2024/08/02 のログ
■緋月 > 「おや……もしかして、あなたも「他所」からこちらに?
ああ、心配しなくても私も「他所」から来た者です。随分前にこちらに来て、今は生徒の身分です。」
美味しい鳥、という言葉が引っ掛かり、訊ねてみる事に。
もし違う世界から来ていたのなら、これまた奇妙な縁だ。
「此処はお値段的に割と気軽に出入り出来ますからね。
何を食べるか迷った時は、こういったお店は本当に助かります。
気に入る天ぷらやおうどんが見つかると良いですね。」
天ぷらばかりでなく、ご飯ものもあるので、暫く通っても飽きがこないのが良い所。
今度来た時は梅のおにぎりでも頼もうかと思いつつ、気が付けば綺麗にうどんととり天を平らげていた。
「ふぅ…ご馳走様でした。」
箸を置くと、ぱん、と軽く手を合わせる。
食事への感謝は欠かさない。
■アーヴァリティ > 「はい!そうなんですよ!と言っても記憶はないんですけどね~
恩人様もそうなんですね!ボクも二週間ぐらい前にきて、この前生徒になりました!」
前の世界の事、本当は人間じゃなかった事は誤魔化す。
本当は人間じゃないってバレたら大変だ。討伐対象になりかねない。
「はい!また来ようと思います!」
と言ってもしばらくはこの釜揚げうどん生活だろう。
なんなら次は大じゃなくて並だろうし天ぷらは食べられないだろうね。
とほほ。
「ごちそうさまでした!」
あっという間にうどんもなくなってしまった。
満足感ともっと食べたいって気持ちが同時にある。
食事っていいね…
■緋月 > 「おお、随分最近来られたのですね。
記憶がないのでしたら、此処に来た時はさぞ困った事でしょう。」
素直に信じている書生服姿の少女。
大変だったろうに、という雰囲気が駄々洩れ。自身の経験もある。
「おうどんは気に入られましたか?
カップのうどんだともう少し安いのですが…後片付けとゴミ捨てがありますからね。」
困った時のカップ麺。でもゴミが出やすいので、あまり頼らないようにもしている。
「ふふ、元気ですね。やはり、美味しい食事は元気をくれます!」
こちらも満足感に満たされている。おいしいご飯は幸せの元。
食事は大事。
「さて、と。そろそろ帰らなくては…と、そうだ。
お名前を伺ってもよろしいですか? あ、私は緋月と申します。」
折角の縁は大事にしたい。名前くらいは訊いてもよいだろう。
訊ねる側の礼儀として先に名乗る事は忘れない。
■アーヴァリティ > 「転移荒野に放り出されたんですよ~
でもすぐに保護してもらえたんでラッキーでした!」
みんながみんな保護してもらえる訳ではないのか。
よく考えたらそうか。今のところ転移荒野での遭遇は半分が鳥野郎、あとはでっかい犬と最後に保護してくれたしげたかさんだ。そう考えると如何にラッキーだったかが分かる。
「カップ?そんなのもあるんだ」
なんだろうそれは。今度調べてみよう!
美味しいといいな。きっとおいしいだろう。
「あ、はい!ボクはアーヴァリティです!
とり天ありがとうございました!」
笑顔で明るくしっかり名乗る。
ひづきさんね。憶えた!
■緋月 > 「ああ、やはり他所から来られる方はあそこに来る事が多いのですね…。
私も気が付いたらあの荒野に放り出されていて、随分苦労しました…。
アーヴァリティさんですね、よろしくお願いします。」
ほろり。寝泊まり出来る部屋が見つかるまでの苦労をちょっとだけ思いだした。
直ぐに保護して貰えたブレザーの少女は幸運だと言えるだろう。
名前を聞けば、しっかりと覚えつつ小さく一礼。
「はい、コンビニエンスストアやスーパーなどで売っていますよ。
作るのにお湯が必要ですが、それほど難しくはないはずです。」
もしかしたらかつての自分と同じにお金に困っているかも知れない。
それなら、カップ麺の類は…健康にはともかく、ものを選べば懐には優しい筈。
念の為教えて置く事にした。
「さて、と。では私はそろそろ行きますね。
もし学園や、他の所で会う事があったら、よろしくです。
では、失礼します。」
先に席を立つと、食器の載ったお盆を持って返却口へ戻しに行く。
そのまま帰ろうとした所で少し考え、お持ち帰りの振って混ぜるうどんを二人分、買っていく事にした。
(せっかくなので緋彩さんの分と合わせて買って戻りましょう。
おかずにちょうどいい分量ですし。)
振って混ぜるうどんが二人前入った袋を手に、店を退店していく書生服姿の少女であった。
■アーヴァリティ > 「はい!緋月さんよろしくおねがいします!」
此方からもお辞儀。
あの荒野を一人で歩くのは…大変そう。
剣持ってるって言っても、大変だったろうなあ。
「おー!今度買ってみます!ありがとうございます!」
確か寮に備え付けのお湯沸かし器があったはず!
それで作ろう。
「さようなら緋月さん!また会いましょう!」
姿が見えなくなるまで手を振…ろうと思ったけど、何か店員さんと話してるし手を下ろす。
そうだ、こんなにおいしいだしを単体で飲んだらどうなるんだろう。美味しいのでは?
「…飲むものじゃないかも?」
濃い。
もう一口。
うん、飲むものじゃなさそう。
その後は、緋月さんに倣って板を返して店を出た。
明日は授業日だし、今からは暇だし。
少し探索して帰ろうかな!
ご案内:「学生通り」から緋月さんが去りました。
ご案内:「学生通り」からアーヴァリティさんが去りました。