2024/12/28 のログ
御崎 眞 >   
「お国柄ってのは言癒えて妙だな、まぁ常世学園は多国籍島… みたいなもんだが」

それでもやはり割合としては日本の色が濃いと言ってもいいだろう。

「そうだな、さっきは男女の話になったが、家族で過ごすのも一般的だ… 皆でご馳走とケーキを食べて、夜に子供が寝ると大人はこっそり枕元にプレゼントを置いてな… 」

てっぺんに巨大な星がついたツリーを見上げる、此処まで巨大なツリーを飾り付けるのにどれだけかかったのだろう、異能や魔術を使ったりもしたんだろうか。

よくみると周囲にはさらさらと白雪が舞っている… いや、これも何らかの異能によるものか、手に触れると冷たく無く、そのまま溶けて消えた。

「―― 朝になると、子供はそれを開いて『サンタさんがいい子にしてたから来てくれた』と喜ぶのさ、そしていつか大人になって子供を作ったら、今度は自分の子供にそれをやる、そういうお祭りだよ」

此処に家族でいる、って奴は少ないだろうから男女が目立つのもあるんだろうな、と続けながら  一つ、息を吐いた。

「プレゼント、最後に貰ったのは何時だったかな」

覗き込むように首をかしげてくるオルニスに零した言葉は、自分自身への疑問符を兼ねたもので。

「覚えてないんだ、何時まで楽しみにしてたのかも… それこそ、オルニスよりも小さい頃は、楽しみにしてたと思うんだけどな」

オルニスの家庭環境は知らない、というか、この世界より過酷な場所にいたとするなら、俺よりももっと『悪い』状況だった可能性の方が高いだろう。

「… オルニスはきっと好きになれるさ、プレゼント、送ってくれる相手も山ほど作れそうだし」

オルニス > 「へぇ……こっちの大人は大変だね。
 足音を立てないスキルにプレゼントを買う余裕までなくちゃいけないんだ。
 わたしはご馳走かプレゼントどっちかでも十分嬉しいけどな……」

なんにしても贅沢なはなしだな、と思う。
こっちではそれが当たり前なのかもしれないけれど。
ご馳走にプレゼント、生まれてこの方縁のない言葉がいきなり二つも並んでしまった。
そういうことなら街中がこれだけにぎやかなのもわかる気もする。
つまるところ平和な世界である証みたいなものなんだろう。

「友達からもらったりしないの?
 ……あ、そういえばこっちでは私が最初の友達だったんだっけ。」

一々言葉が鋭いというか遠慮がないのである。
悪意のない鋭さがマコトを襲うかもしれない……

「じゃぁわたしはマコトにプレゼント送るよ。
 サンタの格好だからちょうどいいよね。
 マコト、今年はいい子にしてた?」
 

御崎 眞 >   
「まぁ、普通の大人はそれが楽しいんだろう、子供は鎹… とかも言うし、子供と言うのは可愛い物なんだろうから」

実際に持ったこと何て当然無いが、あくまで一般論としてそう答える
あくまで、一般論だ、普通はそういうもののはずだ。

「… だからお前なぁ」

ちくりと刺さる棘を受けながら返せたのは『オルニスならそれくらい言うな… 』という言葉の範疇だったからだろう。
嫌な信頼もあったもんだな、何て胸の中で零しつつ、続く言葉に思わず目を瞬いた。

「… は?」

続く言葉も、まぁ、あり得ないとは思ってなかったけど、思わず聞き返してしまったのは悪くないと思う。

「いや… いい子かどうかで言うと微妙じゃないか、自分でいうのも何だが」

いい子だった、と返すのも恥ずかしいやら、いい子じゃなかった、とただ言うのもどうなんだ?と思うやら。

「それ、要するに自分もプレゼント欲しいって言ってるか?まぁ、別に構わないが… 」

… 之だと、まるでこっちがプレゼント交換を催促したみたいになるな、どうも、オルニスと話すと何時も後手に回りっぱなしな気がする。

オルニス > 「カスガイ……?」

ニホンゴ、難しい……時々よくわからない概念が飛び出してくるから困ったものだ。

「ふふっ……」

返される言葉にくすりとした笑いで返す。
まぁ今は友達もできただろうし時効時効。

「ん? 私がプレゼント送るのは何かおかしかった?」

ふむ?と聞き返してくるマコトに不思議そうな顔を返す。
親とか恋人が良いなら友達が送っても問題ないだろうと思っていたんだけれど。

「え、微妙なの? 何か悪い事でもしてた?
 あ、わたしもプレゼントもらえる感じ?
 やったね! もらえるなら何が良いかな……そもそもどれくらいまでならいいんだろう……
 そういうのってやったことないから感覚がよくわからないんだよねぇ……
 マコトならどういうのを頼むの?」

ねぇねぇと誠の袖を引く様子は子供らしいというか年相応というか、少しばかり幼くも見えるかもしれない。
いや、もともと仕草は子供っぽい所はあるかもしれないが……

御崎 眞 >   
「あぁ、流石に分からないか、貝の一種で… 何て、説明してたら日が暮れるな」

何度か訓練に付き合ってもらっている礼も余りしていない事だし、一度しっかり言葉や… 祭りについて教えるのも悪くないかもな、何て考えている自分がいた。

「いや… おかしい、とまではいわないがな、友達同士でプレゼントを贈り合うのは… よくある事だし」

それでも男女では… と言いかけて、よく考えたら性別、聞いてないなと余りにも今更な事に気づいた、完全に女だと思ってみていたけれど。

「まぁ、少しな」

多分、嘘。

「あんまり引っ張るな、伸びる… !そうだな、まぁ… お互い学生同士だし、あんまり高いものはな
それこそ高くても数千円で手に入るものが無難じゃないか?あんまり高いと貰った側も気にするだろうし… あくまで一般論だけど」

くいくいと引いてくるオルニスの姿は、何と言うか可愛らしいとしか言いようがない、勿論口にする事は無いけれど。
少しだけ口元が綻んだのを隠すようにしながら、そうだな、と少し思案して。

「後はまぁ、クリスマスにちなんだものとかだな… それこそここのフェアで売ってるような
食べ物でもいいし、ちょっとしたもの… 冬場ならそうだな、マフラーとか帽子とか… 」

適当に幾つか、プレゼントの案を上げる、これから送り合う相手に説明するのも不思議な気分だが。
まぁ、来年からの予行練習と考えれば悪くは――
  …来年の事を今から考えるのは、流石に気が早すぎるだろ。

ご案内:「学生通り」からオルニスさんが去りました。
ご案内:「学生通り」にオルニスさんが現れました。
オルニス > 「日が暮れるのは構わないけど……別に急いでるわけでもないし。
 でも時間が勿体無いっていうのはちょっとあるかもね?
 せっかくお祭りで2人でいるんだしさ。
 おかしくないなら2人でパーッと楽しもうよ!
 一年に一度しかないんだしさ?
 私も色々教えて欲しいし、マコトも1人じゃないし、一石二鳥って奴だね!」

えっへん、と胸を張ってすごいでしょうというポーズだ。
別に何もすごいわけではないのだけど、やたらと自信ありげだ。
性別に関しては外見ではわからないだろう……聞かれなければ当然応える気配もなし。
元々本人が男女をあまり気にしていない事も原因の一つかもしれないが。

「じゃぁ来年からいい子にするってことで?
 高くても数千円……結構リーズナブルなんだね?
 ふむ、ふむ。 マフラーや帽子……」

ふむ、と何やら考えながらマコトを見上げて……

「いくらなんでもその格好は『ナイ』からプレゼントって事でマコトの服でも買いに行こう!
 あ、私のはマフラーでいいよ?」

若干図々しい上に失礼であった。

御崎 眞 >  
「今日で無くても出来る事だからな」

クリスマスの買い物は、この時期ならではの事ではあるだろうから、
流石にそれを優先した方がいい、と思うぐらいの気持ちはあった。

「一石二鳥、ね、それは知ってるんだな?
まぁ、それなら… 楽しむか」

… ちら、とオルニスを見る、やはり似合ってるな… 服もだけど、やはり本人の素材が言い、って事何だろう。
あんまり見ると気づかれそうだが… うん、やっぱりわからない、流石に性別を面と向かって聞くのも無理な話だし。

取りあえず、一旦気にしない事にした。

「… まぁ、じゃあお互いに努力目標って事で」

いい子にする、か… いい子って何だろうな。

「友達同士なら複数人に上げる事もあるし、あんまり高くても相手が気後れしたりするしな
これがまぁ、恋人同士とかならもっと奮発してもいいかもしれないが… 
或いは手作りで何か送ったり、そこら辺は人に依るだろうさ」

それで、どうする?と聞いて答えて来た言葉は、やはり何と言うかオルニスらしいと思ってしまうもので。

「他の服も一応あるが… そう言う事なら今日は付き合ってやる、服屋ならよさげなマフラーも見つかるだろうし」

そのままゆっくりと巨大なツリーの元を通り過ぎるように歩き出す。

「じゃあ、買い終わったら序にケーキでも買うか?」

何て自然に口に出来たのは、まぁ、この相手に歯に衣着せてもしょうがないと自分でもわかっているからだろうか。

オルニス > 「?」

見られていることには気が付いているけれど、何を気にしているのかはわかっていないゆえに首を傾げる程度におさまっている。
服かわいいよね?とスカートをつまんで見せたり。

「気後れ……ねぇ。
 まぁ貰う相手がよそよそしくなったんじゃ面白くないし、何事もほどほどにってことなのかなぁ。
 あ、手作りも楽しそうだね?
 今回は流石に時間がないから手作りってわけにはいかないけどさ。
 来年は何か作ってあげようか?
 まぁ来年も私がここにいたらだけどね〜」

どうせそんなすぐには出られないだろうけど、と少し笑って。
もし作るなら何がいいだろう、と考える。
武器……は流石に物騒すぎるか。

「えっ!? ケーキもいいの? じゃぁマコトの部屋で一緒に食べよー!
 流石に外で食べるのは寒いもんね!!」

既にたかる気満々だった。

御崎 眞 >   
「… 」

つまむ仕草に、何とも言えない気分になる、可愛らしい、んだが… 。
それ以外の気持ちが喉元をせりあがりそうになるのを、飲みこんだ。

「何事もほどほどに、そう言う事だな
… おいおい、もう来年の話か?鬼が笑うぞ… 何て、それも知らないか」

後で序に、バレンタインや節分辺りまでは教えてやってもいいかもしれない…
どうせ今日は一日一緒にいる事になりそうだし、暇つぶしで。

「… いやいいけど、金なら多少は余裕があるしな」

流石に異世界人のオルニスの方が手持ちは少ないだろう、多分。
それに、まぁ… それで此処まで喜んでくれるなら友達付き合いとしても安いもんだし。

「その代わり、また今度練習付き合ってくれよ?」

何て軽口を叩きながら、服屋へと足を進めていくのだった。

オルニス > 「鬼って極東のゴブリンのことだよね……なんで来年の話をするとゴブリンが笑うんだろう……」

やっぱりこっちの言葉は難しい……

「やった。
 どんなケーキがあるのか今から楽しみだねぇ。
 やっぱりここは王道のショートケーキ…いや、ちょっと贅沢してチーズケーキ…」

行く前からケーキに想像を膨らませ…

「うん? うん、それはもちろん!
 中途半端に教えるのが一番危ないからね!!
 マコトに何かあって責任問われても嫌だし、ちゃんと最後まで面倒見るよ〜!」

任せて!とマコトの背中をまたバシンと叩きながら後ろをついて行く。
通り過ぎるツリーや人混みを一度振り返って……

「……ほんと平和だよねぇ。」

この世界の平和を噛み締めながらご機嫌な鼻歌を歌うのだった。

ご案内:「学生通り」からオルニスさんが去りました。
ご案内:「学生通り」から御崎 眞さんが去りました。