2024/08/03 のログ
ご案内:「学生通り」に武知 一実さんが現れました。
武知 一実 >  
「あっちぃ……」

炎天下、と言っても言葉が弱いんじゃないかと思える休日の昼下がり。
オレは学生通りにやって来ていた。手には大きなビニール袋と、長トング。
そう、ゴミ拾いの基本装備だ。トングは軍手と選べた。

「……にしたってよぉ、もうちょい陽が傾いてからとかあんだろ」

学生通りの美化活動にボランティア参加、経緯を簡単に言うならこうなる。
夏休みに暇を持て余してはいたし、夏休みの特別補習を担当していた先生からも暇ならどうかと打診されたので参加してみたが。
何かする前から既に後悔モードだ。だってクッソ暑いんだもんよ。

これはもうさっさとノルマを達成して涼しいところで時間切れを待つしかない。
そんなわけで、無意味にガチャンガチャンとトングを鳴らしながら学生通りを歩くオレである。

え?パーカーを脱げばマシになるのではって?
いーや、パーカー着用(これ)は譲れねえ。