのかな?
さっきとは全然違う、ちゃんと味がついている!

「ありがとうございますー!助かりました!」

小さく頭を下げてお礼する。
危なかった~多分だしをお湯に入れてたら終わってた。
命の…はちょっと大げさだけど、恩人だ!

もう一本掴んで、つけて、すする。
おいし~!

緋月 > 「いやいや、初めて目にしたのでは、分からないのも仕方ないかも知れませんゆえ。」

軽く微笑んで流しながら、自身もざるうどんをつるつる。
うむ、よく冷えていておいしい。
辛い食で汗を流すのも良いが、やはり夏はざるのうどんやそばが最もおいしく感じられる。

「このような器にだしやスープの類が入っている麺類は、概ねこのようにして食べるものです。
ざるそばや、ラーメンでもつけ麺というものがありますから。
覚えておくと損はありませんよ。」

類似する麺類の名を挙げて、次に困る事がないように予め教えて置く事にした。
これで同じ状況に陥る事はそうそうないだろう。

さて、そろそろとり天にかかっても良い頃合いだろう。
二つあるうちの一つに箸を伸ばし、ちょいとだしに漬ける。
とり天そのものにも味があるので本来は必要ないのだが、この食べ方が意外といけるのだ。
さくり、と一口。

「~~~~、おいしい…!」

だしを適度に吸い込んだ衣と鶏肉の触感がたまらない。
至福のひと時。

アーヴァリティ > 「なるほどなるほど!勉強になります!」

麺類というとあの担々麺のイメージが一強だったけど、こんな食べ方をするものもいくつもあるのか!
食べてみたい。そのうち食べに行こう。
お金を稼げるようになってから。
にしてもいい人だ。ありがたや。

それにしても、だしって美味しい。
これは何にでも合いそうだな~なんて考えてたら隣の子が丁度ボクの発想を実現してくれた。
だしがついた…なんだろう?
確かなんとか天だったと思うけど。
美味しそう…

うどんをすすりながらちらちら。

緋月 > 「……む?」

少し視線を感じる。しかも近い。軽く横目で確認。
やはりお隣さんだ。ちらちらと…自分を見ている?
いや違った、見ているのは主にとり天だ。

(……ははぁ。)

どうやら、自分の食べ方を目にして興味を持ったと見える。
……少し勿体ない気もするが。

(いやいや、二つもあるのです。これも何かの縁!)

表向きには出さないように、ちょっと我慢を噛み殺しながら、とり天が一つ乗ったお皿をブレザーの少女に差し出す。

「よろしければお一つどうぞ。ちょうど、二つありますから。」

アーヴァリティ > 「え?!いいんですか!」

ちらちら見てたのを気づかれてたのかな?!
なんか悪いけど、くれるなら…!

「ありがとうございます!お金全然ないので本当にうれしいです!」

頭を深く下げてお皿を受け取る。
恩人通り越したな。なんだろう?大恩人?

「お金稼げるようになったら倍で返します!いただきます!」

この前の悪魔さんとの契約を思い出す。
契約じゃないけど、今回もそれでお返ししよう。
ついでにマジックアイテムも添えよう。

もらったなんとか天をお箸で掴んで、ちょっとつける。
隣の子の食べ方の真似。こんだけでいいのかな?

「あむ…
…!美味しい!」

これは、美味しい!さっきから美味しいしか言ってないけど、美味しいもんは美味しい。
塩味とだしの香りがよくマッチしてる!
なんとか天のちょっとたんぱくな味とのギャップも良い…いいものをもらった~。
食が進む。
つけて、食べて、味わって。
またつけて食べて味わう。
一回なんとか天を置いてうどんの方もつけてすする。
同じだしなのに別の楽しみ方が出来るとは…恐るべしだし。

緋月 > 「いやいや、こうしてお隣同士になったのも何かのご縁。
私の奢りでよいですよ。お気遣いなく。」

自分もここに来て間もない頃は食に随分と困ったものだ。
その時の事や、食事を奢って貰った事からすれば、この程度の事はなんて事はない!
今度は自分の番、ただそれだけだ!

「おいしいですか?
それはとり天といって鶏肉の天ぷら…まあ揚げた食べ物ですが、此処では他の種類も売っていますよ。
このように食すのならさつまいもやかぼちゃの天ぷらも良いですし、かけうどんに乗せるなら
かき揚げが一押しというものです。」

まあ、最後は自分が選んだものが一番なのですが!と締め括り、自分もうどんをすする合間にとり天をさくさく。
時にはそのままの味わいを楽しみ、時には贅沢にだしに漬けてのとり天の味わいはたまらない。

嗚呼、なんという贅沢。お腹と心が満たされる。

アーヴァリティ > 「ほんほうに…ありがほうございまふ!」

心の広い人だ…感謝感謝。
もぐもぐ。

「鳥…鳥って美味しい鳥もいるんですね~」

この前襲ってきた鳥野郎を思い出す。
あいつの肉も美味しいのかな?流石にもう腐ってそうだなー。はぎ取っておけばよかった。

「今度他の天ぷらも食べてみます!色々ありがとうございます!
食べ物について全然知らないので!」

サツマイモ、カボチャ。どんなお肉なんだろう。
食べてみたいね。

…あっ気づいたらとり天の最後の一口…ばいばいとり天。
もぐもぐ。おいしぃ